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アリエッタホテル 出来立てのホテルに泊まる [宿泊記(関西)]

 <<イタリア風!って感じの外観
オープン前から気になっているホテルがあった。その名も「アリエッタホテル&オステリア」。東京に本拠を置くルネッサンスホテルグループが大阪のビジネスの中心地本町に建設していたホテルである。大雑把に言ってしまうとビジネスホテルに分類されるが、いわゆるデザイナーズホテルである。デザインコンセプトは「イタリアンとアジアンを融合させたラグジュアリー空間」なんだそうである。周囲を新旧のオフィスビルに囲まれた中に赤い壁の14階建の建物は開業前からいやでも目立っていた。それだけに泊まってみたいとの欲求を強く掻き立てられるのだ。5月10日のオープンから10日も経っていないうちに早速宿泊してみた。

▲天井の高いロビーにはソファがずらり(朝食時に撮影)。柱には鏡が設置され
 フロントからの死角を解消している。

立地は地下鉄御堂筋線・中央線の本町駅から徒歩約3分。本町通の一つ北の通りを御堂筋から東に入ればすぐ。丸紅本社の斜め裏、ヴィアーレ大阪(大阪市職員互助組合の厚生施設)の真正面に建つ。赤と白の派手な外観とテント屋根ですぐにわかる。

▲11階エレベータホール

フロントは2階なので階段かエレベータでアプローチする。ドアを入るとこじんまりとしたロビーが迎えてくれる。フロントでチェックインすると同時にバスケットに入ったアメニティ類から必要なものを選択する。これは先日利用した「ベストウエスタン和歌山」と同じである。(基本的なセットは客室に備えてある)。
随分と重いキーを受け取りアサインされた1107号室に向かおうとエレベータに乗り込む。ちなみに1階からのエレベータとは別になっており客室へのエレベータはフロント前を通らねば乗れない配置になっている。なかなかしっかりしたセキュリティである。ただし、1基しかないので待たされることが多かった。
今回予約した部屋はスーペリアシングル。3タイプあるシングルの中では中間に当たり最も部屋数が多い。料金はオープン記念プランで¥6,500(朝食込み・正価は¥8,900)。

▲スペースの大部分はベッド。ベッドの上にのっているのは・・・

興奮した面持ちでドアを開ける。入ってすぐの壁面に先日宿泊した「ドーミーイン梅田東」同様スリットがあり、そこにキーについているタグを差し込むと室内電源がオンになる仕掛け。17平米の客室を見渡すとまず1400ミリ幅のベッドが空間の大部分を占めている。私が拘る椅子はライティングデスクのものだけで寛げるのはベッドの上だけ。これだけのスペースがあるのだから小型のソファでも入れれば良いのにと思ってしまう。窓の外にはごちゃごちゃとしたビル街が見えるだけ。低層階では悲惨だろうと思い高層階をリクエストしておいたのでまだましか。

▲POP類が一切なくすっきり。テレビはユニデン製。赤い時計がアクセント。

続いて浴室。ここがかなりのスペースを占めており随分ゆったりとした配置になっている。壁面の市松模様のタイルが鮮やか。バスタブにちょっとした工夫がしてあるのが面白い。シャワーはモード切り替えはないものの水圧は十分。ただし、毛髪が数本残っていたのは減点。

▲バスタブは右半分が少し深い。手前の内壁はもたれやすいよう2段階に傾斜。


▲ベッドの上にあったのはアメニティバスケットでした

さて、翌朝。朝食は6:30~9:30まで2階のロビーで供される。専用のスペースではなくロビーそのものだ。当然定員は少なく待つはめになり隣接するPCコーナー(無料PC3台)で時間をつぶす。朝食の内容はというとコーヒー、ジュース、パン(4種類程度)、ヨーグルト、シリアルといったところ。食器類は全て紙製品。まあ、ないよりましといったところか。
食後部屋に戻りシャワーを浴び、もう一眠りする。ありがたいことに、このホテルはチェックアウトが正午なのである。この料金、このハードで正午まで利用可。半端なシティホテルは益々集客に苦労するだろう。ちょうどNHKの関西ローカル番組にロイヤルホテル社長が出演しており如何にゲストの視線で考えニーズを先取りするか力説していた。
正午ぎりぎりまでゴロゴロしてチェックアウト。フロントクラークのハキハキした挨拶に送られ日曜の静かなビジネス街を淀屋橋へと向かった。

▲東側から撮ったら逆さまでした

ルネッサンスホテルグループ http://www.thehotel.co.jp/


タグ:ホテル 大阪
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コメント 7

UZ

チェックアウトが正午なのは魅力的ですね。夜遅くまで飲んで朝寝する時に多少の時間を気にしなくてすみますから。ちなみにご存知かと思いますが、このホテルの他チェーン店でも同様にチェックアウトが正午になっていました。
by UZ (2007-05-21 00:00) 

nmatsu01

日曜日の朝、大阪のNHKでロイヤルホテルが出ていたそうですね。(あとで知りました。)
このホテル、出張の時に使ってみたいです!
by nmatsu01 (2007-05-21 00:10) 

サットン

UZさん、こんにちは。

チェックアウト時間の1時間の差は大きいですね。おっしゃるとおり夜遅くまで飲んで帰ってくるゲストが多く深夜の騒音には少々ウンザリしましたが。
このグループはサットンプレイスホテルなるブランドもあり私のHNみたいで妙に親しみを感じてしまいます(笑)。

nmatsu01さん、いらっしゃいませ。
ロイヤルホテルの佃社長がゲストでした。19日の朝刊に今期をもって会長に退く人事が出ていたばかりの絶妙のタイミング。話題の中心は旗艦ホテルであるリーガロイヤルホテルの「ナチュラルコンフォートタワーズ」の客室造りの裏話でした。同社長は利用したホテルのテーブルセッティングなどを事細かにスケッチにしているそうです。元銀行マンとは思えませんね。
by サットン (2007-05-21 08:50) 

最近、ヴィラ・フォンテーヌやザ・ビーなど、
ちょっとオシャレなビジネスホテル増えましたね。
デスクの上の面倒くさいPOPがないのがいいです。
ソファはひとつほしいですねー。
ヴィラ・フォンテーヌはマッサージ機がありました。
by (2007-05-21 11:32) 

サットン

コールドターキーさん、こんばんは。

本当に最近のビジネスホテルの質的な充実振りは目を見張るものがありますね。各チェーンが個性を打ち出していますしね。ビジネスホテルという表現がピッタリこない気がします。看板だけで商売をしていた旧態依然とした老舗ホテルは淘汰されていって当然だと思います。

POPがないのは一利用者としてはスッキリしていて歓迎ですが、広告屋さんのコールドターキーさんは仕事に響くのでは?
by サットン (2007-05-21 23:32) 

>広告屋さんのコールドターキーさんは仕事に響くのでは?
そうですね(笑) でも、客が嫌がるところに置くPOPなら
意味ないですし、広告屋とはいえ、いち消費者の目は一緒です。
by (2007-05-23 00:57) 

サットン

コールドターキーさん

ホントですね。ホテルによってはレストランの案内、お土産のカタログ、クレジットカードの入会申込書などなど所狭しと並べているところもありますね。ああいうのを見ると両手でバサッと落としたくなります。なんの為のデスクなんだって!
by サットン (2007-05-23 18:07) 

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