乗りつぶし アストラムライン編 2022冬の広島遠征② [鉄道の旅]
国内最長の新交通システムを乗りつぶす!
さて、広島遠征2日目であります。今日は夕方の適当な新幹線で大阪に帰るまでは乗りつぶしに徹する予定にしています。この時点での広島周辺の未乗線区はというと、JRが、芸備線広島~三次、福塩線万能倉~塩町、可部線。民鉄が、広島電鉄宇品線末端部、横川線、江波線。アストラムラインとなっています。

▲手始めにアストラムラインから
ところがホテルで目覚めるとなんと雪! ビルの屋根には薄っすら積もっています。天気予報どおりではありますが、まさか温暖な瀬戸内で雪に見舞われるとは・・・。沿線の倒竹等で芸備線、福塩線は列車に遅れが出ているとのこと。これで今日の乗りつぶし対象は広島市近郊路線に絞り込まれました。

▲広電2号線で紙屋町西へ
幸い平常運転中のアストラムラインと途中で交差する可部線をセットでやっつけることに決め、まずはアストラムラインから着手すべく始発駅である本通へ向かいます。本通は広電紙屋町西電停至近ということで広島駅前電停から2号線宮島口行きで進撃。「ぐり-んらいなー」こと3900形に乗り込みます。軽快電車タイプの3車体連接車です。

▲本通駅は地下に 左手には広電本通電停が
アストラムラインとは広島市を筆頭株主とする広島高速交通(株)が運営する新交通システムで、本通ー広域公園前間18.4kmを運行しています。これは新交通システムとしては国内最長となります。さらに広域公園前からJR西広島駅までの延伸が検討されています。

▲本通駅改札口
デイタイムのダイヤは、長楽寺までの区間列車も含めてきっちり10分間隔のパターンダイヤが組まれています。
広島県交通系ICカードPASPYの他、全国交通系ICカード使用可能でICOCAのみチャージ可能となっています。

▲アストラムは地下鉄?
アストラムラインの大きな特徴が新交通システムには珍しい地下区間があること。本通ー新白島間が地下になっています。新交通システムで他に地下区間というと大阪メトロのニュートラム、コスモスクエア付近のわずかな区間しか思い当たりません。そういえば以前某大学の入試問題がきっかけとなってアストラムラインは地下鉄か否かで議論になったことがありましたね。因みに広島高速交通は日本地下鉄協会に加盟しています。

▲スタイリッシュなインテリアにびっくり
それでは10:55発の列車で乗りつぶしスタートです。車内は空いていて私の乗った先頭車は5・6人の入りといったところ。
それにしても斬新なインテリアデザインです。足元まである大型のドアガラス。フリースペースの窓はアストラムラインのシンボルマークである16ドットを模しています。それに白黒ツートンのシートなど全てがスタイリッシュ! 後に調べてわかったんですが、これは2020年から投入が始まった7000系と呼ばれる新型車両なんだそうです。6000系の一択ではなかったんですね。予習不足でした。

▲安東駅の副名称は安田女子大学前
進むにつれて雪は深さを増していきます。ところでこの路線、学校名が副名称になっている駅が目立ちます。画像の安東(やすひがし)駅は安田女子大学前。確かに右手の斜面にキャンパスが見えます。他にも広域公園前駅=修道大学前など6駅に学校名の副名称が付されています。ネーミングライツによるものでしょうか?

▲長楽寺駅下り方の配線(上り列車後部より)
続く上安駅付近ではアストラムラインの高架工事中、橋脚からコンクリート桁が落下、側道のクルマ数台を直撃し15名が亡くなるという惨事の現場を通ります。
さらに進んだ長楽寺は車両基地が置かれ、始終着列車も設定されているアストラムライン運行の要ともいえる駅です。車両基地への入出庫線がデルタ線を構成しているというので見届けようと車窓に注目しましたが、雪で視界が悪いこともあってよくわかりませんでした。
さて、広島遠征2日目であります。今日は夕方の適当な新幹線で大阪に帰るまでは乗りつぶしに徹する予定にしています。この時点での広島周辺の未乗線区はというと、JRが、芸備線広島~三次、福塩線万能倉~塩町、可部線。民鉄が、広島電鉄宇品線末端部、横川線、江波線。アストラムラインとなっています。
▲手始めにアストラムラインから
ところがホテルで目覚めるとなんと雪! ビルの屋根には薄っすら積もっています。天気予報どおりではありますが、まさか温暖な瀬戸内で雪に見舞われるとは・・・。沿線の倒竹等で芸備線、福塩線は列車に遅れが出ているとのこと。これで今日の乗りつぶし対象は広島市近郊路線に絞り込まれました。
▲広電2号線で紙屋町西へ
幸い平常運転中のアストラムラインと途中で交差する可部線をセットでやっつけることに決め、まずはアストラムラインから着手すべく始発駅である本通へ向かいます。本通は広電紙屋町西電停至近ということで広島駅前電停から2号線宮島口行きで進撃。「ぐり-んらいなー」こと3900形に乗り込みます。軽快電車タイプの3車体連接車です。
▲本通駅は地下に 左手には広電本通電停が
アストラムラインとは広島市を筆頭株主とする広島高速交通(株)が運営する新交通システムで、本通ー広域公園前間18.4kmを運行しています。これは新交通システムとしては国内最長となります。さらに広域公園前からJR西広島駅までの延伸が検討されています。
▲本通駅改札口
デイタイムのダイヤは、長楽寺までの区間列車も含めてきっちり10分間隔のパターンダイヤが組まれています。
広島県交通系ICカードPASPYの他、全国交通系ICカード使用可能でICOCAのみチャージ可能となっています。
▲アストラムは地下鉄?
アストラムラインの大きな特徴が新交通システムには珍しい地下区間があること。本通ー新白島間が地下になっています。新交通システムで他に地下区間というと大阪メトロのニュートラム、コスモスクエア付近のわずかな区間しか思い当たりません。そういえば以前某大学の入試問題がきっかけとなってアストラムラインは地下鉄か否かで議論になったことがありましたね。因みに広島高速交通は日本地下鉄協会に加盟しています。
▲スタイリッシュなインテリアにびっくり
それでは10:55発の列車で乗りつぶしスタートです。車内は空いていて私の乗った先頭車は5・6人の入りといったところ。
それにしても斬新なインテリアデザインです。足元まである大型のドアガラス。フリースペースの窓はアストラムラインのシンボルマークである16ドットを模しています。それに白黒ツートンのシートなど全てがスタイリッシュ! 後に調べてわかったんですが、これは2020年から投入が始まった7000系と呼ばれる新型車両なんだそうです。6000系の一択ではなかったんですね。予習不足でした。
▲安東駅の副名称は安田女子大学前
進むにつれて雪は深さを増していきます。ところでこの路線、学校名が副名称になっている駅が目立ちます。画像の安東(やすひがし)駅は安田女子大学前。確かに右手の斜面にキャンパスが見えます。他にも広域公園前駅=修道大学前など6駅に学校名の副名称が付されています。ネーミングライツによるものでしょうか?
▲長楽寺駅下り方の配線(上り列車後部より)
続く上安駅付近ではアストラムラインの高架工事中、橋脚からコンクリート桁が落下、側道のクルマ数台を直撃し15名が亡くなるという惨事の現場を通ります。
さらに進んだ長楽寺は車両基地が置かれ、始終着列車も設定されているアストラムライン運行の要ともいえる駅です。車両基地への入出庫線がデルタ線を構成しているというので見届けようと車窓に注目しましたが、雪で視界が悪いこともあってよくわかりませんでした。
▲終点広域公園前に到着 シートのデザインが映えます
11:32、終点広域公園前に到着、本通を出て37分です。これでアストラムライン18.4km完乗です。
▲サンフレッチェ広島の装飾が目立つ広域公園前駅ホーム
この日は日曜日とあって大学も休校、学生の姿もなく駅構内は人けもなく寒さが募ります。
▲丘の向こうにビッグアーチが
この駅はJリーグ、サンフレッチェ広島のホームスタジアムである広島ビッグアーチの最寄り駅ということでホームからはその頂部を見ることができます。しかし、2024年の完成を目指して新スタジアムの工事が市内中心部で進んでおり完成後はサンフレッチェのホームもそちらに移転するそうです。そうなればアストラムラインの経営にも少なからぬ影響があるのではないでしょうか。
▲本通へ折り返す7000系
▲前頭部を拡大すると
駅を出て初めて7000系の外観を見ることができました。何分にも各駅ともにフルスクリーンのホームドアが設置されているのでホームからはなかなか拝めません。その外観ですが、フロントマスクを見て驚きました。その宇宙船を思わせるデザインが先日実車が公開された大阪メトロ400系と瓜二つじゃありませんか。たまたまなのか何なのか・・・。
さて、駅前には中古車センター以外これといったものは見当たらず、雪もやむ気配はなく、しばらく雪と戯れただけでホームに戻ります。
▲6000系車内
復路12:00発の列車は在来型の6000系、車内のデザインは至ってスタンダード。30年近い時間差があるとはいえ7000系とのあまりの違いは同じ事業者の車両とは思えない程です。
▲大町で次なるターゲットへ
12:18着の大町で次のターゲットを攻略するためアストラムラインとはおさらばします。そのターゲットとは画像右端に見えるJR可部線です。雪はまだやみそうにありません。
今回の成果
新規踏破区間:アストラムライン(広島高速交通)1号線(本通ー広域公園前)18.4km
アストラムライン踏破率:100.000%(0.00%)
私鉄路線踏破率:51.961%(51.726%)
( )は直前のデータ
※乗りつぶしオンラインによる集計
新規踏破区間:アストラムライン(広島高速交通)1号線(本通ー広域公園前)18.4km
アストラムライン踏破率:100.000%(0.00%)
私鉄路線踏破率:51.961%(51.726%)
( )は直前のデータ
※乗りつぶしオンラインによる集計
アストラムラインは自分、コロナ禍が始まった頃に
日帰りで広島へ行った時に完乗した事を思い出しました。
あの時は、たまたまサンフレッチェのビッグアーチ開幕戦で、
横川からシャトルバスで広域公園に行きました。
余談ですが、自分も広域公園駅からアストラムラインに乗った
時は12:00発の列車でした(笑)。
by まるたろう (2023-01-09 21:12)
まるたろうさん
横川から広域公園への路線バス、アストラムラインと可部線をまとめて乗りつぶすのに有効活用できないかと考えたんですが、結局両線を行ったり来たりする非効率なプランに落ち着きました。
広域公園前駅12:00発、たまたまとはいえすごい偶然ですね!
by サットン (2023-01-09 22:39)
こんにちは
アストラムラインは、1回乗車したっきりです。が、紙屋町交差点の地下構造を見るにつけ、路面電車で実現できなかったものかと思ってしまいます。
by やまびこ3 (2023-01-10 11:40)
やまびこ3さん
アストラムラインはかなりの勾配区間が見受けられました。本線の最急勾配は45‰だそうです。超低床の路面電車で対応できるのでしょうか。山登りに挑むLRVの姿も見てみたいもんですが。
by サットン (2023-01-10 19:19)
10年近く前、広島には仕事でちょくちょく行ってましたが、新交通が走っているという認識はありませんでした。(新交通には興味の度合いが低いからかな)
乗っておけばよかった。
by H.E (2023-01-12 12:40)
H.Eさん
関西人にとっては新交通システムは臨海部の埋め立て地を走っているものという既成概念があるのかも知れません。
アストラムに乗っていると広島の住宅地がずいぶん奥深くまで広がっているのに驚かされます。山間の新交通もたのしいと感じました。
by サットン (2023-01-12 18:49)