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日本海縦貫線2012秋 プロローグ [鉄道の旅]

激変間近の日本海縦貫線を見る

旅に出た理由

列車の旅を満喫したい。より遠くに行きたい。でも、ただ列車に乗っているだけではなく、何かのテーマ性が欲しい。ここ数ヶ月、漠然と、しかしある種の切迫感を持って考え続けていました。
このブログでも時折触れていますが、私はここ10数年来ある病気と付き合っています。運動機能が徐々に失われていく病気で現在のところ根本的な治療法はありません。投薬による対症療法を続けているものの強烈な副作用を覚悟しなければなりません。しかも症状は確実に進行して行きます。「遠出をするのもそろそろ限界かな」、と今年の夏頃から感じ始めていました。
いわば私にとっての乗り鉄人生区切りの旅に出ようと悶々と考えていたのです。

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▲杖を携え決意の(?)旅立ち

そんな中、引っ掛かったのが「日本海縦貫線」という言葉です。大阪から青森までを日本海沿いに繋ぐJR線、つまり東海道、湖西、北陸、信越、白新、羽越、奥羽各線の該当区間の通称で、その延長は1040kmにも及ぶ壮大なものです。この日本海縦貫線に私は子供の頃から強く惹かれるものを感じていました。そして、この間を13時間余りかけて走破する特急「白鳥」はずっと憧れの列車でした。しかし、JR曰く、輸送実態の変化により、この間を通年運行する旅客列車は大阪ー札幌間の「トワイライトエクスプレス」のみとなり、日本海縦貫線という言葉は貨物輸送を除いては死語になりつつあると言っても過言ではありません。さらには2014年度末に予定される北陸新幹線金沢延伸と引き換えに、それと並行する在来線はJRから分離されることが決定しており様々な変化が予想されます。JRの路線として運営されている日本海縦貫線最後の姿を目に焼き付けておきたい! 久しぶりに全国版の時刻表(普段は西日本重点編集版)を買って来てプランニングを始めました。

この旅のアウトライン

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▲北への玄関口大阪駅11番線の表示も北端は富山 かつては新潟、青森の文字が・・・・

この旅の行程を立てるに当たっては次のような条件を付けました。
・体に過度な負担がかからないこと。
・沿線の様子をじっくり見られる普通列車を主体とすること。
・日没を目途にその日のゴールに到着すること。
・親不知、笹川流れの海岸線を陽のあるうちに通過すること。

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▲笹川流れの車窓も満喫しました

その結果捻り出した今回の行程は・・・・
日程:2泊3日(直江津、秋田泊)
乗車列車:11本(特急2、快速1、普通8)
乗車した車両:475系、485系、521系、681系、701系、キハ47
乗換駅:敦賀、福井、金沢、直江津、新潟、村上、酒田、秋田、大館、弘前

と、こんな感じになりました。しかし、今の時代大阪~青森を2泊3日をかけるとはある意味贅沢な旅ですね。久しぶりに大物相手に時刻表と格闘するのはなかなか楽しかった♪

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▲長距離鈍行にも乗車

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▲特急もちょっとだけ

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▲全線電化の日本海縦貫線ですが気動車も

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▲ラストコースはロングシートの連続・・・・

こんな感じで色とりどりの列車たちに出会うことができました。

で、今回使用した乗車券は「秋の乗り放題パス」。昨年まで販売されていた「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」をマイナーチェンジした企画切符で、3日間JRの普通列車が乗り放題7500円。しかし、連続した3日間限定、複数人による使用不可など使用条件が大幅に厳しくなっています。まあ、今回の私にはぴったりなんですが・・・・。発券時に使用開始日指定というのが毎度出たとこ勝負の私には不便でしたけど。

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▲秋の乗り放題パス

以上が今回の旅のアウトラインです。

それでは次回、大阪駅11番線から出発します! どうぞ、お楽しみに!


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UZ

遠征お疲れ様でした。
私もかつて特急白鳥で半日かけて大阪から青森まで走破したことがあります。その時はJR-Eの485系更新車でした。
その後新潟在住時に往路で京都まで「雷鳥」→東海道新幹線を利用しました。通しで利用する人が少なく、北陸や新潟の地域内の利用が多かったように思えます。村上から新潟まで利用した時にJR-Wの老兵485系が来た時にはビックリした思い出があります。
記事期待しています。
by UZ (2012-10-20 21:25) 

まるたろう

かなりの、壮大な内容でしたね。お疲れ様です。
日本海縦貫線の旅、かなり思い出深いものになられたと思います。
自分も乗ったつもりで、これからの記事、楽しませて頂きますね。
by まるたろう (2012-10-20 23:03) 

nozzy

特急「白鳥」は全線乗ったことがありますよ。
札幌の大学を受験して島根県までの帰りでした。
札幌から青森まで夜行の急行「はまなす」、青森から大阪まで「白鳥」、大阪からは夜行の急行「だいせん」と乗り継ぎました。
切符を買うときは駅員さんも楽しそうな顔で発券してくれたのが印象に残っています。

トワイライトでは痛い思い出も…
大学に入ってから帰省して、札幌に戻るときのことでした。
富山で停車したすきに大好物のます寿司をキヨスクで買ったのですが、停車時間が1分で、買っている間に列車が発車してしまいました。
駅員さんの計らいで、後から来た特急「雷鳥」に乗せてもらってトワイライトを追い越し、直江津でトワイライトに戻った、なんてこともありました。
by nozzy (2012-10-21 00:58) 

京葉帝都

長大在来線の魅力を堪能されたのですね。普通列車の場合は体に負担にならないよう車両の真ん中に座られたことでしょう。ボックスシートだと疲れてきたら向い側に足を乗せることができます。
白鳥は加賀温泉(旧作見)ができる前は動橋(片山津温泉の玄関、現在は無人駅?)に停車していました。富山から青森まで乗車した時は、暗闇の中、秋田あたりから少しずつお客さんが乗り込んできて、多くは青函連絡船の夜行便を目指していました。
by 京葉帝都 (2012-10-21 12:43) 

サットン

UZさん
UZさんも白鳥には思い出がおありなんですね。これほどの長距離を走る列車なので様々なドラマを運んだんでしょうね。
私も夢叶い全区間乗車他、何度か区間乗車もしましたが、確かに乗り通す乗客は希少だったと思います。でも、途中駅から次々に乗車がありほとんど満席だったように記憶しています。お蔭で大阪に着いたときには体が固まっていました。
車両面では電化当時こそ新車が投入されたものの晩年は決して夢の列車といえる状態ではなかったと思います。
by サットン (2012-10-21 14:54) 

サットン

まるたろうさん

しばらくは乗り鉄の禁断症状が出なくてもよいようにたっぷりと楽しんで来ました♪ 久しぶりの長旅でしたが日本海沿いの風景に和みましたよ。
読んでいただいた皆さんも旅をしているような気になるブログは私の目指すところでもあるんですが・・・・。
by サットン (2012-10-21 15:02) 

サットン

nozzyさん

只者ではないと思ってはいましたが、ずいぶん波乱万丈の人生を送ってこられたんですね!
「はまなす」-「白鳥」-「だいせん」って!!凄過ぎます! そりゃ、窓口氏も笑顔になりますよ。「俺の鉄道人生、最初で最後のチャンスかも」って。でも、良い経験なさいましたね。今じゃ逆立ちしても実現しませんもん。
トワイライトは下手するとエサなし状態ですから注意が必要ですね。富山駅で鱒寿司片手に呆然と立ち尽くすnozzyさんの姿が目に浮かぶようです。雷鳥で直江津っていうのも今は夢ですね。
by サットン (2012-10-21 15:16) 

サットン

京葉帝都さん

久しぶりに思う存分乗り鉄を楽しみました。中間試験の時期に当ったのか心配していた通学ラッシュにも遭遇せず、のんびりと旅することができました。
動橋にかつて白鳥が停まっていたとは。今の寂れた駅からは想像もできません。wikiによると現在は無人化されているようですね。日本海縦貫線は随所に線路付け替えの跡が見られ駅の新設、移設なども頻繁に行われたようで、歴史を追ってみるのも面白そうですね。
by サットン (2012-10-21 15:37) 

ファジー

私も特急日本海で青森まで乗車したことはありましたが、途中は夜間のため記憶にありません。特に新潟以北は白紙路線といってもいいような状態なので、この記事を参考にして来年の旅行なども考えてみたいと思います。
by ファジー (2012-10-21 17:09) 

うたに

日本海縦貫線は、先の震災時に東北本線や常磐線が被災した中、北へ向かうバイパスとして注目を集めましたよね。
体の調子を考慮しながらの乗り鉄、701系のロングシートは結構キツかったのではないでしょうか?
うちも思いっきり乗り鉄したいなぁ。うらやましい!
by うたに (2012-10-21 18:42) 

サットン

ファジーさん

夜行列車の旅も魅力的ですが、ズバリ申し上げて日本海縦貫線の車窓は夜間に通過するのはもったいないです。親不知や笹川流れの海岸風景、雄大な鳥海山、象潟の奇景など数え上げれば切りがありません。是非時間に余裕を持って旅行されることをお勧めいたします!
by サットン (2012-10-21 19:01) 

サットン

うたにさん

日本海縦貫線、貨物輸送では今も幹線中の幹線ですよね。羽越線辺りでは旅客列車よりも貨物の方が存在感がありましたよ。いざという時のことを考えても重要な路線だと思います。
701系、心配していましたが、たまたま空いていたのでそれなりに楽しめました♪ でも、元気なうちに楽しみたかったですわ。
by サットン (2012-10-21 19:27) 

のり

日本海縦貫線、私も憧れました。特急「白鳥」は憧れでしたし、「日本海」「きたぐに」なんて旅情をそそる列車もいいですね。
新婚旅行に選んだのは、「トワイライト」でした。スイートは入手できませんでしたが、なんとかスイートのとなりの「ロイヤル」を確保。それはそれは夢のような時間でした。いずれ拙ブログでお話させていただくことにいたしましょう。
by のり (2012-10-21 20:47) 

やまびこ3

去年日本海に乗ってこのコースを歩きましたが、明るい時間中心に普通列車でじっくり乗り歩くというのは、意義深いことですね。
厳しい自然との闘いが感じられる路線でもありますが、この時期なら海岸の美しさを堪能されたのではないでしょうか。これからの記事を楽しみにしています。
鉄道貨物輸送にとっては生命線のような路線ですので、なんとか、第3セクター化の荒波も乗り越えて走ってほしいものです。
by やまびこ3 (2012-10-21 21:00) 

Kyo-to

こんばんは。まずはご無事で、お帰りなさいませ!!

僕も、ブログ記事にはできてない上に一気に乗り通したワケじゃないんですが
同ルートは完乗済みなので、サットンさんのレポートが本当に楽しみです。

新潟~青森間は今年の7月に乗ったんですけど、
秋田~青森の701系ロングシート地獄には閉口させられました(泣)。
空いてる時はまだいいんですが、混んでくると
景色見たさに横向きに座ってるワケにもいきませんものね(苦笑)。

では次回からの本編、チョーーー期待しております!
見限るなんてありえませんから!
by Kyo-to (2012-10-22 01:41) 

サットン

のりさん

日本海縦貫線・・・そのスケール感といい、旅情まんてんの車窓といい他に類を見ない魅力的な路線ですよね。私が学生の頃には大阪ー青森を直結する列車だけでも4本を数えたもんですが。
トワイライトでの新婚旅行、さぞ想い出に残っていることでしょうね。ロイヤルのチケット入手には苦労されたのではないでしょうか。是非ブログで拝見したいものです。お待ちしております!
by サットン (2012-10-22 11:43) 

サットン

やまびこ3さん

今の私は幸か不幸か時間は十分ありますので普通列車メインで乗り継いで行くことにしました。お蔭でじっくりと車窓を楽しめました。特に羽越線の海岸風景は素晴しかったですねえ。
旅客列車はローカル主体になっていますが、貨物列車は存在感を示しています。フレートライナーに追い抜かれることも。3セク導入後は東北本線のような姿になるんでしょうかね。せっかく繋がっているネットワークを大事にして欲しいものです。
by サットン (2012-10-22 11:57) 

サットン

Kyo-toさん

お蔭様で無事大阪に戻って来ました。
この路線は過去何度か乗っていますが、この季節、しかも普通列車でというのは初めてなので新鮮に感じました。
701系地獄は私も覚悟していましたが、幸い混雑には遭遇せず、それなりに楽しめました♪ でも、ロングシートで通過するのはもったいない車窓でした。
次回大阪駅から出発しますが、期待はチョットだけにしてお待ち下さい!    
by サットン (2012-10-22 12:39) 

硬券屋

遠征お疲れ様。
私にとっても思い出深い「白鳥」ですね。青森から大阪まで乗りました。当時は食堂車があって食事をしたのを覚えてます。荒波の日本海が印象に残ってます。 今度は私とヒコーキにのりましょう!昨日は成田が大雨で機内で約3時間ほど缶詰にされてようやく目的地ドイツに到着しました。予約と発券のタイミングによりけりですが国内線の方が鉄道より安い路線もあると思います。

by 硬券屋 (2012-10-24 09:39) 

サットン

硬券屋さん

私も白鳥の車窓というと真っ先に荒れた日本海を思い出しますが、今回は穏やかな日本海でした。私が乗ったときには食堂車はなかったですねえ。13時間の間食事はどうしてたのかなあ?
ヒコーキもLCCの台頭もあってお手軽になりましたね。スケジュールを譲歩すればウソみたいな金額で乗れますから。でも、長らくご無沙汰しているのでリハビリが必要ですわ。
by サットン (2012-10-24 11:23) 

飛んでモアイ

白鳥時代と新潟雷鳥&いなほで、大阪~青森を走破した事が有ります。
これは、修行でした・・・。(笑)
普通では、大阪~寺井までしか行った事無く、残りは、新潟~青森をムーンライト新潟が165系の時、走破した事が有ります。
これも、修行でした。
長い休みが取れない今、鈍行での長距離旅が出来ず、
サットンさんが、うらやましいです。
by 飛んでモアイ (2012-10-26 00:33) 

サットン

飛んでモアイさん

日本海縦貫線も寂しくなりましたね。青森はおろか、新潟までの直通列車もないんですから。いなほも秋田止まりですしね。
私も白鳥での修行は忘れられません。簡易リクでの13時間は本当にキツかった。夢と現実の違いを痛感しました。
鈍行の旅、飛んでモアイさんもリタイア後の楽しみに取っておいて下さい。その頃日本の鉄道はどうなっているんでしょうね。

by サットン (2012-10-26 11:05) 

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