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大阪モノレール人気の秘密 [鉄道の旅]

これが優良3セクの接客設備だ
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多くのアドトレインも安定した収入を支える(南茨木)

各地の第3セクター鉄道、とりわけ都市モノレールが苦戦している中、大阪モノレールは元気である。単年度黒字化、対前年比乗客増など堅調な実績を記録している。
その秘訣はなにか?私は少なくとも1ヶ月に1度は利用しているが、その接客設備、接遇技術は他社には見られない充実した点が多々見られるのである。

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乗客増を反映してロングシート化が進む(左) 車窓風景も魅力の一つ(右)

■充実した駅設備
駅を単に通過点とすることなく”寛いでもらう場所”として位置付け主要駅にはホテルのロビーも顔負けの「モノラウンジ」と呼ばれる待合スペースが設けられている。ソファやカウンター席が並びスナック類、飲み物の自販機が設置されインターネット用パソコン(有料)や無料の携帯充電器まで用意されている。駅によっては新聞5台紙を開架しているところもある。
また、利用者の寄贈した書籍類で構成された「モノレール文庫」もありちょっとした図書館という感じである。
さらには各駅にレンタサイクルも用意されおり、なかなか便利である。
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阪大病院前駅のモノラウンジ(左) 駅によってはPCコーナーも(門真市)

■エアライン顔負けのアテンダント
乗客を惹き付けるのはハードだけではない。女性アテンダントの接遇ノウハウはエアラインのグランドホステスに勝るとも劣らない。最近鉄道各社はソフトな接客を標榜し女性社員の導入を進めているが、大モノのスタッフは一枚も二枚も上である。彼女らは改札口のカウンターに立ち乗客案内などを受け持つ他、系列のコンビニ「モノウエル」のレジ係もローテーションでこなす。アルバイト主体の普通のコンビニとは一味違うのだ。
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無料で携帯充電が出きる(門真市) モノレール文庫(阪大病院前)

気になるのは長期休園中のエキスポランドの状況である。沿線最大の集客施設だけに大モノへの影響も少なくないだろう。

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オマケ 大阪貨物ターミナルへの支線を行くEF66重連牽引のフレートライナー(南茨木)
日中はほとんど列車の姿を見ないこの路線。おまけに列車を覆ってしまうほどの防音壁で気が付かない事も。そこへ、たまたまEF66がやって来たので慌てて応戦。結果はこの始末。


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コメント 4

ファジー

おはようございます。
昨日コメントを書いたのですが、入力できていないようなので、もう一度・・・。

私も大モノの「モノラウンジ」は、いい設備だなあと常々思っていました。
さらにモノ文庫やアテンダントもいるとは。
企業内部に立派な企画部とその企画を吸い上げる柔軟な経営陣がいるのでしょうね。
by ファジー (2008-03-13 07:34) 

サットン

ファジーさん

なにかと評判の良くない大阪の3セクですが、大モノは健気に頑張っていますね。世界最長のモノレールの誇りがそうさせるのでしょうか。
ブログまだ不調のようですね。RSS登録させていただいていますが、更新情報も反映されてないみたいです。
by サットン (2008-03-13 22:53) 

manamana

駅の施設が充実していていいですね。
名古屋の地下鉄も、
桜通線など駅の空間を有効利用して欲しいものです。
by manamana (2008-03-13 23:28) 

サットン

manamanaさん

大モノのラウンジスペースは贅沢過ぎるほどですね。モノレールには乗らないのに切符を買って利用しているサラリーマンの姿も見かけます。絶好のサテライトオフィスです。
by サットン (2008-03-14 00:56) 

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