伊丹ウオッチャー日誌 070527 [空の旅]
伊丹夏の風物詩
※この記事は2007年5月27日のものです。
午前11時頃だっただろうか、頭上を通過するヒコーキの音が何時もと違う。・・・こちらに向いて離陸している。普段、私の実家は伊丹への着陸コースの真下に当たるのだが、今日は何時もとは逆の離着陸となっているようだ。これは夏特有の南風が吹いていることを物語る。ヒコーキは離着陸に際してはより揚力を得るために向かい風を利用する。早朝は通常どおりのオペレーションだったので急に風向きが変わったのだろう。私は髭もそらずに自転車をとばし通いなれた千里川土手に急いだ。いつまた風向が変わるかわからない。
▲いつもの千里川土手から撮るとこんな感じ。ヒコーキの標本?
ところが、千里川の撮影スポットに着くと人影はまばら。不思議に思っていたら町の古老といった感じの爺さんが話しかけてきた。「風向き変わったから皆あっちへ移動したで」と空港南西側のスカイランド原田の方を指差す。「ここじゃ迫力ある写真撮れんねや」。それでも私はこちらに向かって離陸してくる迫力あるシーンを期待してカメラを構えていた。B滑走路北端にANA機が進入した。合図灯の光が眩い。さあ、滑走開始!と思っていると遥か向こうで宙に浮き私の頭上を通過する頃には相当な高度に達していた。やはり、年寄りの言うことは聞くもんだ。
▲離陸するANA B767 この日はANAにとって最悪の日となった。
慌ててスカイランドに向かう。が、妙に離着陸ともに間隔が開いている。そうだ、今日は未明からANAの旅客システムがダウンし欠航便も出ているとニュースが流れていた。
▲そんなANAを尻目にJALのB777 先得ジェットが飛び立つ
▲2・3時間でいつもどおりの離発着 今日も黄砂の為かボンバルディアCRJがB滑走路に
▲B滑走路に向かうANAスターアライアンス機の上をDHC8がA滑走路に最終アプローチ
▲ぐるりとターンしてB滑走路に進入 目の前での180度ターンは見応え十分
▲こちらは通常塗装のANA B777-200 今日一日ご苦労さんでした
お疲れ様です。
離着陸の撮影は私の経験上難しいですね。手ぶれ補正を作動させてもタイミングが合わないことが多いですし。
ボンバルディアCRJはお世辞抜きでよく撮れましたね。今年1月に成田で見かけて以来ですから久しく遭遇していません。
私も時間を見つけて撮りに行きたくなりました。
by UZ (2007-06-10 23:43)
僕の実家はいま、小松空港の比較的そばなので、
至近距離でいつも旅客機を見ていたので慣れいたのですが、
先日、久々にみたら大迫力でした(笑)
自衛隊も近いので、ファントムなんて当たり前のように
飛んでたし、家は当然、全家庭、市の手当で防音です。
考えてみると、すごい環境・・・
by (2007-06-11 11:19)
nmatsu01さん
niceありがとうございます!
UZさん
ヒコーキの撮影は難しいですね。相手が相手だけに追っかけるのが精一杯です。伊丹には何度も通っていますが、このざまです。最近カメラを光学ファインダー付きのパワーショットに変えたので少しはましなのが撮れるかなと思っておりますが。
コールドターキーさん
関西は軍用機が通常飛んでこないので平和ですよ。千歳や厚木で戦闘機の音を聞いたことがありますが、旅客機とは桁違いの爆音ですね。ホント驚きました。でも、例のボンバルディアが毎日何十便も離発着する伊丹も平和とは言えないかもしれませんね。
by サットン (2007-06-11 23:29)