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阪急電車のHマークに再会 [鉄道の旅]

懐かしのHマークに再会

2月の記事更新は久し振りに阪急ネタをお話しさせていただきましょう。いつもいつも能勢電ネタでは食傷気味でしょうし。ただし、新鮮なネタとはいかず、些か旧聞に属する話題ですが、自粛生活の退屈しのぎにでもしていただければと思います。


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▲宝塚線の「Classic8000」は8004F(川西能勢口)

今から遡ること46年前(1975年)、阪急電鉄に次代を担う新形式車がデビューします。6300系と2200系です。前者は言うまでもなく京都線特急用の2ドア転換クロスシート車でブルーリボン受賞車。後者は試作的要素が強く1編成しか製造されませんでしたが、後の阪急通勤車の雛形ともいえる車両です。

この両形式には新型車をアピールすべく乗務員室後方側面にHankyuの頭文字「H」をデザイン化したアルミ打ち抜きのマークが取り付けられていました。当時中学1年生だった私の目には凄く格好良く映りました。同級生の鉄友タクちゃんと2人で正雀車庫に搬入されて間もない2200系をフェンス越しに見ながら「格好ええなあ」と眺めていたのを思い出します。


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▲燦然と輝くHマーク

そのHマークも1992年に実施された阪急のCI導入に伴って旧社章とともに姿を消すことになります。
ところが2019年、8000系のデビュー30周年を記念し同系の登場当時のデザインを復刻し、後に「Classic 8000」と呼ばれる記念列車が期間限定で走ることになりました。復刻された部分は、Hマークの他、前面の飾り帯、旧社章となります。
神宝京各線に各々1本ずつ配置されています。(京都線は8300系) なお、神戸線においては当初任に就いていた8000Fが踏み切り事故で損傷し、急遽8002Fが代役を務めることとなりました。

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▲前面飾り帯も復活

そんな「Classic 8000」のHマークを拝みたいとは願っていましたが、なかなか出会う機会に恵まれませんでした。不要不急の外出は自粛せよとのお達しもあり、ますますチャンスが遠ざかる中、先日通院の際に遂に遭遇することができました。現場は川西能勢口駅。慌ててスマホを取り出し辛うじて記録することができたのでした。・・・旧社章は撮り逃がしましたが。
このHマークが輝いていた頃阪急線民だった私にとっては懐かしい友達に出会ったようなひと時でした。
なお、Classic 8000の運用期間は好評につき延長中とのことで当分は見ることができるようです。


◆おまけ SDGsトレイン

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▲宝塚線のSDGsトレイン 1000系

おまけの画像は同じく川西能勢口駅で捉えたSDGsトレインです。ラッピングされているのは8両中両先頭車だけのようです。この企画同じ阪急阪神HD傘下の阪神電鉄でも実施している他、東急電鉄でも東横、田園都市、世田谷の各線にラッピング列車を走らせているようです。阪急と東急の連携ってあまり聞いたことがありませんが、阪急創業者の小林一三と東急創業者の五島慶太の間に親交があったのがご縁だそうです。


☆速報 阪急京都線に有料特急導入か

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▲京都線特急はどう変わるのか・・・


久し振りに阪急ネタを書いているとニュースが飛び込んで来ました。朝日新聞、ABCテレビが報じるところによりますと、阪急電鉄は京都線特急に有料座席車の導入を検討しているそうです。主に朝夕のラッシュ時間帯の運転を想定しているとのこと。全車有料の設定とするか、編成中一部車両を有料とするかなど詳細は検討中とのこと。
ライバルである京阪、JR西日本が相次いで有料座席車を導入したのに刺激を受けたことが窺えます。また現下のコロナ禍が収束した後も輸送量が従来並に回復することは望めないことから客単価の向上を図る目的があるのではないでしょうか。
いずれにしても新しい京都線特急がどのような形で登場するのか続報を待ちたいところです。



タグ:阪急
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