能勢電のパタパタが消滅 [鉄道の旅]
山下駅ホームの発車標がLCDに
関東方面では京急に、そして関東の駅に最後に残された京急川崎駅のパタパタ(反転フラップ式発車標)が先日お役ご免となり、ちょっとした騒ぎになっていたようですが、ほぼ時を同じくして能勢電鉄山下駅のホームに設置されていた同社最後のパタパタも静かに役目を終えていました。
関東方面では京急に、そして関東の駅に最後に残された京急川崎駅のパタパタ(反転フラップ式発車標)が先日お役ご免となり、ちょっとした騒ぎになっていたようですが、ほぼ時を同じくして能勢電鉄山下駅のホームに設置されていた同社最後のパタパタも静かに役目を終えていました。
新しい発車標です。全体的な意匠は先代のものを踏襲しています。
山下駅の発車標は改札口、乗り換えコンコースのものが2020年春にLCDに更新されており、ホームのパタパタが消えるのも時間の問題かと思われましたが、ついに先日、2月16日に更新を確認しました。先月(1月)31日に通ったときには気付かなかったので、2月早々に取り替えられたものと思われます。
山下駅の発車標は改札口、乗り換えコンコースのものが2020年春にLCDに更新されており、ホームのパタパタが消えるのも時間の問題かと思われましたが、ついに先日、2月16日に更新を確認しました。先月(1月)31日に通ったときには気付かなかったので、2月早々に取り替えられたものと思われます。
山下駅名物の「1号線経由の日生中央行きです」の表示も引き継がれています。
もちろん多言語対応。といっても英語だけですが。他社には4ヶ国語対応などといった例も見られますが、私は2ヶ国語で十分だと思います。瞬時に視認できることが肝要なこの種の表示、言語が切り替わっているうちにタイミングを逸してしまうのではないでしょうか。
駅番号は英文表記にのみ表示されています。
こちらは妙見線上りホーム、4号線のもの。
なお、1号線には設置されていません。1号線から発車する営業列車は全て隣の日生中央駅止まりですから必要もないでしょう。
メーカーはお馴染みの京三製作所。製造銘板の製造年月はちょっと読み取り辛いですが、2022年1月と読めるような。
最後に在りし日のパタパタの姿を。
長らくのお勤めお疲れさん!
これをもって能勢電から反転フラップ式の発車標は消滅しました。といっても能勢電の駅で発車標が設置されているのは川西能勢口、平野、山下、日生中央の4駅だけですが。
※山下駅改札口、乗り換えコンコースの発車標の様子については本誌2020年4月10日号をご覧ください。>>>コチラ
能勢電のパタパタ、無くなったのですね。
サットンさんが記事にされてから、見に行かねばと思って
いましたが、残念です。
そういえば自分、京急の川崎には昨年行っていたのですが、
そこも見落としていました。
by まるたろう (2022-02-19 11:27)
パタパタも数十年?使ったので経年劣化もあるかと思いますが、修理して使用継続って選択肢なかったんですかね?合計するとかなりの出費で旅客増加にも安全性向上にも繋がらない不要不急の投資かとも思います。
by 硬券屋 (2022-02-20 21:25)
まるたろうさん
消えてしまいましたよ、パタパタ。つい数年前まで阪急でも普通に見られたんですけど。今や阪急でも風前の灯。近鉄、南海からも急速に数を減らしていますし・・・。
かつてにわか京急線民だった私にとっても川崎、品川のパタパタは懐かしいです。動作中下から口を開けて眺めていたもんです。
by サットン (2022-02-21 20:18)
硬券屋さん
表示内容(行き先、種別など)に新たなものが追加された場合、パタパタでは即座に対応できないというのが最大の弱点だと思います。ただ、能勢電に限っては将来こうした新しい表示内容が発生することは考えられず、メンテしながら使い続けるという手もありかと思います。ただ、家電と同じく交換部品が手に入らないといった事情があるのかも知れませんね。
by サットン (2022-02-21 20:26)
山下駅の構造なら行き先表示器は必要ですね。日中は1番線は使用されていないのでしょうか。パタパタと文字が変わる時はアナログ的な和んだものでした。家庭用でもパタパタの置き時計は珍しくなったのではないでしょうか。
by 京葉帝都 (2022-02-25 13:03)
京葉帝都さん
パタパタと動作中、隠された表示を垣間見るのが楽しみでした。
山下駅の1号線、終日使用されています。川西能勢口からの日生中央行きは普通に1号線発着ですし、日生線折返し列車も2号線で隣の3号線に着いた妙見線からの乗り継ぎ客を引き受けた後律儀にスイッチバックして1号線で再度客扱いの後日生中央へ向かいます。
昨日NHK関西ローカルニュースでパタパタの話題が放送されていました。阪急岡本駅のものが今月中に換装され残すは京都線の3駅のみになるそうです。
by サットン (2022-02-26 01:14)
「パタパタ」が登場したときは、とても近代的なものが出た…と思っていましたが、時の流れというものは確実にやってきますね。
南海難波駅のタテにずらりと並んだ「パタパタ」は、飛行場を思わせるようで圧巻でした。
by のり (2022-02-27 22:36)
のりさん
従来型の行灯式、フィルム式と比べるとパタパタはデザイン的にもスマートで格好良かったですね。南海難波駅のものは壮観でした。6段くらいありましたっけ。全部入れ替わるのに数分かかっていましたからラッシュ時にはずっと回転していたのではないでしょうか。あと、私が好きだったのは昭和50年代に大阪駅中央口の壁面にビルトインされていたパタパタです。今と違って行先も様々で青森や西鹿児島なんていう表示を見るだけでも目の保養になったもんでした。
by サットン (2022-02-28 15:44)
ホンマにパタパタ見ることが少なくなりましたね。京急品川はパタパタのイメージが強いのですが。
by H.E (2022-03-14 20:58)
H.Eさん
パタパタ、駅のものは既に過去のものになってしまったようです。阪急でも残っているのは雲雀丘花屋敷、相川、富田、そして総持寺だけだそうです。
京急のパタパタにはにわか沿線民だった頃お世話になったもんです。懐かしいなあ・・・。
by サットン (2022-03-16 23:57)
恥ずかしながら…
トワイライトエクスプレスの記事を書かせていただいています…
by のり (2022-03-27 14:30)
のりさん
お知らせいただきありがとうございます。
さっそく伺います。
by サットン (2022-03-28 20:09)