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ゼンティス大阪宿泊記 後編(ラウンジと雑感) [宿泊記(関西)]

記事更新再開後の最初の項目は長らく塩漬けになっていた昨年末のホテル宿泊記の続きです。しれっとお蔵入りさせようかとも思いましたが、前編、中編をアップしているのでそうもいかず恥ずかしながら公開いたします。
というわけで前編(チェックイン・眺望)中編(客室詳細)から続いております。

◆ラウンジ

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▲ラウンジのソファ席

さて翌日、チェックアウト前にこのホテルご自慢の宿泊者専用ラウンジを覗いて見ました。1階ロビー奥がラウンジスペースとなっており大小ソファとテーブルがゆったりと配置されていて、書架には大阪にちなんだ書籍類が並んでいます。ジャズが流れる2階まで吹き抜けの空間と目一杯広く取られたガラス越しに映える植栽の緑のお陰で明るく清々しいムードを湛えた快適な時間を楽しめます。

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▲無料のコーヒーマシン完備

一角にはコーヒーマシンも用意されており宿泊者は24時間自由に利用でき客室にテイクアウトも可能です。他にもソフトドリンクや大阪産のクラフトビール各種が¥300~¥1000で楽しめます。
最近宿泊者専用ラウンジをウリにしているホテルが目立ちますが、多くは朝食会場を時間外に転用しているケースが多く、ラウンジと呼ぶにはお粗末な設備が目立ちます。しかし、このホテルは違います。あくまでもラウンジに特化しており(朝食はレストラン対応)、その設えも手抜かりはありません。さすがはパレスホテルの血筋を引くホテルです。

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▲コーヒー以外は有料です

せっかくのラウンジではありますが、私が居た11時前後には他に利用者はおらず、宣伝担当と思われるスタッフが業者を交えて打ち合わせをしているのみ。もったいないなあと思いながら、私自身も夜のムードを体験していなかったことを激しく後悔しております。きっと昼間に比べ勝るとも劣らないムードを味わえたことでしょう。
ところで「宿泊者専用」を謳うラウンジですが、スタッフが常駐しているわけでもなく出入りはノーチェック状態。これならいっそ一般開放したら如何でしょう。同じライフスタイルホテルを標榜するご近所の「アロフト」や「ザ・ロイヤルパークホテルキャンバス」などは積極的に開放しています。「新しいなにかと出会う場を提供すること」をモットーとするライフスタイルホテルとしてもその方が理にかなっていると思います。

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▲四ツ橋筋の筋向いに建つアロフト大阪堂島


◆チェックアウト
このホテルには他にも本格的なオールデイダイニング「Upstairz」、コインランドリー、フレグランスバー、フィットネスをコンパクトに配置した「ROOM 001」など魅力的な設備があるんですが、今回は利用する機会がないままチェックアウトの時間を迎えます。
正午前にフロントに出向き精算を済ませると渡された領収書はカードの利用控えと合わせて2枚。いずれもコンビニのレシートを一回り大きくした程度のサイズでした。ホテルの領収書というと、プリンターから打ち出されるB5サイズのものだった時代から情報更新できていない私は驚くとともにこのホテルが徹底したペーパーレス化を図っていることに気付きました。インからアウトまで手にした紙媒体というと「大阪いらっしゃいキャンペーン」関係の説明書と領収書だけ。従来のホテルでよく見かけたデスク上を埋め尽くすPOP類はいうに及ばず、ホテルのパンフレットさえ見かけませんでした。館内の案内はテレビでどうぞということですね。ステーショナリーもなし。そうそう、客室にメモはありました。

◆雑  感
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最後に私が感じたゼンティス大阪の印象をまとめて長期にわたってしまった記事を締めようと思います。

・親方パレスにあらず
 最近メキメキ評価を上げている東京・パレスホテルが大阪に進出ということで注目を集めたゼンティス大阪ですが、ホテル内にはパレスのパの字も見当たりません。私なんぞはZENTIS OSAKA by PALACE HOTEL TOKYOなんて名称にしてしまいそうですが、狙っている客層が異なるため敢えてパレスの看板は隠したということでしょうか。

・客層は女性中心か
 オシャレなホテルだけに客層は女性主体のように感じました。フロント、客室通路で出会ったのは皆女性でした。特に母娘らしい姿が目立ちました。

・徹底したペーパーレス化

 レジカード、パンフレット、レストランのお知らせ、宿泊約款、レターセットなど従来のホテルステイでは必ず出会った紙がことごとくありません。客室内にも紙というとメモとトイレットペーパーぐらい。



私にとって久し振りのホテルに泊まることを目的にした1泊2日の旅はこのように多くの刺激を与えてくれたのでした。

Zezntis Osaka 公式HP >>>こちら


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のり

なかなか宿泊を伴う移動をする機会がなく、(金もなく…(笑))ホテルなぞは縁がないのですが、記事を楽しませていただきました。
お客様に「日常」を提供するのか「非日常」を提供するのか、お迎えする側にとっては悩ましい選択かもしれませんね。

6年前に姪の結婚式で「鎌倉プリンスホテル」を利用し、翌日に町田のビジネスホテルを利用したのが、最近では唯一の宿泊でした。
by のり (2022-09-12 08:05) 

サットン

のりさん

私も時間はたっぷりあるけどお金がない状況です。が、Go to Trabelや大阪いらっしゃいキャンペーンを利用してお得に利用しております。
日常か非日常か、難しいですね。私の解釈としては、ハードは最新の非日常空間を。ソフトは自宅にいるような不自由のない日常の寛ぎをといった感じでしょうか。
by サットン (2022-09-12 20:50) 

硬券屋

いいホテルですね!常宿のポイントとラウンジですっかり囲い込みをされて幸か不幸か浮気できないです...
by 硬券屋 (2022-09-19 13:19) 

サットン

硬券屋さん

賞味期限切れの記事で申し訳ありません。
たまにはポイントの呪縛を振り払って冒険されることを希望いたします。
by サットン (2022-09-20 18:43) 

硬券屋

大汗[あせあせ(飛び散る汗)]....[ほっとした顔]
by 硬券屋 (2022-09-21 12:18) 

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