SSブログ

大阪市交通局が東北を応援 [その他]

地下鉄天満橋駅にて

大阪市の東日本大震災被災地支援策としては発災直後に資材を満載し、現地に駆けつけた大阪市バスが話題になりました。発生直後の過去記事でも紹介しましたが、産経新聞が掲載した吹雪の岩手県大槌町内を行く大阪市バスの写真は多くの人たちの注目を集めたそうです。
その後も交通局は様々な支援策を打ち出しているようで、去る2月22・23の両日には地下鉄谷町線天満橋駅で「東北6県物産展」が開催され、私も様子を見に出かけてみました。

jengo02 (500x375).jpg

初日の午後、OMMビルに近い会場を訪れると多くの人だかりができていました。マスコミで紹介されていたこともあってか予想以上の賑わいを見せています。人垣を掻き分けて販売コーナーに近付くと1県当たりテーブル1~2本程度のスペースにご当地産品を並べて絶賛販売中。
どうやら北東北3県(青森・岩手・秋田)が共同で心斎橋に出店しているアンテナショップ「ジェンゴ」が中心になり、宮城・福島・山形各県が相乗りしているようでした。品揃えはとテーブル上を物色すると既に多くの商品が売り切れてしまったのか午前のニュースで見たご当地カレーや海産物の缶詰などの目玉商品は姿を消していました。

結局、数種類のお菓子類を手に撤収しました。正直なところ少々急ごしらえに過ぎるのでは、という印象でした。初日にして欠品続出では翌日は大丈夫なのか、という要らぬ心配もしてしまいます。まあ、嬉しい誤算ということであれば良いのですが。ということで甚だ些少ですが、売り上げのお手伝いをさせていただきました。

jengo01 (500x375).jpg

この物産展の開催主旨の一つには「継続的な支援の機運を盛り上げること」が謳われております。巷間「震災の風化」が心配されていますが、私自身、震災直後の不安と何か得体の知れない高揚感が入り混じった感覚が時とともに薄らいで来ているのも正直なところです。こうした機会を捉えてメリハリを付けて東北に意識を向け続けるとともに、自分自身の防災意識も見直して行きたいと考えています。次は心斎橋に足を伸ばして「ジェンゴ」にも行ってみないと。

青森・岩手・秋田アンテナショップ「ジェンゴ」の詳細はHPで http://www.jengo.jp/


・・・・今テレビで政府主催の東日本大震災2周年追悼式典の中継が始まりました。なぜか東京で開催しているようです。違和感を感じませんか? やるんなら現地でやれよ!と思います。これだけの規模となればそれなりの経済波及効果も期待できるでしょう。復興庁も東京に置いたまま。何から何まで東京中心で考えねば気がすまない日本という国。震災から何を学んだんでしょう? 被災者に寄り添って、なんていう耳ざわりの良い言葉もうそ臭く感じます。震災復興を題目にした東京オリンピック招致に国内がシラケ返っているのもこの辺にあるんじゃないでしょうか。
nice!(21)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

往く年、来る年 [その他]

2012~2013

2012年も間もなく暮れようとしております。皆さんは如何お過ごしでしょうか。
私は、電池交換のために時計屋さんに預けていた腕時計を引き取りに豊中の実家から樟葉まで出かけておりました。昨夜まで降っていた雨も上がり好天となりましたが、気温が一気に下がり、北風も吹きすさぶ寒~い大晦日となりました。

DSC_0091 (500x375).jpg
▲恒例の阪急梅田駅迎春ディスプレイ 神戸線

毎年ご紹介している阪急梅田駅のフラワーアレンジメントを今年も掲載しておきます。すっかり年末年始の風物詩となっておりカメラを向ける人はひっきりなしの人気ぶり。

RIMG0606 (500x333).jpg
▲こちらは宝塚線

阪急マルーンがすっかり輝きを取り戻したのは嬉しい限り。艶々の車体は鏡のようです。
昨年もこの時間帯に梅田駅を通りましたが、今年はずいぶん賑やかに感じました。阪急百貨店の開業効果でしょうか。

RIMG0614 (500x333).jpg
▲2012年最後の京阪は2631F

無事に甦った腕時計を受け取り、樟葉から枚方市まで今年最後の京阪電車に。地味に2630系でした。年末から春にかけて中之島線沿線にフェスティバルタワー、ダイビル本館と大型ビルのオープンが相次ぎ、中之島線の浮上に繋がればと思います。そういえば京阪の制服は12月にモデルチェンジしたんですね。従来の緑から紺色に。

RIMG0615 (500x325).jpg
▲2012年最後の夕日が淀川に沈んでいく

枚方市駅から阪急高槻市駅へは京阪バスで。枚方大橋を渡っていると淀川下流に夕日が沈んでいきます。昨年は大阪駅橋上コンコースから眺めていました。

2012年は26年間勤務した会社を病気のため退職するという、私にとっては区切りの年となりました。果たして2013年はどんな年となるのでしょうか。

DSC_0093 (500x375).jpg
▲阪急高槻市駅にて

高槻市駅の発車標がフラップ式からLED式に変わっているのに初めて気が付きましたが、いつ頃更新されたのでしょう。

RIMG0603 (500x333).jpg
▲こちらも吉例の初詣ヘッドマーク

阪急電車にはこれも恒例となった初詣ヘッドマークが装着されております。2013年版はなかなか渋い色調ですね。

RIMG0602 (500x333).jpg
▲西国七福神巡りのヘッドマークも

こちらは七福神ヘッドマークを掲げた宝塚線の3000系。9000系の増備で神戸本線の運用からは外れた古豪3000系ですが、宝塚本線ではまだ活躍する姿が見られます。梅田駅も新年からはリファイン工事が本格化することでしょう。どんな風に変貌するのか楽しみです♪
ということで2012年の最終走者6000系6008Fに乗って帰宅したのでありました。

さて、2012年は多くの皆さんにお越しいただき、たくさんのコメントをいただきました。本当にありがとうございました!
新しい年2013年が皆さんにとって良い年となるようお祈り申し上げております。どうか平穏な1年でありますように。
nice!(21)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ローカル路線バス乗り継ぎの旅(テレビ東京)を楽しむ [その他]

私のお気に入り♪

GW明けだというのに悲しいかな、これといったネタがありません。というわけで今日はお気に入りのテレビ番組の話でも。

一番好きなテレビ番組は?と訊かれれば、迷わず「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」と答えるでしょう。この番組はテレビ東京系の土曜スペシャルの枠で年に3回程度不定期で放送される旅番組です。内容はというと毎回起点と終点を提示され、その間を路線バスで踏破するというもの。ちなみに4月28日に放送された第11弾は高松駅前から伊勢神宮を3泊4日で目指すことに。 
旅をするのはリーダー太川陽介さんと蛭子能収さん。加えて毎回ゲストにマドンナと呼ばれる女性タレントが色を添えます。11弾ではいとうまい子さん。奇跡の47歳です!

danko.jpgmaiko.jpg
▲第11弾に登場した淡路交通と高速舞子バス停

◆県の切れ目がバスの切れ目

この番組の一番の見所はその荒唐無稽なコース設定とバスならではの素朴な車窓でしょう。昨年放送分のコースはというと・・・第8弾 京都・三条京阪~出雲大社 with 川上麻衣子、第9弾 出雲市~枕崎 with 芳本美代子、第10弾 徳島駅前~四国一周~鳴門 with 遠藤久美子。このコースを路線バスで完走せよっていうんですから過酷です。バス好きを自認する私にも大雑把な乗り継ぎのイメージすらできません。もちろん高速バスは使用できません!
とりわけ難航するのが県境の突破です。鉄道ですら県境を挟む区間は極端に列車本数が減ってしまいます。バスの場合は加えて県境を跨ぐとバス会社が変わるのが通例で路線自体が途絶えます。それではどうするのか。多くの場合は徒歩連絡です。毎回4~5キロは歩きます。蛭子さんはブツブツ文句を言い、ヒールを履いていたマドンナはスニーカーを調達して。時には台風の暴風雨に遭遇し、時には雪の降る中を。それだけに道端にポツンと立つバス停標識が見えたときには思わずホッとします。
まさに魔の県境でありますが、第11弾ではこの県境を史上最多の5ヶ所で越えています。ただし、高速バスしか走っていない大鳴門橋、明石海峡大橋を挟む区間については最短区間限定で高速バス使用可の特例を設けたので比較的楽に突破していたように思います。

tokushima.jpg
▲第10弾のスタート地点徳島駅前 四国一周ルートで鳴門を目指すも琴平で時間切れに


◆蛭子流グルメ旅

ほぼバス一色のこの番組ですが、食事と宿泊だけは嫌でも付きまといます。お昼は乗り継ぎの合間に、夕食は宿を確保した後に主に宿のお薦めの店で摂ることが多いようです。リーダーとマドンナは土地の名物料理を好んで注文していますが、問題は蛭子さん。この人は名物なんてお構いなし、カツカレー、オムライス、とんかつ定食など定番というかお子様メニューを外しません。「何でここまで来てカレーなの!」って突っ込まれます。しかし、私は激しく共感するのであります! 「名物に美味いものなし」の言葉を信奉する私も旅先で同じことを言われて笑われたことは数知れず。蛭子さんのチョイスに頷いてしまうのでありますね。
そして、もはやお約束ともいえるのが夕食時の乾杯シーン。この時、リーダーがビールをグイグイ飲み干すシーンがたまらなく美味しそうに見えるんですなあ。難行苦行の1日を終えての1杯だけに実際美味しいんでしょうね。ところで蛭子さんは見た目に反して下戸らしく、ジンジャエールやウーロン茶で乾杯しております。
一方、宿の手配はというと、もちろん出たとこ勝負。主に蛭子さんがその任を負いますが、満室で断られ途方に暮れることも。先日の11弾では神戸・名谷駅周辺に宿がなく明石方面まで徘徊する羽目に。交渉に突入した先がラブホだったなんていうオチまで付きました。

◆本当に出たとこ勝負?

この手の番組に付きまとうのが、いわゆるやらせ(仕込み)疑惑です。「出たとこ勝負」を標榜するこの番組も例外ではないでしょう。100%出たとこ勝負であれば、まず時間内に出発した県から出ることもできないんじゃないかと思います。ま、テレビのこととて仕込みなしなんて期待もしていませんが、この番組を見ているとそんなことはどうでもよくなります。見ている者が各自のフィルターを通して見りゃ良いことではないかと。
ただ、この点は制作者も気を遣っているようで、ドラマロケなどでよく見られるような乗り込んだ車両と走行シーンの車両が全然違うってことはないようです。・・・・突っ込んでやろうと思ってたんですが。

さて、次なる第12弾はどこへ行き、いつ放送されるのか? 今から楽しみであります。


☆「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の聖地巡礼を始めてみました。あわせてお楽しみ下さい♪ >>>こちらhttp://mirai82.blog.so-net.ne.jp/2012-07-04


nice!(31)  コメント(10)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

3・11に東北を思う [その他]

もう1年ですか、早いもんですね。
他人事みたいに聞こえるかもしれませんが、率直な気持ちです。
実はこの記事も当初は予定していませんでした。編集中の記事を仕上げるか、静かに沈黙していようか迷っていました。

しかし、古いアルバムを見ていて気が変わりました。学生時代から何度も訪れた東北の写真を見ていて。
そこに写っていたものは・・・学生で賑わう三陸鉄道、夕陽に照らされた鵜住居駅、陸中山田の旅館などなど。どれを見てもついこの間のことのように思い出されます。

RIMG1385 (500x375).jpg

三陸鉄道、1年たった今も全面復旧には程遠い状態。

鵜住居駅はご存知のように流失してしまいました。

RIMG1384 (500x375).jpg

丸福旅館。ここが一番気になります。山田町は地震に加えて大火に見舞われたので駅に近いこの旅館も無事ではなかったのでは。愛想の良かったおばさんは無事だったんだろうか。ここを紹介してくれた駅前の案内所の美人のオネエサン(当時)は元気なんだろうか。丸福旅館についてネット検索すると電話帳はヒットするものの消息は不明です。

RIMG1383 (500x375).jpg

また東北の旅を楽しみたいものです。


実に個人レベルの話で「オマエは意識が低い」とお叱りを受けそうですが、今の私にできることはこんな風に東北に意識を向けることぐらいです。ならば黙っていれば良さそうなものですが、それでは震災直後に偉そうに書いた この記事が 嘘になり、ご賛同の意見をいただいた皆さんの気持ちを裏切ることになってしまいます。
なにか意思を表明しなければ、と何かに駆り立てられる今日、3月11日であります。

あの日を忘れないために >>>こちらの記事


nice!(17)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

旅立ちの日に [その他]

あれから3年・・・・

この記事を書いてから3年が経過しました。
この記事とは平成21年4月9日付の「当世入学式事情」です。
昨日は娘の高校の卒業式に出席してきました。校門をくぐり、体育館に赴くと自然とこの3年間のできごとが去来しました。

RIMG1380 (500x367).jpg
▲まだまだ若い学校です

「第2回 卒業式」とあるとおり娘たちは2期生です。少子化を反映した大阪府立高校の統廃合の結果、娘たちの母校は平成20年に誕生しました。入学当初は校歌もありませんでした。

satsuki02.jpg
▲入学式・・・緞帳には統合前の校章が

入学した当時は統合前の東寝屋川高校の3年生が残っており、同じ校地に二つの学校が並存していました。建前上は二つの学校ですが、クラブ活動などは連名。何かとややこしかったですね。高校野球の予選の記事など「東寝屋川・北かわち皐が丘」と律儀に表記されていました。まあ、独立しても長い校名ですけど。あれもこれもと盛り込んだ昨今流行の名称。式のスピーチでも皆さん皐が丘と略して呼んでいました。

RIMG1381 (500x375).jpg
▲晴れて現校名が掲げられました

昨年ようやく独り立ちしたわけですが、校内のあちこちには“歴史”の名残が。校舎壁面の校名パネルもその一つ。2期生の卒業記念として新パネルが贈呈されたとのこと。これで看板に偽りなし。

satsuki01.jpg
▲しばらくは旧校名が残っていました

3年前の記事を読むと「入学式は実にたんたんと進められた」と記していますが、卒業式は正反対となりました。答辞を読む3人の卒業生は声を詰まらせたり、感極まったのか途中で立ち往生したり。つられて私も目頭が熱くなりました。良い高校生活だったんですね。決して無駄な3年間ではなかったんですね。彼らがこの3年間に得たものの大きさを感じさせる卒業式でした。

さて、わが娘はというと。卒業式の前々日まで部活にフルパワーで打ち込んでおりました。正に部活命の3年間だったようです。私も何度となく応援に出向いたものです。勉強は二の次、三の次でしたが、部活を通じて良き仲間、良き恩師に巡り会えたのは一生の宝といえるでしょう。明日から虚脱状態に陥るんじゃないかと心配ではありますが、シラけた高校生だった自分の姿を思い出しながら羨ましくも感じるのでありました。

入学式の記事では・・・「生まれたばかりの学校の2期生として入学した娘たちには全力で新しい学校の礎を築いていってもらいたい」・・・と期待の言葉を書いています。2期生たちは十分期待に応えてくれたように思います。
1ヵ月後、新たにこの学校の門をくぐる新入生諸君には「溌剌とした良い学校ですよ」と声を掛けたいと思います。

式を終え学校を後にするとき、もうここを訪ねることもないのかなと思うと寂しい気持ちがこみ上げました。自分の卒業式でもこんな気持ちはなかったのですが。
4月並の気温とは裏腹に曇天、強風の寒い一日でした。

 


nice!(14)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

特派員報告 被災地で見たもの感じたこと [その他]

仙台市若林区からの報告

久しぶりの特派員報告であります。

今回はボランティアとして仙台に入った東京特派員の現地レポートを掲載することになりました。
4月に仙台入りした特派員。そこで見た光景は壮絶なものであり、様々な思いに駆られたとのこと。活動終了後「自分のレポートが被災地復興のための支援の一助になれば」との思いで小紙に掲載依頼があったものです。
掲載については即座に同意したものの当ブログ上でどのように取り扱うかについては小紙と特派員との間で少々意見の相違を見ることになりました。小紙としては「できるだけ特派員の見たまま、聞いたままを発信したい」。これに対し特派員は「自分のレポートだと思い入れが出過ぎるので第三者の立場で編集してほしい」。結局編集会議の末、特派員のレポートに取り立てて感情に走っている部分など見られず当初の方針どおり特派員のレポートを中心に組み立てることとなりました。

レポートを引用する前に今回ボランティアとして仙台入りすることになった経緯について小紙より説明をさせていただきます。
支援先は仙台市若林区にある福祉施設で特派員の取引先だったところです。震災発生後1ヶ月後先方との連絡もままならぬ中「手伝えることがあれば手伝おう。迷惑そうだったら引き上げよう」との見切り発車で現地に向かうことに。区役所、社会福祉協議会に相談し、ボランティア保険にも加入して4月14日早朝東京を出発、17日までの4日間施設の復旧作業を支援することになったわけです。
それでは4月14日分からレポートを引用していきます。


◆4月14日

朝、東北道を北へ、栃木辺りから一部道路に段差が目立ち、支援車両も多かった。約5時間。

TS3V0576(2).JPG
▲東北道を行く自衛隊車両

仙台若林区の某施設(被害の大きかった荒浜地区の近く)は、鉄筋コンクリートの建物は残っており、皆さん健在、虎屋の羊羹を渡した。大船渡の施設は、幸いにも手前までしか津波が来なかったため、何とかなっている、仙台の別の施設(秋保温泉)も、大丈夫だった、訪問した施設が最も酷い、とのこと。もう一度大きな地震・津波の可能性との報道を受け、会議や対策を考えておられた。

TS3V0593.JPG
▲自衛隊輸送にも貢献する太平洋フェリー「きたかみ」

活動は翌日からにして、まずは自分の目で確かめた方がいい、という某理事長の言葉を受け、周囲(多賀城~塩竈~松島~東松島)を視察に。松島は比較的被害が少なかったよう(湾になっているのと島が消波の役割を果たした?)だが、石巻の手前辺りは厳しい状況。凄まじい津波の威力を見て、先に進む元気がなくなったのも事実。

TS3V0610(2).JPG
▲東松島市付近

仙台では宿が取れなかったので、山形のビジネスホテルに移動。夜は、霞城セントラル(駅前西口)の「山形田」にて、芋煮と生ビール、焼酎1本。以上、4月14日。

TS3V0613.JPG
▲東松島市付近で見た夕日


◆4月15日

朝、山形を出発、本日は、支援物資の仕分け。エレベータが使えないので、すべて人力。こういう時に、体力も技術(技能)もない自分が情けなくなる、猫の手よりはマシだろうと言い聞かせつつ、日ごろ使わない筋肉を酷使。それにしても、日本全国からモノが集まっているのを実感、水などは東京より豊富かも。

TS3V0730(2).JPGTS3V0667.JPG
▲全国から支援物資が

TS3V0628(2).JPG
▲仙台市若林区

休み時間(休み休みでないと、続かない)に、皆さんから、地震の後の状況について、いろいろと話をうかがった。某氏によると、仙台中心部で会議中に来た、ビルの15階でグラグラ揺れて、端っこから落ちるんじゃないかと思った、と。施設が心配になり、急いで駆けつけたが、全員2階以上に避難済み。地震から約40分後に津波、近くの用水路から見る見る水が溢れ出し、浜辺(約3km)の松林や家屋が大量に流れてきて、車もすべて流された、と。それでも、怪我人もなく、建物も大過なく、皆さんが元気だったのが救い。

TS3V0632.JPG
▲海岸から3キロも離れた施設も1m程浸水

ある程度の整理が付いたところで、山形へ撤収。夜は、すずらん街の「はやし家」にて、例によって芋煮(ここのが今回のフェイバリットかな)、生ビール、男山を1杯と爽のボトル(甲類焼酎だけど地元産)。山形は平穏。以上、4月15日。

TS3V0651.JPG
▲平穏な山形市内


◆4月16日

本日は、使える設備の清掃、1階の床上1m位まで泥だらけ、敷地が盛土・強化されているので、水位2~3mの津波ってことになる。大船渡や三陸のような強烈な波とは異なり、ジワジワと侵食してくるような感じだったそう。この辺は、地域による差もあるだろう。ライフラインも復旧しつつあり、仮設トイレも撤去された。

TS3V0669.JPG
▲新潟から駆け付けたゴミ収集車

道路は何とか通じていたが、消防などのガレキ処理が続いており、一部は入れない(警察の規制)。地震後3日ほどで道路が開通、その後、電力、水道、ガスも開通したとのこと。しかし、仙台東部道路(盛土が堤防の役割を果たした?)を境に、状況は全く異なる、東側には津波が来たが、西側は比較的被害は少ない。当地では、地震の揺れよりも、津波の被害が大きかったのだろう。

TS3V0668(2).JPG
▲ガレキの中でも桜が咲き始める

少し早めに上がったので、仙台市街も視察、仙台城の石垣が崩れていたり、一部道路に通行止めや段差があったり、被害は小さくはないが、ほぼ平静のように見受けられた。ガレキの中でも桜は咲く。夜は、同じくすずらん街のその名も「スズラン」にて、例によって芋煮(ここのもまあまあ)、生ビール、焼酎1本。以上、4月16日。

TS3V0678.JPG
▲崩落した仙台城の石垣


◆4月17日

本日は、外に出ているガレキの移動、室内からはこれまでに学生ボランティアの力も借りて搬出済み(この辺は仙台市内の有利な点かも)だが、ガレキ収集時に備えて集積場所へ移動。ベッド、家具、電化製品、衣類、書類、その他諸々、それまで大切だっただろうものが、汚泥を含んでどうにもならない。一歩一歩着実に復興に向かいつつあるとはいえ、すぐに、一筋縄で行くものではないだろう。

TS3V0734.JPG
▲仙台東部道路

午前中だけお手伝いし、午後には東京へ向けて撤収。昼は、仙台東インター近くの「伊達の牛たん」にて、牛たん定食、毎昼コンビニ弁当持参だったのもあって、美味かった。経済支援の意味もあって、地元産の土産を大量に購入。その後、休み休み(やっぱ疲れたんだろう、異常に眠かった)東京へ。途中、交代要員だろうか、自衛隊、警察、消防などの北上する車と多くすれ違った。約6時間。以上、4月17日。

TS3V0739.JPG
▲仙台東部道路より見る


◆現地をみて考えたこと

さて、自分に何ができたのか、と自問する。圧倒的な災害の前に、人間の力があまりにも小さいことを実感した。しかし、一人一人は無力でも、少しづつでも、協同すれば、環境を変えられる(良い点でも悪い点でもあるが)。某師匠から、人生が変わりましたか、と問われたが、そんなことはない、そう簡単に変わらない。しかし、少しは、何かが変わった、と思いたい。達成感はない、しかし、徒労感だけでもない、自己満足かもしれないが。

TS3V0747.jpg
▲支援の一環で買い込んだお土産

祈ることでも、義捐金・寄付でも、ボランティアでも、現地のモノを買うことでも、何でもいい、と思う。できることを、できる範囲で、やればいい。ただ、被災した人々が生きていくためには、雇用も含めた生活基盤の再建を助けるような何がが必要なのではないか。これからは(既に)、そういう局面になっているような気がする。
  • ボランティアは必要、専門技能があれば尚可だが、仕事は山ほどある
  • しかし、受入態勢が整っている場合とそうでない場合がある
  • 当然、保険、交通手段、宿泊場所、食料などを自前で用意する方が良い
  • 現地のニーズは、地域によっても、人によっても、様々であり一様ではない
  • 初期段階では、自衛隊など組織化され、自己完結できる部隊が重要だった
  • 復興段階では、様々なニーズへの対応(できないこともある)が重要になる
  • 真の復興には、被災者の生活基盤と経済基盤の再建・確立が必要だろう
  • 長い道のりだが、一歩一歩自分達でやって行くしかないことも事実だろう
  • 被害状況を分析し、今後の街づくりに生かす必要があるだろう
  • 背後に支援可能な拠点都市があれば、二次的な被害は小さくできる
  • ある程度の規模がないと、街が自立することは困難かもしれない
  • 逆に、一極集中も危険、広域的に分散した拠点都市があった方が良い
以上は、たった数日間、特定の現地を見ただけの私見(感触)。現在でも物資不足の地域はあるかもしれないし、一般化が可能とは思っていない。ただ、短期、中期、長期に分けて対策を打たないと(行動をしないと)、と思う。原子力、電力の問題については、悩ましい。省電力的生活は当然だろうが、将来を見据えるなら、周波数の統一とか分散型電源の普及とか、様々な手もあるのではないか、とも思う。

以上、引用終わり。


今回の特派員のケースは予め支援先が特定されていたため一般のボランティアとは対応が異なります。
4月中旬の状況であり現在は状況が異なっている可能性がありますのでご留意下さい。

nice!(31)  コメント(8)  トラックバック(1) 
共通テーマ:ニュース

北摂高校生演劇フェスティバル [その他]

MA340277.jpg
今日は珍しく観劇に来ております。「第10回北摂高校生演劇フェスティバル」。娘の部活の一環であります。会場は池田市民文化会館。
この演目を見るのは今日で4回目。高校演劇コンテストの大阪府下地区大会、大阪府大会、近畿大会に続いてであります。そう!昨秋念願の近畿大会に進出を果たしたのでした。今回はその結果を受けてのフェスティバル招聘となったようです。
出場5校の熱演を楽しませてもらいます。
タグ:演劇
nice!(15)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:エンタメ

エヴァ娘の足跡に遭遇! [その他]

和歌山県御坊駅前で見たものは!?

富山夏の旅の途中ですが、箸休めにこんなネタを。

先日、18きっぷを使い紀勢本線御坊駅を訪ねたときのこと。駅弁販売と構内での食堂営業を営む「御坊あしべ」に昼食をとりに入りました。店内はどこにでもありそうな町の食堂ですが、壁には芸能人のサイン色紙が何枚も飾られています。なにげなく見ているとその中には・・・・・。

画像 011.jpg

エヴァンゲリオン芸人として、そしてブログ旅芸人としてこのところ人気絶頂の稲垣早希のサインが! サイコロの目に翻弄されながら旅を続ける彼女については当ブログでも「ブログ旅を応援しよう!」でご紹介したとおりです。
ブログ旅ではその第一弾「関西縦断ブログ旅」で和歌山県を紀勢本線沿いに北上していますのでその時のものかと番組ブログを見直してみましたが、御坊に立ち寄ったという記述はありませんでした。それに一緒に掲示されている写真を見るとダウンジャケットを着用していますので番組収録時期(8~9月)に合いません。別の機会に立ち寄ったのでしょうか? でも、「ロケみつ」と番組名が書かれていますし・・・・。

画像 014s.JPG

西日本をウロついているとどこかで彼女の足跡に出くわすとは思っていましたが、こんなところで出会うとは。

エヴァ娘は現在ブログ旅第3弾「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」の途上で広島か山口県あたりをウロウロしているはず。沿道の皆さん引き続き応援をよろしく!
番組HPは >>>コチラ 

さて、私が御坊を訪れた理由はなにか。もちろんあらためてお知らせいたしますが、もうおわかりですね! あれしかありません。
nice!(22)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

暑中お見舞い申し上げます [その他]

暑いですねえホント!
連日酷暑だ猛暑だという言葉が飛び交っておりますが、皆様無事にお過ごしでしょうか? ということで

暑中お見舞い申し上げます!

その前に長期にわたる休刊となってしまったことをお詫び申し上げます。梅雨明け頃には再開をなどといっておきながらとっくに梅雨は明けてしまっております。
今日をもって再スタートさせていただきますが、当面は週刊ペースで進めていければと思っております。ご来訪の皆様方には相も変わらぬお引き立てをいただければ幸いです。皆様のブログへの訪問も順次再開させていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

画像 038ss.JPG
▲さてここはどこでしょう?
天保山大橋が落橋したわけではありません

休刊中はポンコツの身体に鞭を入れつつそれなりにウロウロしておりましたのでネタのストックはできております。バスに乗ったり、乗りつぶし熱が再発したりと・・・・。
そんな中、先日久しぶりに遠出をしてきました。画像はその旅の途中で見かけたワンシーンです。それはどこか・・・・追って旅のご報告の中で発表する予定にしております。私も全く予備知識がありませんでしたので現地で見つけたときは衝撃的な光景でした。
でも、少しヒントを。資料によると完成すればこのタイプの橋(斜張橋)としては日本海側最長となるそうです。

中途半端な復活宣言となってしまいましたが今日はこれにて!



nice!(27)  コメント(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

お知らせ [その他]

しばらく休みます!

このところ体調すぐれず、ご覧のとおりの更新状況となっております。

このまま中途半端な状態を続けるのもいかがかと思い暫時更新を休止させていただくことといたしました。

1337947_large.jpg
▲本文とは関係ありません(笑)


梅雨明け頃に再スタートできればと思っております。

その時までには新ネタも仕込んでおければと念じております。

再開の節は今まで同様にご愛顧のほどお願い申し上げます。



共通テーマ:旅行