近江塩津駅ふたたび 2 [天空を行く列車たち] [鉄道の旅]
青空を舞うかのごとく走り行く列車たち
▲上り新快速が湖西線へ進路をとる。
それでは「近江塩津駅ふたたび1」で予告したとおり高架橋を行く列車たちの姿をご紹介いたしたく。
なんだ大騒ぎして結局この程度かと、お叱りを受けることも覚悟の上で公開することに。まあ、初めての地でロケハンをしながら、しかも大嫌いなヘビを自転車で踏んづけるという不幸にもめげず撮った作品ということでお許しいただきたい。
▲国道8号との交差部分
線路はこの辺りで山の斜面を離れ谷を跨ぐ高架へと進路をとる。したがってさらに南下して高架を適当な距離から望める場所を探す。ちなみにこのまま真っ直ぐにR8を南下すると琵琶湖の北端を望む素晴しい景色が広がる。
▲上り「サンダーバード」
心の準備も撮影準備もできてないうちに列車の接近を知らせる警報音が聞こえてきた。慌ててカメラを構え中途半端な結果に。民家の近くでは低いながらも側壁があり、足回りは見えない。
こんな立地の家に住んでみたいと思った私である。
▲さらにサンダーバード
なにぶん大都市並みに次々に列車が来るわけではないので1本の列車を有効に撮らねば。なお、列車の通過時間は上りの場合敦賀発時刻プラス約15分である。
▲上り新快速
車両の長さから類推しておよそ25m程度の高さだろうか。とすると一番高い部分はおよそ30m。10階建てのビルに相当する。
▲新快速にズームイン
これで私の愛機の光学ズーム限界の4倍。
▲稲刈りとサンダーバード
ほぼ谷の反対側からサイドビューを狙う。近江塩津駅を出てR8との交差部分に差し掛かるところ。
▲さらに追っかける
田んぼの中の電柱が邪魔!
車窓左手には午後の陽に輝く琵琶湖が見えているはず。
▲西日に光るシルバーボディ
真横から西日を受け223系のステンレスボディがギラリと光る。9月に入ったとはいえまだまだ日差しはきつい。
▲民家の頭上を行く
上り列車を逆サイドから撮ったため車体は半分隠れているが、民家の屋根に覆いかぶさるように走るシーンが面白く撮ってみた。
▲カーブを行く
運転席かぶり付きで見ているとわかるが、ここのカーブは案外きつい。こうしてみると4両の新快速というのは案外かわいいのだ。
▲駅裏から
列車が途絶えたので撮影を切り上げレンタサイクルでウロウロしていると駅の敦賀方に駅の裏側に出るガードがあった。そこをくぐり線路沿いの坂道を上ると駅の真裏に出た。線路との間には柵もない。ちょうど125系がやって来た。
▲新快速も
後を追うように新快速も到着。
▲下りサンダーバード通過
ここからは駅ホーム上からのお手軽撮影。681系が轟然と通過して行く。
▲上り雷鳥
上りはホームに沿って通過するので撮影にはご注意を。
▲上りしらさぎ
北陸線上り本線を行くしらさぎを湖西線ホームから撮影。
▲トップナンバー
EF510のトップナンバーがやって来た。これをトリとして撤収、いったん敦賀まで行き大阪へと折り返す。
思ったより撮影は難しかった。ただでさえ側壁で足回りが隠れるので上下列車によって高架を跨いであっちへこっちへと移動しながらの撮影である。そのためには自転車が威力を発揮してくれる。周囲はそれほど急な坂もなくのどかな農道をサイクリングするのもまた楽しい。秋の一日を過ごすにはお薦めの近江塩津駅である。
けっこう高いのですね。ビックリしました。
高架は電車に乗っているときは高い位置を走っているという感覚がないですらね。でも、餘部鉄橋の下を見た時はゾーッとしました。
by 岸田法眼 (2007-09-27 00:08)
この高架橋は通る度に“ずいぶん高いところを走っているなあ”と感じていましたが、下から見上げると凄いですね。1970年頃の最新の設計思想と経済性を備えた土木技術によって施工されたのでしょう。この区間は鉄的には近畿と北陸との境界線に見えます。車窓は素晴らしいです。EF510牽引の貨物列車、開通したばかりの信越本線を通って北海道を目指しているのかな、と想像するだけでも楽しいホットポイントです。
by 京葉帝都 (2007-09-28 02:26)
岸田法眼さん、おはようございます。
視点が違うためか列車から見るのと地上から見るのとでは随分違いますね。餘部はここの約2倍の高さですから凄いですね。
by サットン (2007-09-28 08:04)
京葉帝都さん、おはようございます。
かなり経済性を重視しているように見えました。橋脚なんてこんなに細くて大丈夫かなと、思ってしまいます。車窓風景も上り列車に乗った場合近江塩津をでるとすぐに左手前方に一瞬ですが、琵琶湖がひろがりなかなか素晴らしい眺めが楽しめますね。
by サットン (2007-09-28 08:11)