SSブログ

近江塩津駅探訪 [鉄道の旅]

念願の近江塩津駅に降り立つ

近江塩津駅。北陸本線と湖西線が分岐するだけの山間の静かな駅である。その鉄道施設以外何もなさそうな駅に一度降りてみたいと思っていた。かつては分岐駅ではあるものの「特急街道」といわれる路線において普通しか停車しないこの駅に降りるということは数時間の滞在を覚悟する必要があった。しかし、昨秋の新快速敦賀乗り入れにより事情は一変した。琵琶湖環状線の要として多くの列車が停車するようになったのだ。


▲新快速近江塩津行(米原)
実にお誂え向けの列車である。223系12連で米原に到着した列車はここで後部8両を解放、4連となる。北陸本線内は各駅に停車するが、新快速の種別はそのまま。 


▲湖西線現る(余呉ー近江塩津)
近江塩津の手間で巨大な高架橋の湖西線が見えてくる。実際列車に乗っていると気付かないが、地上何十メートルあるだろうか?近江塩津駅に魅入られた理由のひとつはこの高架橋を走行する列車を見ることでもある。ダイナミックな光景が楽しめそう。


▲近江塩津2番線に到着
種別表示は既に回送に変わっている。この後列車は敦賀方の引き上げ線で折り返しを待つ。


▲新快速湖西線経由姫路行きとの並び
近江塩津のホームに223系が並ぶ。今になっても頬っぺたをつねってしまうようなシーンである。北陸本線敦賀方面と湖西線方面、乗り継ぎ客はほぼ1:1といったところ。

 


▲近江塩津駅駅舎
まるで老舗の蕎麦屋のような建物である。玄関手前の塀は雪を防ぐためだろうか?駅の旅客業務は一部委託されているように見えた。待合室にはハイカー風の人たちが数人。


▲国道8号線から湖西線を望む
駅舎の数メートル下をR8が通る。そして、そのはるか向こうには湖西線の高架が横切っているのが見える。是非あの高架の間近で通過していく列車を眺めてみたい。


▲レンタサイクル!
これはありがたい。あの距離だと歩くのは無理。クルマもない。そんな私のために用意してくれているようにさえ思える。秋になったら絶対に自転車借りて高架まで行くぞ!


▲改札口
いわゆるラッチはありません。窓口はあるものの中に座っている委託職員らしき男性は全く気にしていない。出札業務だけかな?ここにもイコカ。


▲特急街道 「しらさぎ」
そう呼ばれるだけに次から次へと特急がやって来ては猛スピードで通過していく。ホームはそれほど広くないので思わず身構えてしまう。


▲サンダーバード
北陸のヌシ「サンダーバード」も満員の乗客を乗せて通過していく。

▲想定外
なぜかキハ181系が轟然と通過して行った。こんなところで逢えるとは。しかし、なんだったんだろうか?

▲EF510
EF81の後継機としてJR貨物が増備している3電源方式の新型機関車。真っ赤なボディは鮮烈な印象を与える。

▲高架を行く雷鳥
大阪行き雷鳥の姿を4倍ズームで撮ってみたが、列車の姿が見えますか?

▲プラットホームは200メートル級
それにしても長いホームである。手前側屋根のかかっている部分が電車用に嵩上げされ4連に対応している。ただ、その先にも延々とホームは続く。その昔はEF70が牽引する長編成の客車列車が1日に数本発着していたんだろうな。

▲125系
小浜線でも使用される直流専用車両。1両でも走れる構造になっている。主に長浜ー近江塩津間の短距離列車に使用されている模様。


▲時刻表
3方面別に表示されている。結局予定より1時間余計に滞在し17:03の新快速で敦賀へ向かい雷鳥のお世話になって帰路についた。

鉄道ファンにとっては実に楽しい駅である。秋に再訪しレンタサイクルで絶対湖西線の高架を見に行くぞと心の中で固く誓うのであった。 


nice!(6)  コメント(9)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

nice! 6

コメント 9

岸田法眼

米原方面は近江塩津で折り返すのが多いことに疑問を持ちますが、湖西線の合流地点は新幹線とカン違いするほどですね。

直流化されて1年ちかくになろうとしますが、長いこと鈍行は国鉄の車両だったので、まだ戸惑いがありますね。特に125系がここを走るとは想像もしていませんでした(実際に乗りましたが)。
by 岸田法眼 (2007-08-28 23:33) 

サットン

岸田法眼さん、おはようございます。
あの高架を見ていると冬場度々強風で運休になるのがわかるような気がします。餘部鉄橋並の高さがあるのではと想像しています。
ここでも国鉄の匂いのする車両はどんどん影が薄くなっていますね。
by サットン (2007-08-29 10:41) 

UZ

取材お疲れ様です。
私も数回行きましたが、実に223系好きにはたまらない光景ですね。

確か近江塩津駅は客車時代のホームですのでどうも広々としていますね。特に125系単行ではそう感じます。
by UZ (2007-08-30 22:08) 

サットン

UZさん、おはようございます。
おっしゃるとおり、ホームは十分過ぎるほど長いですよ。10両分はあると思います。そこにせいぜい4両ですからチョット寂しいですね。でも、末端の方まできれいに整備されていました。
223系もまさかこんな山の中で働こうとは思っていなかったでしょうね。
by サットン (2007-08-31 08:18) 

サットン

masakingさん、niceありがとうございます!
たまには静かな山の中でセミの泣き声を聞きながら列車見物も良いですね。
by サットン (2007-08-31 08:22) 

私も近江塩津へは昨年11月に訪問しました。
特急の通過駅には変わりないけれど、敦賀に次ぐ新快速の
休憩所としてしっかり機能していました。

4両編成での新快速の運用は、ピッタリだと思いました。
新疋田のループでは、どんな感じで写真が撮れるのか
面白い所ですね。

キハ181系が北陸路へ入っていたのは、疑問ですね。
考えられるとしたら「金光臨」ですかね。
by (2007-09-01 01:52) 

manamana

確かに駅名だけは見かけますが、
こんなに特急や貨物で賑やかなんですね。
駅前は静かそう。
by manamana (2007-09-01 07:20) 

京葉帝都

地面から数10メートルある高架線は風の影響を受けやすく、荒川の下流の鉄橋は天気が荒れると時々徐行になります。125系は北陸では小浜線限定ではないのですね。コンパクトで好きな車両です。昨年夏、加古川線でも乗車しました。
by 京葉帝都 (2007-09-01 13:13) 

サットン

Sanohpyさん
末端区間の輸送力は十分過ぎるほどですね。私は雪の中の223系を見たいです。例の181は小浜線沿線への海水浴臨かなとも想像しましたが。

manamanaさん
ホント見ていて飽きないですね。敢えて時刻表は持たずにカーブの先からどんな列車が現れるのかワクワクしながら見ていました。間もなくトワイライトも運転再開するようですしね。
駅前はR8が走っていますが、交通量も少なく静かなもんです。

京葉帝都さん
荒川でしたっけ、昔東西線の列車が鉄橋上で転覆したのは。湖西線も昨冬は何度か強風で運転抑止がかかりサンダーバードが湖東線を走っているのが見られました。
by サットン (2007-09-01 23:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

北摂の近鉄バス地下駅で停電 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。