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コロナ禍の「世界遺産バス」に乗る 2022夏の富山旅② [バスの旅]

二つの合掌集落を繋ぐ路線バス

富山県は五箇山・上梨の集落まで家人の運転するクルマでやって来た私でありますが、ここからは独り立ちし、路線バスの旅を楽しみます。世界遺産もスルーして嬉々としてバスに乗り込む私の姿は他人にはどう映っているのでしょうか?


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▲その名も世界遺産バス


◆世界遺産バスとは・・・
乗車するのは加越能バスが運行する「世界遺産バス」であります。なにやら大仰な名前ですが、文字通り世界文化遺産の「白川郷と五箇山の合掌造り集落」を構成する岐阜県白川郷・富山県五箇山地区と城端駅・新高岡駅・高岡駅を結ぶ世界遺産へのアクセスを担うバス路線なのであります。さらに白川郷ー城端駅前間の区間運転便が加わります。
車両は一部高速経由となるためWi-Fi装備の貸切仕様車が充てられています。ただし、区間便は高速に乗らないので一般路線車が充当されているようです。

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▲上梨バス停


◆地元の足に戻った世界遺産バス

上梨バス停近くの「ドライブイン山甚」で昼食をかき込み、12:22発の高岡駅前行きに乗るべくバス停へと急ぎます。(この付近はフリー乗降区間のようですが、念のためバス停へ)。すぐにやって来たバスは世界遺産バスのラッピングをまとった専用車。ここからの乗車は私だけ。先客も2・3人と「白川郷から満席で到着したら・・・」という心配も杞憂に終わります。

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▲相倉口バス停

上梨トンネルを抜けた下梨バス停から中学生風が5人乗車、静かだった車内はにぎわいます。

R156から分かれてR304を進み、程なく相倉(あいのくら)合掌集落の最寄となる相倉口に到着。五箇山地区最大の合掌集落とあってバス停もミニ合掌造りになっています。

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▲危険なバス停


素朴な合掌造りと隣り合うように「落石注意」と表示された物々しい落石覆いが。なんとも対照的な眺めです。
ここから観光客が2人乗車。

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▲トンネル区間を行く


R304に入ってからというもの連続する急カーブとトンネルで高度を稼ぎつつ進みます。
相倉口を出てから城端の市街地までの間乗降はありませんでした。
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▲砺波平野を見下ろしつつ

ひと際長い五箇山トンネルを抜けると峠のピークを越えたのか眼下に砺波平野のパノラマが広がり目を奪われますが、残念なことに窓ガラスが汚い! カメラを向けてもガラスに反応してピンボケの量産ですわ。


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▲レトロな城端の町並み

城端の街を目指してどんどん高度を下げレトロな町並みを抜けて行きます。ちょっと散策してみたくなりますが、この後かたずけないといけないミッションがあるのでお預けです。

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▲城端駅前に到着

13:00、城端駅前に到着です。バスはこの後高速を経由し高岡駅前まで向かいますが、私はここで下車します。
所要時間38分、運賃¥940のバス旅でした。


※白川郷ー高岡駅前間を乗り通すと2時間10分、¥1800となります。

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▲世界遺産バスラッピング

事前に調べたところ、コロナ前は世界遺産目当てのインバウンド客でにぎわっていたようです。ところがコロナによるインバウンド消滅の波をまともに受け現在(2022年8月)に至るも減便ダイヤで運行されています。それでも私が乗った便はピークでも10人少々の乗車という低調さ。さらに夏休みにもかかわらず観光客は3人(私を含む)と完全に地元の足という状況です。しかし、この路線は元々全区間一般道経由の普通の路線バスだったようで、今の状況がこの路線の本来の姿なのかも知れません。

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▲高岡駅前に向けて発車

最後に世界遺産バス利用時の注意事項を

※現在コロナ禍に対応した減便ダイヤで運行されています。利用に際しては加越能バスHPで最新のダイヤを確認してください。>>>加越能バスHP
※加越能バスでは交通系ICカードは使えません。現金をお忘れなく。

蛇足ながら全線一般道経由時代のこの路線が、テレビ東京系「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」第1弾(横浜駅前ー氷見)に登場しております。

続いては城端線乗りつぶしの巻です。

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スルッとKANSAIバス印ラリー結果ご報告 [バスの旅]

結果から申し上げると、17社局中10社局で終わりました。そうです、昨年11月京都バスを記帳後何ら進展のないまま年を越し、3月末の締め切りを迎えたのでした。京都バス攻略の記事の最後に「17社局完集を目指します」などと調子のいいことを言っておきながらこの始末、お恥ずかしい限りです。要因としては、私のいい加減な性格はもちろんのこと、比較的攻略しやすい近場の事業者から攻めたため三重交通、神姫バス、淡路島の2社など遠方の攻め難い事業者ばかりを残してしまったという作戦ミスもあろうかと思います。

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◆私なりの収穫があったバス印ラリー
負け惜しみに聞こえるかも知れませんが、バス印ラリーに参加したお陰で私なりにたくさんの収穫、発見がありました。例えば・・・・


・コロナワクチン集団接種会場行きの乗り場だけがにぎわう高速バスターミナルの光景に唖然とする。~西日本JRバス

・コロナ禍でひと気のない伊丹空港ターミナルビルを我が物顔で散歩するワン公の姿に白日夢を見たかのような衝撃を受ける。~大阪空港交通


・同じ大阪に住みながらこんな機会でもないと訪れることはなかったであろう大阪市大正区の湾岸地帯の風景。~大阪シティバス


・記帳場所近くの私が40年前に住んでいた町を訪れるも嘘のように活気を失ってしまった情景を見てこの国の未来に不安を抱いたこと。~高槻市交通部


身近な土地を訪ね思わぬ再発見を楽しもうというマイクロツーリズムがコロナ禍の観光産業の救世主となるんだそうですが、このバス印ラリーはちょうど良いツールになったのではないかと思います。
まあ、どこへ行ってもコロナの影が付きまとってきたのは残念でしたが。

記帳した事業者

阪急バス、西日本JRバス、大阪空港交通、京阪京都交通、大阪シティバス、南海バス、近鉄バス、高槻市交通部、京都市交通局、京都バス・・・以上10社局

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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑩京都バス [バスの旅]

節目の10社目は京都バス

北大路バスターミナルで京都市交通局のバス印をいただいた後は京都バスに向かいます。場所は高野川河畔に位置する高野営業所です。

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▲高野営業所は高野川河畔に立地

北大路バスターミナルからアクセスするには市バスに乗り高野橋東詰バス停で下車、北大路をちょっと戻り高野川沿いに北上するとものの2・3分で到着です。

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▲高野営業所に到着

営業所には着いたものの改築工事中ということもあって事務所棟への歩行者動線がわかりません。居合わせた乗務員さんに尋ねたところ「ちょっと戻って、そこの門から入って下さい」とのこと。私が見落としたようです。

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▲事務所2階で記帳を受ける

こうして辿り着いた事務所棟2階の窓口で記帳を申し出るとベテランの係員さん登場。愛想よく押印してくれます。そして300円を支払うと手書きの領収書を発行してくれました。レシートは高槻市交通部でもらいましたが、手書きの領収書は初めてです。京都バスってキッチリした会社なんですね。

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▲立派な領収書もいただきました

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▲見落とされがちなバス停

節目の10社局目となるバス印をいただき撤収しようと高野車庫バス停に立ちます。バス停標識にはわざわざ「高野車庫バス停ここです」の表示が・・・。どうやら標識が塀に張り付くように設置されている為目立たずに見過ごされがちのようです。この時も私の前を通り過ぎていったおばさんが戻って来て「バス停ここですか!?」という一幕がありました。

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▲京都バスに初乗車

やって来たのは41系統四条河原町行き。恥ずかしながらこれが京都バス初めての乗車となります。それにしても京都市内の路線バス、インバウンド消滅下でもなかなか混んでいます。ここまでの3本の市バスはほとんど立ち席。この京都バスも同じく。いずれも市中心部を走る幹線系統だったこともあるのでしょうが市内交通の主力をバスが担う京都市だけのことはあります。
バスは川端通りを南下し出町柳に到着、私はここで降ります。大阪への帰路は懸案だったあの車両に乗ってみようと思います。

◆京都バスのバス印はこれ!

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京都バスのバス印は京都市交通局同様バス印帳に直接押印してもらう方式。非常に丁寧に記帳していただきました。デザインは会社名と社章の組み合わせに日付印という京都市交に似たイメージですが、右下に京都バスの沿線地域名の業務用スタンプが押されます。これは嵐山・鞍馬など20種ほどあるスタンプから好きなものを選べます。私は高野営業所に敬意を表して高野を選びました。

◆目標は17社局完集!
これでバス印ラリー参加17社局中10社局を陥れたこととなりました。スタート当初は目標を半分ほど収集できれば上出来としていましたが、既に達成。コロナのお陰で期間が来年3月末までに延長されたこともありコンプリートも現実味を帯びて来ました。そこで目標を17社局完集に修正いたします! とはいえ今までの10社局は比較的アクセスの良いところを狙っており、残っている7社局は三重県、淡路島、兵庫県のド真ん中など難関が待ち受けています。残すところ4ヶ月少々、なんとか攻略したいと思います。

        残すはあと7社局です!

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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑨京都市交通局 [バスの旅]

学生時代にはお世話になりました

コロナ禍による度々の中断にもめげず懸命にモチベーションを保ちつつ参戦を続けているスルッとKANSAIバス印ラリー。(詳細はコチラ) 今回は京都市内の2社局を攻略に向かいます。

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▲特急は桂まで・・・

阪急京都線特急をとばし、淡路駅付近の要塞のような高架化工事に目を見張りつつ桂で準急に乗り換え、京都市内の地下線に潜り着いたのは西院。まず最初に京都市交通局を目指します。記帳場所は北大路バスターミナル。


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▲レトロなムードが漂う西院駅地下ホーム

昭和初期に建設された西院駅の地下ホームは年輪を感じさせる独特の佇まいを見せています。大学入学当初はここで市バスに乗り換えて通学していました。それから40年近く特に目立つ建物が建ったわけでもなくバス停からの景色も大きな違いはありません。・・・念のため調べたところ西院駅ビルが改築されているそうです。私の記憶など当てになりません。



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▲市バス205系統で西大路を北上(北野白梅町)

西院(バス停は西大路四条)から北大路バスターミナルへは複数の系統を利用できますが、ここは40年前と同じく循環系統である205系統を選びましょう。懐かしいバス停を辿ってバスは北上します。さて、記帳を前に訪ねておきたい場所があります。ということで北野白梅町でいったんバスを降ります。寄り道の様子については項を改めて・・・。


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▲北野白梅町の行き先案内

見るべきものを見たのでさらに北上を続けます。バス停の行き先案内を見ると主要観光地を結び観光客に人気だった急行101系統、急行102系統はコロナ禍により運休中とのこと。京都市交は乗客減で辛いところでしょうが、押し寄せる観光客で混乱していたオーバーツーリズム時代は願い下げです。
今度は同じ循環系統である204系統に20分ほど揺られ北大路バスターミナルに到着。乗降場は地下2階にあるそうでバスはスロープをどんどん下っていきます。このバスターミナル、地下鉄北大路駅に直結し、商業施設なども併設した大規模なものですが、照明が薄暗く、全体に煤けたムードが漂います。

◆京都市交通局のバス印はこれ!


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▲京都市交通局のバス印

記帳場所である「案内所」は地下3階とのこと。やれやれ、腰を労わりつつ地下2階から降りて行きます。たどり着いた窓口で記帳を申し出るとバス印帳を召し上げられました。張り紙式ではなく直押印してくれるようです。戻ってきたバス印帳には交通局の局章を中心に太いゴシック体で局名、加えて日付印とシンプルなデザインですが、珍しいゴシック文字が強烈なパンチ力を発揮しています。
これで9社局目をやっつけました。もう1社に急ぎましょう。時間はそろそろ16時、秋の陽は釣瓶落としです。

          残すはあと8社局です!

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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑧高槻市交通部 [バスの旅]

再開第一号は「将棋の聖地」の市営バス

何度目かの緊急事態宣言により何度目かの中断を強いられたスルッとKANSAIバス印ラリー。はっきり言って少々モチベーションも下がり気味でありますが、気を取り直して再スタートを切りましょう。期限も来年3月末まで延長されてコンプリートのチャンスも拡大しましたし。


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▲高槻市バスで再スタート!

再開初っ端のターゲットは京阪間の中間に位置する高槻市の交通部が運営する高槻市営バスであります。大阪市営バスなき今、大阪府下唯一の市営バスとなりました。
実は私、1972年から1984年まで12年間高槻市に住んでおり、市バスには日々お世話になっておりました。今回はバス印記帳とともに37年ぶりの市バスとの再会も楽しみたいと思います。


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▲阪急高槻市駅前バスのりば

◆記帳場所へは懐かしの路線バスで

阪急電車を乗り継いでやって来たのは高槻市駅。ここから記帳場所である市南部の交通部芝生(しぼ)営業所まで市バスに乗って行くことにします。今でこそ市バスが阪急高槻市駅前に乗り入れていますが、阪急が高架化されるまでは駅前が狭く、乗り入れできず徒歩2・3分の国道171号線上のバス停に発着していました。

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▲富田(とんだ)団地行きに乗ります

記帳場所は富田団地東バス停が最寄とのことで富田団地行きに乗ります。これこそかつて私が利用していた路線。懐かしい!
ちなみに行き先の前に添えられた番号はいわゆる系統番号ではなく、終点のバス停を表します。鉄道でいう駅番号でしょうか。18は富田団地。1番はどこかというとJR高槻駅南です。


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▲最近の車両はフルカラーLEDの行き先表示機を装備

富田団地行きが到着しますが、JR高槻駅始発のため既に満席。最前部にかぶり付きすっかり変った沿道風景を眺めながら途中渋滞のため5分ほど遅れて約20分で富田団地東着。運賃は均一の¥220。

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▲なぜ「車庫前」が最寄でないのか?

現地に着いて一つの疑問が解けました。私が知っている限りでは車庫(芝生営業所)の最寄停留所は一つ手前のその名もズバリ「車庫前」だったはず。しかし、バス印帳には富田団地東で降りよと記されています。どうやら車庫が微妙に移転したようです。にも拘らず車庫前というバス停名はそのまま。なんだか利用者をミスリードしそうです。

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▲緑色の市バスが集結する芝生営業所

バス停からは案内標識に従って2・3分で営業所に着きます。バスが出入りするゲートを入り右手の事務所1階の窓口を訪ねます。
バス印をありがたく頂戴し、手数料¥300を支払うとレシートをくれました。今まで7社を巡りましたが、レシートをもらったのは初めてです。

◆マンモス団地に今の日本を見る
この後かつて住んでいたマンションや母校の小・中学校を訪ねて回りました。高校はというととっくに統合により廃校になってしまって跡形もありません。まさか1学年12クラスもあったマンモス校が廃校になろうとは思ってもいませんでした。一方100棟を数えるマンモス団地富田団地も子供達の声が響いていたかつての賑わいもどこへやら。高齢化が進んでいるようで活気を失っているように感じました。
二つの目的を果たしそろそろ帰ろうと一停留所分歩いた富田団地中央バス停で時刻表を見ると16時台だというのになんと30分待ち。地元のおばさんと思しき二人連れが「この間の時間変更で減らされたんやて・・・」と嘆いておりました。ここで待っているのも退屈なので始発となる富田団地までもう一停留所歩きます。なんだかマイナスイメージばかりになってしまいましたが、これが今の日本の実情のようです。



◆目指せ「将棋の聖地」!

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▲バスのヨダレ掛けには・・・

さて、現在多くの高槻市バスは共通のメッセージが書かれた前面幕、通称ヨダレ掛けを掲出しております。メッセージは「祝!将棋の聖地に!関西将棋会館が高槻へ!」というもの。現在大阪市内福島にある関西将棋会館が建て替えを機に高槻市内に移転して来るんだとか。市では藤井三冠による空前の将棋ブームに乗っかり将棋の聖地を前面に押し出し町おこしを図るんだそうです。

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▲阪急電車の接続案内が表示される

阪急高槻へと向かう車内で見かけたのがこの案内。阪急高槻が近付くと車内のディスプレーに阪急電車の接続案内が表示されていました。この種の案内、他に見かけたのは京阪バスだったかな・・・・。
復路は梅田付近の混雑を避け大阪モノレールで千里中央、阪急バス乗り換え、箕面の長~いトンネルを越えるというルートを選択しましたが、モノレールが予想以上の混雑。緊急事態宣言は解除されたとはいうもののコロナ禍とは思えない混雑ぶりでありました。


◆高槻市交通部のバス印はこれ

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今回手に入れた高槻市交通部のバス印がこれ。市バスのイメージカラーである緑色の高槻市章をメインに達筆な「高槻市自動車運送事業」の文字。右下には小さく175とあります。シリアルナンバーではないかと思われます。色調といい、シリアルナンバーといいなかなか個性的なバス印でありました。
これにて8番目の記帳完了であります。

           残すはあと9社局です!


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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑦近鉄バス [バスの旅]

懐かしいバスに出会う

スルッとKANSAI加盟のバス事業者のうち17社が連携して展開するスルッとKANSAIバス印ラリー。残念ながら8月2日より大阪府に4度目の緊急事態宣言が発せられた影響で目下全面見合わせ中であります。これまでに本誌では宣言前の7月末までに記帳を済ませた6社について紹介してきましたが、それも今回の7社目でネタ切れに。あとはおとなしくラリーの再開を待つしかありません。

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▲夕暮れ時の近鉄河内小阪駅

この日大阪シティバス、南海バスと作戦どおり攻略し、やって来たのは近鉄奈良線河内小阪駅。時は既に17時を回っており日は西に傾いております。ターゲットは近鉄バス。
近鉄バスは記帳場所に営業所ではなく、なんと本社を指定してきました。所在地は河内小阪駅前の小阪近鉄第5ビル4階。なんでも当初予定では摂津市の鳥飼営業所が指定されていたのが急遽変更された様子。

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▲近鉄バス本社が入居する小阪近鉄第5ビル

バス印帳にも鳥飼営業所の案内が記載されておりますが、阪急バス同様正誤表で本社の情報を追加しております。その結果土曜・休日は記帳も休みという堅気のサラリーマンの方には難敵となってしまいました。暇人である私にとっては陸の孤島鳥飼よりは断然楽ですが。
エレベータが見当たらず4階まで息を切らせて階段を上り事務所入り口の内線電話で担当者(乗合営業課)を呼び出します。

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▲近鉄バスのバス印 シンプルです!

こちらが近鉄バスのバス印です。シンプルです!潔いまでにシンプルです。イラストなど邪道といわんばかりです。はじめは物足りない印象でしたが、時間が経つにつれ意外に味が湧いて来る不思議なバス印です。
記帳方式は日付印も含んで4つのパーツからなるスタンプを自分で押印する形式。緊張して少々手が震えます。
これにて本日予定の3社めでたく記帳完了です。


◆近鉄バスの復刻塗装車に遭遇

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▲復刻デザインの近鉄バス

駅に戻るとそこには懐かしいバスが。旧デザインを纏った近鉄バスの復刻塗装車です。バス印ラリーの特設サイトでその存在は知っていましたが、出会えるなんて期待もしていませんでした。記帳を終えた私に対する近鉄バスからのご褒美と思っておきましょう♪ 私が子供の頃の近鉄バスというとこのデザインだったので懐かしいです。
この復刻塗装車は近鉄バス分社20周年を記念して2019年に導入されたもので6台が在籍するそうです。

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▲河内永和まで一駅戻る

バス印ラリーのミッションは完了しましたが、帰り掛けに乗りつぶしを1件欲張りましょう。ということで電車を降りたのは隣の河内永和駅です。

さて、ラリー参加者が心掛けておくべきことが「各社の増収に協力する」ということ。日頃趣味活動でお世話になっている鉄道・バス各社がコロナ禍で苦境にある今、私も些少ではありますが、協力したいと思います。バス印帳にも「記帳場所へは加盟各社をご利用いただきますようご協力をお願いいたします」との一文が添えられています。マイカー利用などもっての他です。(←どの口が言う!

それでは3社を巡ったこ
の日の各社に対する増収協力の明細をICOCA利用履歴で披露しておきます。(この他に現金払いの区間があります)

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▲ICOCA利用履歴 右端が残高を示す


         残すはあと10社局です!


過去6社のリンクを貼っておきますのでバックナンバーもどうぞご覧下さい。

1.阪急バス >>>コチラ
2.西日本JRバス >>>コチラ
3.大阪空港交通 >>>コチラ
4.京阪京都交通 >>>コチラ

5.大阪シティバス >>>コチラ
6.南海バス >>>コチラ

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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑥南海バス [バスの旅]

バス旅の聖地で6社目のバス印を記帳

4回目の「緊急事態宣言」が大阪に発令される直前に実行したスルッとKANSAIバス印ラリー第3次作戦、大阪シティバスで5社目の記帳を済ませ次なるターゲットを求めて南海なんば駅にやって来ました。


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▲空港急行運用に就く泉北高速出身の3000系

かつてのフラップ式からLCDタイプに更新されたなんば駅名物巨大発車標に迎えられ改札口を入れば目の前に空港急行が発車を待っています。が、この顔に違和感あり。泉北高速から移籍して来た3000系ではないですか。元泉北車ということでてっきり高野線で運用されているものと思い込んでいましたが、一部は本線で運用されているそうです。

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▲LCDになり一層カラフルになった発車標 見ていて飽きない

ただし、今回私が乗るのは高野線。目指すは堺東駅。ターゲットは南海バスです。デイタイムですが、泉北高速直通列車も乗り入れており、列車は次々に発車します。
6300系8連の区間急行林間田園都市行に乗車します。

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▲6100系改め6300系の区間急行(イメージ) 堺東

10数年ぶりの高野線ですが、車窓を通り過ぎる駅々の佇まいの古風なこと。まるで先程のなんばバスターミナルと歩調を合わせているかのようです。南海沿線は本線が次々と高架化される一方、高野線は高架区間がなんばー岸里玉出間のみというのも古い光景が残る要因なのかもしれません。


◆「ローカル路線バスの旅」ファンにとっての聖地を訪れる

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▲1番乗り場向かいが記帳場所

高野線随一の要衝堺東駅もホームは昭和の馨りがぷんぷん。ただし、この駅では高架化工事が進行中。完成予定は2040年って、なにわ筋線の9年後!?
それでは記帳場所へ参りましょう。駅前の南海バス堺東案内所、ド派手なラッピングバス「堺シャトル」が発着する1番乗り場の向かいです。迷うことはありません。

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▲バス旅第21弾に登場した堺東案内所

さて、ここ堺東案内所はかの超人気番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅21弾」〈2015年9月放送)で堺駅前から鳥羽に向かうバス旅太川プロ、蛭子さん、マドンナ高橋ひとみの一行が岸和田方面への路線情報を求めて立ち寄っております。結果は間違った情報を掴まされるという・・・。蛭子さんの「南海バスはルートも難解」という駄洒落も懐かしい。

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▲南海バスのバス印です

肝心のバス印がこちら。あらかじめ印刷された台紙に、その場で御朱印、日付印の押印、日付の記入を全て係員さんがやってくれます。
デザインはというと三菱エアロスターらしきバスが描かれているだけ。沿線名所である世界遺産仁徳天皇陵や堺灯台などをアレンジしてみても良かったかなと。
アクセスの良さから難易度は低いですが、12:00から13:00は昼休みなので要注意です。

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▲黄金の日々ならぬ黄金のバス

こうして6社目を楽勝で攻略し駅前をうろついていると再びド派手な堺シャトルがやって来ました。南海本線堺駅前と高野線堺東駅前を最短ルートで結ぶ金ピカのバスを見ているとかつての堺を舞台にした大河ドラマ「黄金の日々」を思い出します。

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▲堺東バスターミナルの全景

北側から見渡したところです。南海バスのHPによるとロータリーと周辺部合わせて17バースを擁する大規模なターミナルのようです。正面の高層建築は再開発ビル「ジョルノ」。今年4月にオープンしたばかりでマンションと商業施設で構成されています。ただ駅正面一帯は古い小さな建物が密集した正に昭和の街並み。それだけにこのジョルノ、21階建ての堺市役所が目立っています。

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▲2000系の急行

堺東でのミッションも無事終了、大阪市内に戻ります。やって来たのは橋本始発のズームカー2000系6連の急行。ズームカーの優等運用、もうないのかと思っていました。かつて高野線民の同僚が「この電車めちゃ混むから嫌い」と忌み嫌っていたのを思い出します。この時も8連乗車位置に並んでいたJKたちが通り過ぎた列車を追いかけるという一幕が。毎日利用している彼女らが慌てるぐらいですから多くはない運用なのでしょう。

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▲くっきり見やすいLCD発車標

私はそんなめちゃ混みの急行は見送り準急でゆったり座っていきます。向かった先は新今宮。もちろんJRに乗り換えるため。その前にちょっと電車見物。本線、高野線の列車が次々に行き交う光景は時間が経つのを忘れさせます。

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▲泉北高速は50周年 上)5000系 下)3000系

ここで初めて気が付きました。泉北高速は今年開業50周年だそうです。車体側面に記念ステッカーが貼付されています。
おっと、のんびりもしていられません。次の訪問先は門限18:00、あと1時間です。JRホームへ急ぎましょう。

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▲巨大なトーチカのような星野リゾートOMO7新今宮

JRホームに立つと目の前には建設中の星野リゾートが聳えます。あの星野リゾートが新今宮に!?と大阪人誰もが耳を疑ったもんです。来年4月開業予定の地上14階建て、客室数436室の大規模な建物は既に全容を現し、その特異な外観から早速監獄ホテルなどのニックネームを授かっているようです。頂部にはホテル名のサインも掲出されております。OMO7とは星野リゾートのカジュアルブランドのようです。
それでは今日3件目のターゲットに向かいましょう。

今回の売上げ貢献 南海電鉄 なんばー堺東 ¥260、堺東ー新今宮 ¥260 合計 ¥520 でした。南海バスはごめんなさい。         


       残すはあと11社局です!


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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ⑤大阪シティバス [バスの旅]

バス印ラリーは只今中断中

恐れていたことが・・・8月2日、大阪府に4度目の緊急事態宣言が発せられスルッとKANSAIバス印ラリーも2度目の一時中断を喰らってしまいました。今のところ8月末日までとのことですが、どうなることやら。流石に2度目の中断とあっては期限延長が図られるようで、10月3日の締め切りを来年3月末まで延長の方向で調整中とか。せっかくエンジンが掛かってきたのに水を差されるとはこのことですわ。

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▲大阪シティバスの新塗装 神戸市バスのノンステ車かと

さて、今回からは宣言が出される直前の7月末に実施した大阪府下3社攻略作戦の模様を訪問順にお伝えしようと思います。まずは大阪シティバス、元の大阪市営バスから攻めて行きます。この大阪シティバスが曲者なんです。他の事業者が台紙配布場所と記帳場所を1ケ所で済ませているのに対し、大阪シティバスは梅田、なんば、天王寺にある大阪メトロの定期券売り場で台紙を購入の上、あらためて大正区にある鶴町営業所に赴き記帳を受ける2段構えとなっています。

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▲リアのデザイン

ということでやって来たのは大阪メトロ御堂筋線梅田駅構内の定期券売り場。¥300で台紙を購入するとご丁寧に大阪メトロロゴ入り袋に入れてくれました。捨てずに保存しておこうっと。
それにしても人出の多いこと。これでもまん防発令中なんですかね。いくら下手な笛を吹かれても踊れないと市民は思っているんじゃないでしょうか。

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▲サイドビューも

それでは地上のバスターミナルへ移動しましょう。そこで私の目に映ったものは・・・長蛇の列! バス乗り場には数十人の行列ができ、「最後尾」のプラカードを持った警備員が雑踏整理にあたっています。いったい何事と列の先頭を覗くと大阪国際会議場に開設された自衛隊によるワクチン大規模接種会場へ向かうシャトルバスを待つ人たちでした。

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▲大部分は旧市バスデザイン

かつては通勤にも利用していた大阪市バスですが、民営化されてからはさっぱりご無沙汰です。みをつくし(大阪市章)が消えたフロントマスクを見ると一抹の寂しさを感じますが、かくなる上は大阪メトロともども市民の足として成長して欲しいものです。

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▲梅田駅定期券売り場で購入した記帳用台紙


◆55号系統で目指せ鶴町!

それでは本題のバス印集めのお話。
大阪シティバスでは鶴町営業所での記帳の前に大阪メトロ定期券売り場で記帳用台紙を購入するルールになっていることは先述のとおり。これがその台紙です。な~んやこれやったら後、どこにでもある日付印だけで済むし、鶴町くんだりまで出向く必要はないな・・・とズルい気持ちがちらつきますが。

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▲乗車したのは幕車

しかしマジメな私は鶴町を目指します。大阪駅前から鶴町営業所へは55号系統で終点鶴町4丁目下車となります。13時ちょうどの便に乗車。ところで鶴町どころか大正区ですら大阪人である私にとってもアウェイの地。どんな所へどんな経路で連れて行かれるのか? なれないバス路線を利用するときは何時も感じる一抹の不安がよぎります。結果的には、あみだ池筋を一気に南下、大浪通を西へと進路を変え大正通を再び南下するというルートでした。
乗り具合は立ち客もない代わりに少なくても10人は乗っているという安定ぶり。
大阪駅前を出て1時間強(定時なら55分)で大正区の西の端鶴町4丁目に到着です。乗り応えありました!

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▲鶴町営業所はすぐに見つかったが・・・

営業所はバスを降りてすぐ。ところが記帳場所がわかりません。歩道に面して客用玄関らしきガラス扉があるものの施錠されていて開きません。仕方なく「関係者以外立ち入り厳禁」と掲示されたバスが出入りする正門を強行突破し構内に入り左手の事務所棟で来意を告げると「左手奥ですわ」。ご指示に従い進むと乗務前点呼の最中でした。そんな場で私の姿は場違いそのもの。立ちつくしているとようやく社員さんが声を掛けてくれ記帳に漕ぎ着けました。


◆5社目のバス印を拝領

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▲大阪シティバスのバス印完成形

これが大阪シティバスのバス印です。味わい深い筆文字による社名を中央に据えた件の台紙に自分でブルーの社章を押印します。その後社員さんが日付印を押し完成です。やっぱりズルはできなかったんですね。右上のひらかなは「ようおこし」。古い大阪ことばでようこそいらっしゃいませの意味です。

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▲鶴町営業所にも新塗装車が

それにしてもバス印ラリーに参戦して感じるのがラリー参加者に対する受け入れ態勢の乏しさです。今回のように記帳場所を探して彷徨ったのは私だけではないようです。特に通常立ち入り禁止になっているエリアを記帳場所とする場合にはせめて誘導する掲示ぐらいあってしかるべきだと思います。今回の中断期間中に受け入れ態勢の改善を望みます。

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▲街並みの向こうになみはや大橋が

それでも結果良ければ全て良し。5社目の記帳を済ませ鶴町営業所を後にします。滅多に来ない土地でもあり、少し散歩でもと交差点から西を見るとこの光景。町並みの向こうの空を横切る巨大構造物が眼に飛び込んできます。大正区と港区を尻無川の河口を跨いで繋ぐ「なみはや大橋」です。水面上45mの高さに架かるこの橋、一部しか捉えてない写真ではわかりませんが、恐竜の骨格のような奇怪な姿が見る者を圧倒します。府道の一部になっており歩道もあるそうです。高所恐怖症の私は願い下げですが。ちなみに、ここ鶴町4丁目と天保山を結ぶ大阪シティバス72号系統はこの橋を経由するそうです。

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▲トラックが宙を行く

そして先程の交差点から数十メートル移動した別の交差点からは港区と住之江区南港を結ぶ港大橋が姿を見せます。赤いゲルバートラス橋は大阪港のシンボルとして親しまれています。
その手前を斜めに横切るのは先程のなみはや大橋の一部です。
昔も今も大阪は八百八橋なのであります。

遥か彼方にはIKEAと東京インテリアの巨大店舗が見えますが、炎天下とても徒歩では行けそうもなく鶴町を離脱することに。往路とは違い大阪シティバス71号系統なんば行きに乗り込みます。途中地下鉄桜川までは来た道をたどり、立ち客も出る中所要35分でなんば到着です。


◆大化けするかも、なんばバスターミナル

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▲なんばバスターミナルは昭和の薫り

さて、降り立ったなんばバスターミナルは阪神高速の高架下に設けられたユニークな立地ですが、ここの場末感が半端ない。ムードは昭和。それも30年代か40年代の雰囲気を湛えております。昭和のオヤジとしては郷愁すら感じます。

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▲阪神高速高架下がバス乗り場

ターミナル周辺も飲食店やラブホのひしめくミナミの歓楽街が取り巻いておりなんとも猥雑なムードが漂っております。ただ、予定どおりであれば今から10年後の2031年に開業するなにわ筋線仮称新難波駅がこの付近の地下数十メートルに建設されることになっております。その頃ここがどのように変貌を遂げているか見届けたいものであります。

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▲バスを降りたらすぐラブホ

こうして5社目のバス印獲得となったわけですが、記帳場所が鶴町と知ったとき「えらいディープなとこやなあ」と感じたものでした。事実路線バスで1時間というアクセスがそのディープさを物語っています。もしバス印ラリーに参加していなければ鶴町の地を訪ねることもなかったでしょう。このラリーの目的「スルッとKANSAI協議会のネットワ―クの利用及び周辺の観光も楽しんでいただく」を私なりに体現できているようにも思います。これもマイクロツーリズムと呼んで良いでしょう。最近聞かないワードだけど・・・。
そうそう、前回京阪京都交通編(>コチラ)ではマイカーという禁じ手を使ってしまいましたが、今回はきちんと¥210x2回=¥420些少ではございますが売上げに協力させていただきました。

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▲次に乗るのは・・・・

さあ難波のターミナルへやって来ました。作戦ではあと2社からバス印をいただく手筈になっております。それでは次なるターゲット目指して電車に乗り進撃しましょう。


残すはあと12社局です!

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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ④京阪京都交通 [バスの旅]

禁じ手を使ってしまいました

スルッとKANSAIバス印ラリー
にすっかり嵌っております。

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▲京阪京都交通亀岡営業所

昨日は娘の運転するクルマで1社稼いで来ました。ターゲットは京阪京都交通、記帳場所は亀岡営業所であります。この手のイベントに公共交通機関を使わず自家用車で参加するというのはタブーであることは分かっているのですが、私の住む能勢エリアから亀岡まで公共交通で向かうとなると大きくV字形に迂回しなければなりません。一方クルマを使えば40分程度のドライブで到着です。

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▲R9を行く京阪京都交通を車内から激写

京阪京都交通には後程なんらかの形で借りを返すこととし凶暴な陽射しが照りつける中R477を北上、亀岡を目指したのでありました。


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▲亀岡営業所=京阪京都交通本社

R9に入ると京阪バスカラーの路線バスが続々と対向して行きます。回送車のLED表示には「すみません」の一言が。岡山の両備バスみたいですね。
目印にしていたアルプラザ(平和堂)横の交差点を西に入ると程なくして広大な亀岡営業所が見えてきます。隣のファミマにクルマを止め事務所を訪ねます。

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▲京阪京都交通のバス印

事務所1階に定期券発売窓口があり、そこでバス印記帳を申し出ると愛想の良い男性係員さん(名札には副所長の表記あり)が対応してくれました。バス印の人気のほどを尋ねると「大勢お越しいただいてますよ」とのこと。本日は私で4人目とか。この数字をどう解釈すればいいのか・・・・。
さて、バス印ですが、会社名などが印刷された台紙に保津川下りとバス(エアロスター?)をデザインしたスタンプを押してもらう形式。「(バス印帳に)貼りましょか?」とのお申し出もいただきましたが、辞退しました。貼り付ける作業もバス印集めのお楽しみです。

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▲ずらりと並ぶのは京阪カラーのバスたち

亀岡営業所、予想していたよりはるかに大規模な施設でした。本社お膝元の営業所であることを含んだとしてもです。そしてそこに居並ぶ京阪バスカラーのバス、バス、バス! 壮観であります! そういえば本家京阪バスはバス印にエントリーしてないんですよね。なぜ?


◆バスコレ購入で借りを返す

さて、今回はクルマを使ったため京阪京都交通はじめ公共交通にお金を落としていません。冒頭にも書いたとおり借りを返さねばなりませんが、どのように・・・・。答は京阪京都交通が用意してくれていました。記帳を済ませた後、対応してくれた係員さんが「こんなんどうですか?」と差し出したのは「京阪京都交通10周年オリジナルバスコレクション」。2台セットで定価¥2000のところを¥1000でOKとのこと。元々バスコレ好きの私のこと、喜んで購入いたしましたとさ。

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▲京阪京都交通オリジナルバスコレクション

モデルとなったのは路線車が日野/西日本車体工業(既に廃業)による平成5年式。旧京都交通時代に神戸市交通局から移籍。晩年は京阪京都交通国道線(亀岡駅ー京都駅)など主要路線で活躍。平成22年廃車。なお、京阪京都交通最後の西日本車体工業製ボディ架装車となった。
高速車は平成6年式三菱エアロバス。京阪バスからの移籍組。屋根上の社名表記は京阪バス時代のままになっている、とのことです。
ところで京阪京都交通の10周年というと2015年なのでなんと6年前。在庫一斉処分というところでしょうか。まあ、私はなんの不満もなく購入させていただきましたが。

さて、無事に借りも返し晴れ晴れとした気持ちで亀岡営業所を後にします。さあ、次はどこへ行きましょうか。再度緊急事態宣言が出される前に府県境を越えて遠征するか。それとも堅実に大阪府下から攻略していくか・・・悩みの尽きないコロナ禍のバス印ラリーであります。
なにはともあれ4事業者目を獲得、残すは13事業者。


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スルッとKANSAIバス印ラリーに参戦します! ③大阪空港交通 [バスの旅]

大阪(伊丹)空港リムジンバスの事業者を訪ねて

スルッとKANSAI主催の「バス印ラリー」に参戦中であります。
梅田地区で阪急バス、西日本JRバスの記帳を済ませ阪急宝塚線、大阪モノレールと乗り継いでやって来たのは伊丹空港。


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▲久々のモノレールで久々の伊丹空港へ(大阪空港)

十数年ぶりにやって来た伊丹ですが、駅構内にも空港との連絡橋にも人影が見えません。誘導鈴の音がむなしく響いております。ここに来たわけは大阪空港交通のバス印をいただくため。伊丹空港のリムジンバスを運営する事業者ですね。

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▲大阪空港駅にも人影は少なく

記帳場所はリムジンバス有人窓口とのことで、まずは北ターミナルの窓口を覗いて見ますが、シャッターが閉まっており、「ご用の方は南側窓口へ」との張り紙が。これだけ人がいなければ仕方あるまいとご指示どおりターミナルビル正面に沿って南へ歩きます。人もいなけりゃ平時は列をなしているリムジンバスの姿も2・3台が見えるのみ。まさに異様な光景であります。ヒコーキ業界の回復もバス業界同様遅れているようです。


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▲南ターミナルのリムジンバス窓口で記帳

そんな中辿り着いた南ターミナルチケットカウンター、窓口のおねえさんが女神に見えました。
その女神にバス印帳を差し出し「記帳をお願いします」と申し出ます。ここは阪急バス同様貼り紙式、プリントされた台紙に日付印をいただき料金¥300を納めて記帳完了。


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▲大阪空港交通のバス印

こちらが大阪空港交通のバス印です。バスの正面を中央に、周囲にOKKの社章、社印、日付印を配しています。右下には小さくリムジンバスのイラストがあしらわれています。
空港リムジンらしいスカイブルーが爽やかな印象です。

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▲空気を載せてリムジン発車

今日のミッションはこれにて終了。ちょうど出発して行くリムジンを撮影。この便も空気輸送状態でした。
駅へと戻る途中ターミナル正面を飼い主さんに連れられて散歩するマルチーズの姿がありました。広々とした散歩コースを手に入れたこの犬はコロナ禍で得をした数少ない存在かも知れません。

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▲京急の広告「羽田へまっすぐ for You」に送られて

ガランとした連絡橋を京急の広告が賑わせています。くりぃむしちゅーに見送られて帰宅の途に就きます。


◆今後の展望など

さて、バス印ラリー初回は3社を巡ることができました。私としては上々の出来です。しかし、今回の3社は何れもアクセスの良い難易度の低い部類に入ります。神姫バスのように兵庫県のど真ん中山崎(宍粟市)まで引き込まれるケースもあれば、淡路島にも2社があります。はたまた近鉄バスのように土曜・休日は休業の本社に記帳場所を置くサラリーマン殺しのような事業者もあります。これらの高難易度の事業者を如何に攻略していくかがコンプリートの鍵を握るのでしょう。

事業者側にはこの企画を盛り上げる演出をお願いしたいところ。各社局共通フリー乗車券の発売を望みたいものです。それから記帳窓口にはそれを示す共通デザインのステッカーの掲示など如何でしょうか。現状はなんの案内もなく放ったらかしの状態ですから。

さあ、次はどのバス会社を訪ねましょうか。大阪シティバス・・・、高槻市バス・・・、それとも南海バス・・・やっぱり近場からになりそうです。

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