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バスコレクション物語 都バス2台、いや2題 [バスコレクション]

都バスの新旧デザイン

さて、バスコレ第13弾でありますが、先日購入したものは偶然にも2箱とも東京都営バス。
ただし、年代は違います。したがって外装デザインも全く異なります。

画像 019.jpg
▲三菱ふそうMP107K 東京都交通局 渋88系統東京タワー行

まず1台目は1970年代製の三菱ふそうMP107Kです。このカラーに懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。通称「美濃部カラー」と呼ばれ長らく親しまれたデザインです。私が子供のころ愛読していた絵本に描かれていた都バスもこのデザインでした。

IMG_5708.JPG
▲三菱ふそうMP218K 東京都交通局 渋88系統新橋駅北口行

2台目は同じ三菱ふそうでも1980年代に登場したエアロスターMP218K。車体も断然スマートになっています。加えて外装デザインの見事なこと。絶妙のカラーリングだと思います。
私が、東京に転勤し新橋の会社から溜池の某総合商社に出向く際都バスの都市新バス第1号路線「都01系統渋谷駅行」を愛用していましたので懐かしいバスでもあります。

ところで都バスのカラーにはこの2者の間にもう1種類ありました。通称「鈴木カラー」と呼ばれるオレンジ系のデザインです。ただ、この鈴木カラーは東京の文化人などから「田舎臭くて都バスにはふさわしくない」と総スカンを食い、デザイン検討委員会まで設けられあっという間に駆逐されました。オレンジの濃淡というのが国鉄のローカル用気動車や地方中小私鉄で多く見られたからでしょう。
その検討委員会によって選出されたデザインが2台目のものです。

ところが、このデザインも近年マイナーチェンジが行われているようで裾部がオレンジになり、加えて側面にこれまたオレンジの楕円が描かれています。せっかくのバランスを台無しにしています。あれほど忌み嫌ったオレンジを今になって復活させるとは全く理解に苦しみます。
ちなみに「美濃部カラー」、「鈴木カラー」とは時の都知事の名前に由来しております。
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コメント 4

undo

"鈴木カラー"もの。記憶のどこかにあります。子供の頃遊んでいたバスは"美濃部カラー"ものでした。

渋88系統懐かしいですね。渋88といえば前身の東京タワー行きを思い出しちゃいます。東京タワー行き→東京駅行き→現在の新橋行きとあっしの記憶にあるだけでも3回ほど区間変更が行われてたことまで思い出しちゃいました。
by undo (2009-03-12 01:05) 

サットン

undoさん

バスのデザインンを知事の名で呼ぶというのは公営交通多しといえども東京だけでしょうね。そのうち石原カラーなんて言うとんでもないデザインが登場しそうな気がします。
渋88は神谷町ー新橋と表示されています。東京タワー付近からは離れられないようですね。
by サットン (2009-03-12 10:13) 

袋田の住職

今から28年前、学生時代にはよく渋谷からのバスを利用しました。
by 袋田の住職 (2009-03-14 15:58) 

サットン

袋田の住職さん

今から28年前というと美濃部カラー末期の頃でしょうか?
by サットン (2009-03-14 20:11) 

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