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アテンションプリーズを見ました。 [その他]

その台詞、いまのJALには重過ぎる。

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4月3日放映のフジテレビ系ドラマ、「アテンションプリーズ・シドニー編」をご覧になっただろうか。ヒコーキものということと、3年ほど前に訪れたシドニーが舞台ということもあり、つい見てしまった。
TBS系の”元祖アテプリ”に子供心をすっかり魅了されてしまった私には「スチュワーデス物語」調のフジ版アテプリには言いたいことは多々あるが、今回のあの台詞はいただけない。主人公美咲洋子の「世界一安全な着陸ができました」という終盤の一言である。脚本家は気を利かせて入れたのだろうが、いまのJALには皮肉としか取れないだろう。

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ドラマの流れとしては以下のような具合である。
ドラマも終盤、シドニーからの復路、美咲たちが乗り込んだJL772便は成田に向け順調に飛行を続ける。そしてこのフライトの着陸はコーパイ(副操縦士)堤が機長昇格訓練の一環として操縦桿を握ることに。ところが、着陸態勢に入るもコックピットには右側主脚に異状ありのサインが。高度を下げ滑走路上をローパス(低空で通過)し、地上から整備員が目視で状況を確認する。結果、脚は異常なく出ており無事に着陸する。そこで美咲が機内放送でこの台詞を発するのである。
脚本家や制作スタッフは最近のニュースを見ていないのだろうか?次から次からモグラ叩きのように多発するJALの事故。そして、訓練中の事故が突出しているという状況。まるで今回の筋書きにピッタリではないか。私ならこんな台詞を残す度胸はないだろう。
やっぱりTBS版が良かったとあらためて思い返す私であります。

世界一安全な航空会社を目指せJAL!

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世界一安全な着陸・・・・・・
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コメント 7

UZ

本当にブラックな台詞ですね。
今まで貴重な収益源だった国内線ではSKYなどの新規参入航空会社だけでなく新幹線との競争にさらされています。今後整備新幹線の開業もありますので正念場でしょうね。
何とか再生してほしいのですが.....
by UZ (2008-04-05 19:33) 

サットン

UZさん

ご指摘のとおり今後はさらに厳しい競争が予想されますね。
その結果、安全管理が疎かにならねば良いのですが。

一時JALのトラブルも収束に向かうかに見えましたが、最近の続発ぶりにはがっかりです。
by サットン (2008-04-06 22:02) 

HIRO

サットンさま、お久しぶりです。

JALジェット機かっこういいですね。う~ん乗りたいという感じです。
最近の新型機には乗ったことがありません。
最後の仕事で乗ったのはBOEING744でした・

東武とさくら見ていただいてありがとうございました。
久しぶりに浅草に出かけ一度満開のさくら見たいと思っていましたが散りはじめでしたがなんとかさくら写せました。

東武電車と鉄橋、それにさくらも一緒にと欲張って写真撮ったのですが一枚だけまあまあのものが撮れました。

大阪造幣局のさくらはもう全国的に有名ですね、テレビで満開の八重桜見ました。JR環状線を入れて写真撮りたいと思いました。

「アテンションプリーズ」TBS夢中になってみました。この種のキャビンアテンダントドラマ大好きで「スチュワーデス刑事」「CAとお呼び」「キムタク主演のシリーズ」ほかにも富田康子のものありましたね。

それでついにJET旅客機のキャビンアテンダント物語まで書いて自費出版までしましたが、サットンさまのように専門家から見ればおかしいところもあるのではと思いますが。
二年にかけて調査、取材(限定的)航空図書館、書籍、航空ビデオまで見てリアル感出したのですが。
今回、ケータイ版として書いていますのでお暇な時にURL、名前でどうぞ、うんと辛口、苦言大歓迎です。
by HIRO (2008-04-18 15:30) 

サットン

HIROさん

HIROさんもヒコーキもののドラマお好きだったんですね。
私は、元祖アテンションプリーズのドーナツ盤を持っているのが自慢です。2番と3番の間に本物のJAL乗務員によるホノルル空港到着時の機内アナウンスが収録されています。時代を感じますね。「バックに聞こえる音はボーインブ747、ジャンボジェットの音です」なんて注釈も付いてます。
最近のヒコーキものはオチャラけたものが多くて少々残念です。田宮二郎、松坂慶子の「白い滑走路」のような渋いドラマを期待しています。
by サットン (2008-04-18 21:17) 

NO NAME

そうですね、白い滑走路素晴らしかったですね。

まあ、最近は10~20代の視聴者を対象にしているのでわれわれから見ると違和感感じるのでしょう。

「CAとお呼び」二代目「アテンションプリーズ」も恋のさやあてが主で、研修生の上戸彩だけが最初制服の下にTシャツ着ていてびっくりしました。
明るくてそれはそれでいいのでしょうがわれわれとしてはクルー、客室乗務員、その中で乗り合わせた乗客と事件、さまざまな人間模様、機内の活躍をリアルにまた外国の正確なロケ、そういう大人の飛行機ものも併行してやって欲しいですね。


by NO NAME (2008-04-19 14:14) 

サットン

NO NAMEさんでよろしいでしょうか

白い滑走路は秀逸でした。見事にキャラクターを演じるキャスト、アラスカを中心にした海外ロケなどなど。田宮二郎の名演が光っていました。
ああ、あの頃の松坂慶子は最高に輝いていましたね。
by サットン (2008-04-20 21:34) 

HIRO

ごめんなさい、あわててHIROを入れる前にクリックしてしまいました
白い滑走路、あれ以上の作品はもう出てこないのではないのでしょうか
なくなった演技派の田宮次郎と松阪慶子、最高でした。

最近キムタクが出ている飛行機モノ、NTVで再放送でやっていました。
それに名前は忘れましたが最近富田康子に女優の名前忘れましたがオーストラリアロケがあってベテランと新人のかけひき、正確な機内の描写などあって結構面白かったです。

とにかく飛行機モノとなると夢中になってテレビを見る私ではあります(笑)
by HIRO (2008-04-20 22:02) 

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