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近江鉄道に乗る旅になりました~2 [鉄道の旅]


それでは前回の続きと参ります。本線の八日市ー貴生川間の様子です。


▲近江鉄道の要らしく広い構内を持つ八日市駅

近江八幡からの列車のほとんどは八日市線の終点であるここ八日市までとなるのですが、今回乗車した列車はありがたいことに八日市でスイッチバックして本線を貴生川まで直通してくれます。スイッチバックということはここまで最後尾だった私の席が一転して最前部かぶりつきになるわけです。先日の福井鉄道の仇を討つ思いですね。運転士が乗り込み、頭上に設置してあるワンマン用運賃表示機がオンになります。貴生川発米原行きの列車の到着を待って発車します。


▲これぞ日本のローカル線という車窓

見渡す限りの水田の中を単線の線路がまっすぐに伸びている光景は単調なようでもなかなか味わい深いものがあります。日頃端末のモニターばかり睨んでいる両目に奥行きのある景色をたっぷりと味あわせてやりましょう。ところどころにこんもりとした森があり、そこを切り通しで抜けていくのもまた良いものです。


▲古いトンネルも なんだか物騒です

今回一箇所だけあったトンネルです。地図で確かめると日野と水口松尾の間のようです。周囲は比較的最近コンクリートで固められた様子。それだけに煉瓦巻きのトンネルが一層古めかしく感じられます。実際列車は制限20の徐行運転で突入します。


▲行き違い駅はホーム配置が千鳥式になっている駅が目立ちます。

水口で八日市行きと交換。800系です。種車は同じ西武401系のようですが、顔が全く違うので中間車からの改造でしょうか?ここではこの顔が最多勢力のようです。用地の関係か交換可能駅は多くがご覧のような千鳥配置のホームになっていました。


▲ワンマン運転のため無人駅では運転士さんが切符を回収

列車はワンマン運行で料金箱も設置されていましたが、運転士はこまめに運転席から出てきて切符の回収を行っていました。全室運転台に料金箱を設置したところで正しい切符かどうか確認しようがありませんからキセルを防ぐには面倒でもドアを開けて客席に出てこざるを得ないようです。


▲ちょっと弱々しい鉄橋

琵琶湖に注ぐ大小河川が多い近江平野を走るため鉄橋は何箇所もありましたが、これは貴生川を目前にした野洲川鉄橋です。かなり長く感じました。


▲終点貴生川に到着です。

さあ、いよいよ終着駅貴生川到着です。右手にJR草津線と信楽高原鉄道のホームがあり陸橋で一体化されています。近江鉄道の列車を降りた客は階段手前に設けられた改札口で切符を渡し階段を上って自由連絡通路に出ることになります。


▲こんなラッピング電車も 「中日新聞号」

ここにもいましたラッピング電車。単行用の220形です。滋賀県て中日新聞のサービスエリアなんですね。京都新聞滋賀版だけかと思ってました。



▲草津線の113系で草津着

実に久しぶりの草津線です。車両は113系4連。両端はリニューアル車ですが、中間ユニットは湘南カラーのまま。迷わずそちらに乗りましたが、シートピッチ拡大前のほぼオリジナルに近い座席でした。モケットは張り替えられていましたが、お世辞にも座り心地が良いとはいえませんね。


▲中間2両は内装こそ手直しされているものの原型に近い状態

比較的近くにありながら今まで手付かずだった近江鉄道をようやく体験することができました。次は八日市ー米原間と多賀線を片付けねば。「S・Sフリーきっぷ」を活用して・・・・・。


▲オマケ画像

草津発天橋立行き!? すぐに乗務員に通報したことはいうまでもありません。

珈琲館


 


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manamana

滋賀県で中日新聞ですか。
すごい勢力ですね。
by manamana (2007-09-05 22:00) 

サットン

manamanaさん、続いてのコメント感謝です。
滋賀県で中日新聞、ピンときませんね。東部の方ならともかく、貴生川あたりで購読している人がどの程度いるのやら。売店を見てみれば良かったと後悔しています。そういえば滋賀の地元紙って聞いたことないですね。
by サットン (2007-09-07 08:07) 

サットン

jirocharさん、niceありがとうございます。
素晴らしい写真が並ぶjirocharさんのブログと比べるとお恥ずかしいですが。今後ともよろしくお願いします。
by サットン (2007-09-07 08:16) 

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