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ローカル路線バス乗り継ぎの旅(テレビ東京)を楽しむ [その他]

私のお気に入り♪

GW明けだというのに悲しいかな、これといったネタがありません。というわけで今日はお気に入りのテレビ番組の話でも。

一番好きなテレビ番組は?と訊かれれば、迷わず「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」と答えるでしょう。この番組はテレビ東京系の土曜スペシャルの枠で年に3回程度不定期で放送される旅番組です。内容はというと毎回起点と終点を提示され、その間を路線バスで踏破するというもの。ちなみに4月28日に放送された第11弾は高松駅前から伊勢神宮を3泊4日で目指すことに。 
旅をするのはリーダー太川陽介さんと蛭子能収さん。加えて毎回ゲストにマドンナと呼ばれる女性タレントが色を添えます。11弾ではいとうまい子さん。奇跡の47歳です!

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▲第11弾に登場した淡路交通と高速舞子バス停

◆県の切れ目がバスの切れ目

この番組の一番の見所はその荒唐無稽なコース設定とバスならではの素朴な車窓でしょう。昨年放送分のコースはというと・・・第8弾 京都・三条京阪~出雲大社 with 川上麻衣子、第9弾 出雲市~枕崎 with 芳本美代子、第10弾 徳島駅前~四国一周~鳴門 with 遠藤久美子。このコースを路線バスで完走せよっていうんですから過酷です。バス好きを自認する私にも大雑把な乗り継ぎのイメージすらできません。もちろん高速バスは使用できません!
とりわけ難航するのが県境の突破です。鉄道ですら県境を挟む区間は極端に列車本数が減ってしまいます。バスの場合は加えて県境を跨ぐとバス会社が変わるのが通例で路線自体が途絶えます。それではどうするのか。多くの場合は徒歩連絡です。毎回4~5キロは歩きます。蛭子さんはブツブツ文句を言い、ヒールを履いていたマドンナはスニーカーを調達して。時には台風の暴風雨に遭遇し、時には雪の降る中を。それだけに道端にポツンと立つバス停標識が見えたときには思わずホッとします。
まさに魔の県境でありますが、第11弾ではこの県境を史上最多の5ヶ所で越えています。ただし、高速バスしか走っていない大鳴門橋、明石海峡大橋を挟む区間については最短区間限定で高速バス使用可の特例を設けたので比較的楽に突破していたように思います。

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▲第10弾のスタート地点徳島駅前 四国一周ルートで鳴門を目指すも琴平で時間切れに


◆蛭子流グルメ旅

ほぼバス一色のこの番組ですが、食事と宿泊だけは嫌でも付きまといます。お昼は乗り継ぎの合間に、夕食は宿を確保した後に主に宿のお薦めの店で摂ることが多いようです。リーダーとマドンナは土地の名物料理を好んで注文していますが、問題は蛭子さん。この人は名物なんてお構いなし、カツカレー、オムライス、とんかつ定食など定番というかお子様メニューを外しません。「何でここまで来てカレーなの!」って突っ込まれます。しかし、私は激しく共感するのであります! 「名物に美味いものなし」の言葉を信奉する私も旅先で同じことを言われて笑われたことは数知れず。蛭子さんのチョイスに頷いてしまうのでありますね。
そして、もはやお約束ともいえるのが夕食時の乾杯シーン。この時、リーダーがビールをグイグイ飲み干すシーンがたまらなく美味しそうに見えるんですなあ。難行苦行の1日を終えての1杯だけに実際美味しいんでしょうね。ところで蛭子さんは見た目に反して下戸らしく、ジンジャエールやウーロン茶で乾杯しております。
一方、宿の手配はというと、もちろん出たとこ勝負。主に蛭子さんがその任を負いますが、満室で断られ途方に暮れることも。先日の11弾では神戸・名谷駅周辺に宿がなく明石方面まで徘徊する羽目に。交渉に突入した先がラブホだったなんていうオチまで付きました。

◆本当に出たとこ勝負?

この手の番組に付きまとうのが、いわゆるやらせ(仕込み)疑惑です。「出たとこ勝負」を標榜するこの番組も例外ではないでしょう。100%出たとこ勝負であれば、まず時間内に出発した県から出ることもできないんじゃないかと思います。ま、テレビのこととて仕込みなしなんて期待もしていませんが、この番組を見ているとそんなことはどうでもよくなります。見ている者が各自のフィルターを通して見りゃ良いことではないかと。
ただ、この点は制作者も気を遣っているようで、ドラマロケなどでよく見られるような乗り込んだ車両と走行シーンの車両が全然違うってことはないようです。・・・・突っ込んでやろうと思ってたんですが。

さて、次なる第12弾はどこへ行き、いつ放送されるのか? 今から楽しみであります。


☆「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の聖地巡礼を始めてみました。あわせてお楽しみ下さい♪ >>>こちらhttp://mirai82.blog.so-net.ne.jp/2012-07-04


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コメント 10

うたに

あの番組は私も良く見ています(^ ^ )
確かテレ東だと他にも各駅停車しか乗ってはいけない(新快速とかもNG)鉄道乗り継ぎ旅とか、トラック限定ヒッチハイクで積荷が重複したらダメ・・・とかもあったような。路線バス乗り継ぎ旅はゴールできないこともあるし、かなり難易度が高いですよね。

実際にバス停へ行ってみないと時刻表は分からないし、着いたら終バスが出た後だったり・・・スタッフからおおまかな旅のヒントは出ていると思いますが、そういったハプニングを含めてなかなかうまく制作されていますよね。
by うたに (2012-05-10 13:01) 

サットン

うたにさん

この手のロケ番組はテレ東の十八番ですよね。トラック乗り継ぎや、船乗り継ぎなどこの番組から派生したと思われる企画は幾つか思い浮かびますが、やはり太川・蛭子の名コンビが最高です。
やっとのことでバス停に辿り着いたと思えば1日1便の路線だったり、曜日限定の運転だったりと想定外のハプニングに見舞われる蛭子さんのリアクションがまた面白いですね。どこまでが演出かはわかりませんが、本当に楽しい企画だと思います。
私も真似したいんですが、バスって高いんですよね。
by サットン (2012-05-10 17:56) 

UZ

第11弾で阪神電鉄バスの姿を確認して、浜田車庫近くのお店で食事をしていたシーンを拝見しましたが、尼崎らしいおばちゃんの応対が微笑ましかったです。
尼崎市内でもあの種の店が少なくなりました。時代の流れといえばそれまでですが…
by UZ (2012-05-10 23:02) 

サットン

UZさん

今回は私の生活圏・・・四条畷、住道周辺・・・もルートに含まれていましたので一層楽しいものでした。尼崎の喫茶店、面白かったですね。看板は剥げてるし、珍客に次々に話しかけられておばちゃんは固まるし。普通の旅番組にはまず登場しないでしょうね。実地検分しないといけませんねえ。
by サットン (2012-05-11 13:04) 

maipenrai

 地方のバス会社がどんどん撤退して、自治体のコミュニティバスに代替されているところが多いことを考えると、ヘタすりゃ県境どころか、市境すら突破できないような場所が多そうですね。私も先日の放映はけっこうハラハラしながら最期まで見ちゃいました(笑)。
by maipenrai (2012-05-13 18:57) 

サットン

maipenraiさん

ご覧になっていたんですね♪ おっしゃるとおり、ここ10年程やたらとコミュニティバスの類が増えましたね。この番組でも特に辺境部分では目立つように思います。下手したらワゴン車だったり。
本当に県境どころか異なった生活圏に越境するのが一苦労の様子。鉄道を使えば2・3駅のところを延々迂回ルートってことも。まあ、見ている方には楽しいわけですが。
今から次回が楽しみです!


by サットン (2012-05-14 00:49) 

リアルを求める人

この時代バス亭にいかないと時刻がわからないっていうのが幻想
大手バス会社はもちろん、コミュバス(自治体バス)は全便・全停留所
ネットに時刻がある。
難儀するのが中途半端な地方バス会社だけど、これも主要停留所は
掲載されている。

本当にリアルを追求するなら、移動中ノートPCを叩き続けるのも
ありだと思うんだけど(まだスマフォじゃ全部出ないしね)

by リアルを求める人 (2012-05-15 02:22) 

サットン

リアルを求める人さん、いらっしゃいませ!

出演者がひたすら携帯、PCと睨めっこしている・・・リアルではあっても番組企画としては成立しないでしょう。だいいちそれでは蛭子さんのボケる場がなくなってしまうんじゃ?
私はテレビに、ましてやバラエティ番組にリアリティは求めていません。演出、編集があるとの前提で楽しんでおります♪
by サットン (2012-05-15 15:17) 

ドラもん

長野県にはテレビ東京系の放映局が無いので、信州の各局をキッチリチェックしないと観れません。が、私も何回か観た記憶があります(^^)
蛭子さんの食事、私も土地の物を食べれば・・・と思っていましたがサットン様の意見ももっともですね。
by ドラもん (2012-05-17 10:24) 

サットン

ドラもんさん

この番組はテレ東の他BSジャパンでも放送されますね。昨年暮にはアンコール特集が放送されたお蔭で見逃していたバックナンバーを楽しめました。
旅のメンバー全員が蛭子さん志向だと番組が成り立たないと思いますが、私は激しく同感です!
by サットン (2012-05-17 11:45) 

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