阪神なんば線各駅停車 [鉄道の旅]
阪神なんば線の新設駅にお邪魔します
それでは新線区間に向かいましょう。
今回の延長で装いを新たにしたかつての終着駅西九条と延長区間の3駅を訪ねました。
▲改札口(左)とコンコース(右) 窓の向こうにはJR環状線
改札口付近は開業前から順次改装されていましたので特に目新しい点はありません。
なお、ホームの延長と併せてJR西九条駅の南側にも出入り口が新設されました。
▲階段の手摺とフジテック製エスカレータ
階段の手すりは京阪中之島線各駅でお馴染みになった段々スタイルを採用。エスカレータは国内では珍しいフジテック製。第3セクター故かな?なお、フジテックについてはコチラ。
▲阪神の新線力!
関西地区ではテレビCMも放映されています。
タイガース真弓監督出演、「阪神の新線力」がキャッチフレーズです。
▲ラッピングトレイン
1000系に施された開業をPRするラッピング。
▲こちらは近鉄車のアドトレイン「帝塚山大学号」の普通尼崎行
阪神、近鉄両社ともに開業告知や広告で賑やかな車両が目立ちます。特に近鉄沿線の大学は阪神間から学生を誘致しようと懸命です。
西九条のホームはJR環状線を跨いで10連対応に延長されています。
▲シリーズ21の普通東生駒行
ノーマルバージョンのシリーズ21もと思ったら「平城遷都1300年祭」の広告入りでした。
西九条から新線区間に入り安治川橋梁を渡るとセミシェルター式の防音壁の中を南進し地下に入ると地下鉄中央線と接続する九条に到着です。
▲改札口と地下コンコース
改札口は各駅とも有人通路はオープンカウンター形式を取り入れています。
コンコースには川をイメージしたのかブルーの照明が彩りを添えています。
▲ベンチコレクション
駅ごとにベンチのデザインが異なり個性を発揮しています。しかし、掛け心地はというと・・・・・
▲液晶モニター
ホーム監視用のモニターも液晶タイプが採用されており圧迫感を軽減しています。
画面の下には阪神車○両目、近鉄車△両目と位置を明記しています。
京セラドーム大阪最寄りのドーム前です。
地下鉄長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅に接続しています。
▲地上に出てみました バックのドームが見えますか?
イベント開催時にはさぞ賑わうことでしょう。
タイガースVSブルーウエーブのなんば線シリーズも夢ではないかも。
▲コンコースとホームのベンチ
かつて地上にあった大阪ガスの工場がレンガ造りだったことからこの駅のインテリアもレンガをアクセントに使用しています。ベンチは一転してクリスタルなデザイン。
▲券売機と運賃表
近鉄側は奈良、桜井まで。阪神側は山陽姫路まで表示されています。お陰でずいぶん横長のデザインに。レイアウトにも苦心の跡が感じられます。
運賃は2社にまたがると最短の日本橋まで350円。同じ運賃で阪神線内なら西宮の次香炉園まで乗ることができます。相直は便利ですが、運賃も直通にしてほしいものです。
▲ホーム壁面もレンガ調
▲シリーズ21が到着
架線は剛体架線ではないようです。
▲京阪なにわ橋駅に通じるものが
レンガの壁面、高い天井にガラス張りのエレベータ・・・・京阪中之島線なにわ橋駅に似たムードの構内です。
▲情報集約式の案内板
こちらも最近流行りのデザインです。ローマ字表記がアクセントになっています。
吊下げ式のように見上げる必要はありませんが、どうしてもこの前に人が立ってしまうのが難点です。
かつては家具の街として知られ、今は人気スポット堀江の最寄り駅桜川。
地下鉄千日前線桜川と都心のトワイライトゾーン南海汐見橋駅に接続します。千日前線は都心部でかなりの部分が今回の新ルートに並行しており影響が気になります。
▲こじんまりとした改札口
都心路線の割には各駅とも改札口はこじんまりと設置されています。
▲改札内発車標
21時台ともなると尼崎止まりが増えるようで。
それにしても「眞弓歯科」とは阪神にぴったりの広告です。
▲上下で違う壁面デザイン
この駅は上下線で壁面のデザインが異なっています。
▲尼崎に向け阪神1000系が発車
この付近はシールドトンネルではないようです。
ポイントの向こうには上下線の間に難波から移設された留置線が広がります。
▲したがって乗り入れ非対応の近鉄8000系や
▲特急車も回送で姿を見せます。
▲乗務員交替も桜川で 近鉄(左)と阪神(右)の車掌さん
近鉄の回送列車が桜川ードーム前間の留置線まで乗り入れる関係で乗務員交替は大阪難波ではなく桜川で行われていました。
それでは最後にドーム前駅の列車到着シーンをどうぞ。
おお! 近鉄の特急車が!
こういうのを見ると、直通運転が始まったんだな~・・・という実感が湧いてきます(^ ^ )
以前はデカい箱に入っていたITVも、近年はLCDになってスリムになりましたね。それによって、取り付け方法もシンプルになっていい感じです。
by うたに (2009-03-26 12:45)
うたにさん
この特急は回送ですが、近い将来近鉄特急が姫路まで乗り入れるのも夢ではないようです。おりしも今日、近鉄の新型特急車22600系の報道公開がありました。
地下駅だけにLCDモニターの効果大ですね。
by サットン (2009-03-26 19:18)
やっぱり新設駅だけあってキレイですね〜。
地名は全部知っている場所ばかりですがいつの間にやら駅を
作ってたんですね。
by りゅう (2009-03-26 21:41)
姫路から奈良・桜井まで・・・、運賃表すごいですね。いったい駅はいくつあるのでしょう・・・。
ドーム前駅、素敵なデザインですね。高い天井もよいですね。当初予定の駅名「岩崎橋」は、少々マイナーな感が否めません。「岩崎橋」「汐見橋」という当初の駅名もいいなぁと思っておりましたが、乗換えなどを考慮すると、「ドーム前」「桜川」でよいのでしょう。
by のり (2009-03-26 21:50)
りゅうさん
工事をしてたんですねえ。深く静かに着々と・・・・。
各駅とも地下ゆえにそれぞれ意匠を凝らした造りになっています。
私的には京阪中之島線の駅の方がセンスいいかなと。
by サットン (2009-03-27 13:47)
のりさん
運賃表、既存各駅の変更作業もたいへんだったでしょうね。
奈良から姫路まで各停で辿ってみるのも面白いかも。最低2回の乗り継ぎになりますか。
駅名は私も妥当なところかと思います。
by サットン (2009-03-27 13:53)
急に思いつきました。
京阪中之島線も連結して
神戸から京都までも直通してはどうでしょうか?
8000系も一部ロングシートになってしまうそうで、
この際、その上を行く豪華特急車両を新造、
近鉄特急と豪華さを競うなんてのは夢ですね。
by manamana (2009-03-28 23:42)
manamanaさん
阪神が阪急と経営統合する前に京阪とという動きもあったようです。その方が路線の重複もなく理想的かなと思ったんですが。もし実現していたら京阪神間直通もあり得たかも知れませんね。中之島線は西進する可能性が強くどうせならなんば線直通をというのは夢でしょうか。
特急車の乗り入れとなると片や有料ですので・・・・・。
by サットン (2009-03-29 01:08)