乗りつぶし 広島電鉄完乗編 2022冬の広島遠征⑤ [鉄道の旅]
宇品線踏破で広電全線完乗へ!
1泊2日の予定だった今回の広島遠征ですが、東海道新幹線の架線事故のとばっちりを受けて広島にもう1泊することに。その予定外の1日をどう使うか。結局昨日現在広電で唯一乗り残している宇品線末端部分を乗りつぶすことにしました。宇品線については39年前に一度は踏破しているんですが、Wikiによると終点広島港電停(2001年までは宇品電停)が広島港宇品旅客ターミナルの拡張に伴い2003年に移転し、線路も延長されたとのこと。その距離は100mとも200mとも。わずかな距離ですが、乗りつぶしオンラインにも反映されており、いずれはつぶさねばならない相手です。
▲広電完乗は703号で 左は被爆電車652号(広島駅電停)
昨夜急遽投宿したKOKOホテル広島駅前をゆっくりチェックアウトし、駅横の「エキシティ広島」などを冷やかしつつ広島駅電停に向かいます。旧態依然としたターミナルですが、2025年、駅前大橋ルートの開業にあわせて新駅ビル2階に乗り入れる予定になっており、面目を一新するのも間近です。
▲広島港電停にて広電全線完乗
11:44、1号線広島港行きに乗車します。お供は700形703号です。1号線というだけに、八丁堀、紙屋町といった繁華街に中電前、市役所前周辺の中央業務地区など広島市の心臓部を縫うように走ります。とはいえ皆実町6丁目を過ぎた辺りからは車内も閑散となり元宇品口を発車、未乗区間へ向かいます。が、移転前の広島港電停の位置などとっくに記憶の彼方に飛んでおり、どこからが未乗区間か判然としないうちに12:32、広島港電停に到着です。ここまで乗って来たのは白人観光客の夫妻と私だけでした。
1泊2日の予定だった今回の広島遠征ですが、東海道新幹線の架線事故のとばっちりを受けて広島にもう1泊することに。その予定外の1日をどう使うか。結局昨日現在広電で唯一乗り残している宇品線末端部分を乗りつぶすことにしました。宇品線については39年前に一度は踏破しているんですが、Wikiによると終点広島港電停(2001年までは宇品電停)が広島港宇品旅客ターミナルの拡張に伴い2003年に移転し、線路も延長されたとのこと。その距離は100mとも200mとも。わずかな距離ですが、乗りつぶしオンラインにも反映されており、いずれはつぶさねばならない相手です。
▲広電完乗は703号で 左は被爆電車652号(広島駅電停)
昨夜急遽投宿したKOKOホテル広島駅前をゆっくりチェックアウトし、駅横の「エキシティ広島」などを冷やかしつつ広島駅電停に向かいます。旧態依然としたターミナルですが、2025年、駅前大橋ルートの開業にあわせて新駅ビル2階に乗り入れる予定になっており、面目を一新するのも間近です。
▲広島港電停にて広電全線完乗
11:44、1号線広島港行きに乗車します。お供は700形703号です。1号線というだけに、八丁堀、紙屋町といった繁華街に中電前、市役所前周辺の中央業務地区など広島市の心臓部を縫うように走ります。とはいえ皆実町6丁目を過ぎた辺りからは車内も閑散となり元宇品口を発車、未乗区間へ向かいます。が、移転前の広島港電停の位置などとっくに記憶の彼方に飛んでおり、どこからが未乗区間か判然としないうちに12:32、広島港電停に到着です。ここまで乗って来たのは白人観光客の夫妻と私だけでした。
▲大役を果たし広島駅へと折り返す703号
最後は、どこからが未乗区間かはっきりしない締まりのない状態でしたが、なにはともあれ、これで宇品線を完乗するとともに、広島電鉄35.1km全線踏破完了です!
▲LCD式の発車標
大屋根の下に広がる広島港電停は2面3線の陣容で縦列停車も見られます。
発車標は富山地鉄富山駅電停のものとは違って、発車時刻も表示されます。一方横川駅電停のものと比較すると経由地の表示がありますが、低床車の表示はありません。
▲元京都市電1900形
ここで広島港電停で出会った広電の電車たちをご紹介。
これは元京都市電の1900形。使い勝手が良いのか広電の単車としては最多の15両の陣容を誇ります。関西人である私にとっては懐かしい顔です。
▲正面の赤いワッペンが気になります
Greenmover maxこと5100形。5車体連接構造で全長は軌道法の規定いっぱいの30m。国産初の100%フルフラット超低床車両でローレル賞受賞車です。
残念ながら今回は5車体連接車に乗車する機会はありませんでした。
▲広島港宇品旅客ターミナル
電停を覆う大屋根に接して建つのが広島港宇品旅客ターミナル。ここから四国松山をはじめ、瀬戸内海の島々への航路が出ています。ちょっと覗いて行きましょう。
▲待合室からのパノラマ
玄関を入ると左右に船会社ごとのカウンターが並び、正面奥にはガラス張りの待合室が。ここからの眺望が素晴らしい! 重なる島々、出船入船とこれぞ瀬戸内という眺めです。こんな待合室なら何時間でも待っていられそう。
▲沖に浮かぶのは似島
そんな絶景の中でひときわ目をひくのが安芸小富士を頂く似島(にのしま)です。富士山を小さくしたようなシルエットが見事! 広島市南区に属し、ここから船で20分だそうです。ちょっと渡ってみたい気持ちにかられます。
似島に劣らない存在感を見せるのが右手の2基の巨大なクレーンです。怪獣に見えてきます。今にも暴れだしそう。気になったので調べてみると、この怪獣たちはクレーン船だそうです。つまり海面に浮かんでいるんです! 左が「ひろしま」、右が「おおしま」と名乗るそうです。こんな怪獣が海上を移動しているところを是非見たいものです。
▲うどん屋で祝賀会
ターミナル内には1・2階にレストランも入っています。ご多分に漏れず半ばシャッター街化していますが、それでも紅茶専門店からインド料理まで幅広いラインナップが揃っています。その中のうどん屋で広電完乗の小宴を催すことに。卵うどん370円、おいしゅうございました。
今回の成果
☆広島電鉄全線完乗
新規踏破区間:広島電鉄宇品線(元宇品口ー広島港)0.5km
☆広島電鉄全線完乗
新規踏破区間:広島電鉄宇品線(元宇品口ー広島港)0.5km
港の待合室!すばらしいですね。Cedarが行ったのは宇品と呼ばれてた頃で、こんな設備はありませんでした、こりゃ行ってみなくっちゃ!
by Cedar (2023-01-21 02:10)
Cedarさん
できればこの待合室で夕暮れ時までボーっと海を見ていたかったです。
せめて呉か似島まで船の旅を、とも思いましたが、無理は禁物と思いとどまりました。
神戸ベースで是非お出かけ下さい。
by サットン (2023-01-21 19:46)
広電、これで全線完乗されたのですね。
完乗祝いのうどんのお味は格別だったでしょう(笑)。
さて自分は広電、現状は白島線だけ乗り残していますが、
コメントで頂きましたように、新線開業の時に合わせて
やっつけようと思います。
by まるたろう (2023-01-21 20:02)
まるたろうさん
広電完乗するのに足かけ40年かかりました。我ながら要領の悪さを痛感しております。
2年後の広島駅周辺は見違えるように激変していることでしょう。
宇品のうどん、どんな出汁を使っているのか、関西では出会えない味でした。
by サットン (2023-01-21 23:39)
仁島の山は安芸小富士というのですね。富士山そっくり。
私の故郷の福島には吾妻小富士というのがありますが、だいぶ違います(笑)
2年後楽しみです。
by やまびこ3 (2023-01-23 09:20)
安芸小富士は標高278mと本物の富士山にははるかに及びませんが、海に浮かぶ姿は強烈なインパクトがありました。
利尻富士から薩摩富士まで富士山の分家は各地に点在しますね。わが地元にも能勢富士が聳えます。
by サットン (2023-01-23 17:11)
[祝]?完乗?次の完乗は何線ご予定ですか?
by 硬券屋 (2023-01-28 11:32)
硬券屋さん
ありがとうございます。
次は和田岬線か阪堺電軌でも行きますか・・・。地元にもまだまだ未乗路線がありまして、足元も固めねばと思っているところです。
by サットン (2023-01-29 01:02)