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阪神なんば線快速急行体験乗車 [鉄道の旅]

阪神の流儀、近鉄の流儀

それでは今回の目玉商品ともいえる快速急行に乗って奈良まで行ってみましょう。
都合により翌日3月22日夕刻の列車です。

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この日はとんでもない荒天になりました。発車標にも表示されているとおり選抜高校野球も中止。
乗り込んだのは尼崎発16:43の阪神車による快速急行奈良行きです。
構内放送は不思議なことに近鉄線直通とか梅田には参りませんといった案内を全く省いています。甲子園開幕中とあって慣れない利用者も多い時期です。もう少し丁寧な案内が欲しいですね。PRにも繋がりますし。


発車前に尼崎駅での近鉄車増結作業の様子を動画でご覧ください。





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▲車両は阪神1000系の10連

とにかく嵐のような吹き降りでホームまでびっしょり。
先に入線し三宮からの基本編成を待ち受ける付属編成4両の先頭車に乗り込み増結作業を待ちます。ショックは全く感じられませんでした。
甲子園も中止とあって昨日とは比べようもないほど閑散とした様子です。

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▲大阪難波停車中に携帯カメラで ブレブレです

快速急行は平日ダイヤではラッシュ時の8・10連列車を除いてなんば線内各駅停車ですが、土休ダイヤでは西九条までノンストップ運転となります。

地下に入り鶴橋まで各駅に停車しますが、鶴橋を出ると大阪府下はノンストップ、生駒トンネルを抜けた生駒まで一気に進みます。さすがは快速急行!
高架工事中の若江岩田を通過、生駒の山裾をどんどん駆け上ります。本来なら大阪平野の素晴らしいパノラマを楽しめる区間ですが、この天気ではどうにもなりません。石切を通過し生駒トンネルを抜けると近鉄生駒線、けいはんな線が集まる生駒着。今度は奈良盆地に向け下って行きます。
毎度のとおり徐行がかかる大和西大寺に到着、近鉄の一大拠点でステンレスボディの阪神車両がどのように映っているか気になるところではありますが乗り通します。
平城宮跡を横切り地下に潜り奈良に滑り込みます。17:41着。
尼崎から乗り換えなしで1時間弱とは便利になったもんだと実感します。

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▲奈良駅コンコース ここも発車標は液晶式に

奈良でいったん改札口を出たものの雨の中ではどこに行く気にもなれず再び地下ホームに下りていきます。

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▲奈良駅で折り返し待ちの阪神1000系

ここで上の1000系の種別表示に注目です。往路と同じ快速急行を表示していますが、色が水色から赤に変わっています。快速急行という種別は元々両社に存在しており阪神では水色、近鉄では赤がシンボルカラーとして使われていました。相直により途中で表示を切り換えているようです。

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▲こちらは近鉄シリーズ21による快速急行三宮行

この車両の側面には奈良駅の商業施設「ならら」の広告入り。

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▲阪神1000系の側面表示

面積が小さく表示に苦労しているようです。区間準急など「区準」ですよ。

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▲近鉄シリーズ21の側面表示

阪神の表示より大きく見やすいですね。
シートの両端は両サイドに手摺が設けられています。これは高齢者や足腰が弱っている人が立ち上がりやすいようにとの配慮です。私にも重宝します。

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▲帰路はもちろん近鉄車で

お帰りは近鉄シリーズ21を選びました。シリーズ21とはいってもいろいろなバリエーションがあるようですが、近鉄の複雑怪奇な形式にはお手上げです。
運転席下のマークは相直対応車を表します。

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▲奈良駅ホームの発車標

ここでも捻じれ現象が。乗車位置のマークが近鉄車○、阪神車△と阪神線内とは逆になっています。やはり△よりも○の方がいいんでしょうかね?
長い10連とあって編成中央付近に乗客が集中しています。少々遅れて奈良を発車、地上に出ても既に真っ暗。もと来た道を上本町まで戻りました。
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のり

快速急行表示の地色が変化しているのには気付きませんでした。細かな配慮ですね。ただ、普段京阪を利用しているせいか、到着電車の乗車位置案内放送は、「番号が先」ではなく、○△が先のほうがわかりやすいような気がするのは私だけでしょうか・・・。
それにしても、10連の阪神電車、圧巻ですね。早く乗りたいです。
by のり (2009-03-26 21:55) 

まるたろう

神戸に住んでいる者としては、阪神の快速急行といえば、
ずっと三宮~梅田間でしたので、なんば線開通で、梅田は
通らないというのを、頭に入れておかないといけないですね。
おっしゃる通り、丁寧な行き先の案内は必要でしょう。
by まるたろう (2009-03-26 23:47) 

うたに

ホント、近鉄の形式の多さには参ってしまいます(笑)
そして、やっぱり自社の車両は"○"で表示したいんですね。何となく分かるな~。(^ ^ )

尼崎から奈良まで乗り換え無しで1時間とは、便利になりましたね!
by うたに (2009-03-27 12:50) 

サットン

のりさん

京阪電車の乗車位置もなかなか複雑ですからね。色(黄・緑)、印(○・△)・数字と。発車標や放送でいくら呼び掛けても間違う人は後を絶ちませんね。結局利用者の甘えもあるのかと思います。
10連の阪神電車、この間まで想像できませんでした。消えたN特が2連から大きく成長してカムバックですね。
by サットン (2009-03-27 13:24) 

サットン

まるたろうさん

今まで阪神電車は上りに乗ると眠っていても梅田に連れて行ってくれましたからね。快急で居眠りしてたらエライことになってしまいます。
行き先も奈良だけじゃなく東花園なんていう阪神利用者にとっては馴染みのない駅もあるわけでもっと積極的な案内をすべきではないかと感じた次第です。
by サットン (2009-03-27 13:35) 

サットン

うたにさん

○でも△でも利用者にとってはどちらでもいいんですけどね(笑)。
とにかく利用者本位の案内に努めていただきたいものです。
奈良が近くなったことは実感です。快急の停車駅の少なさも良いですね。
看板に偽りなし!
by サットン (2009-03-27 13:41) 

manamana

近鉄の形式はよくわかりません。
似ていても番号がすごく飛んでいることもあります。
それでもかまいませんので、名古屋口にもシリーズ21を!
種別表示の色を途中で変えるきめ細かさに脱帽です。
by manamana (2009-03-28 23:38) 

サットン

manamanaさん

近鉄の形式は十位まで読まねばならず降参です。
シリーズ21、なかなか良い車両だなと思いました。名古屋口にはまだ投入されてないんですね。JR東海が積極的に新車を投入しているのでそろそろかもわかりませんね。
by サットン (2009-03-29 01:00) 

スーフル

私は、開業三日目に乗車しました。
夕方のラッシュ時間帯だったからか、すごい人でした…
by スーフル (2009-04-01 02:26) 

サットン

スーフルさん

私はまだ平日の様子は見たことないんですが、夕方ラッシュ時にそんなに混んでるということは早くも通勤のアシとして評価されてるってことでしょうか。ドームの観客輸送も興味ありますね。
by サットン (2009-04-01 10:47) 

スーフル

どうやら阪神電鉄が、梅田までの定期でなんば線を利用できるようにしているそうで…
尼崎以西から、難波周辺へ通勤される方は、地下鉄への乗り換えという動作が省かれるので、即なんば線にシフトしたのでしょう。
半年後、全員の定期が入れ替わった頃、なんば線がどうなっているか楽しみです。
by スーフル (2009-04-01 22:08) 

サットン

スーフルさん

実は今日初めてなんば線の夕ラッシュ時に乗車しました。尼崎から奈良行きの快急に乗ったんですが、増結車ということもあってか空いていました。でも、尼崎での乗り継ぎ客は結構多かったですね。
地下鉄千日前線への影響が気になります。
by サットン (2009-04-01 23:58) 

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