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8万アクセス記念 大フィル星空コンサート [その他]

世界一サービス精神旺盛なマエストロとともに

4月26日に、当ブログへのご来訪件数が8万件を超えました。
それを記念して、今年で3回目を数える大阪フィルハーモニー交響楽団による「星空コンサート」を聴きに出かけてまいりました。
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ライトアップされた大阪城が見下ろします。

会場は大阪城西の丸庭園です。市バス大手門停留所に着いたのは開演時間を既に10分近くオーバーした18:40頃。いつもながら段取りの悪いことで。
大手門から城内に入り、石垣の間を抜けるとゲートがあります。入場料は大人1000円ですが、私は身障者手帳があるのでフリーパス。ありがたいことで・・・・。
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庭園に入ると既に特設ステージから「ワルキューレの騎行」が聞こえてきます。それにしても会場が広い!ステージの様子なんて窺えません。観客も前方に半分ほど。「去年の公演をテレビで見たときはもっと大勢いたのに」と思いながら芝生席の半ば付近に席を占めます。
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ステージ上では今やすっかり大フィルの顔となった大植英次氏が得意のパフォーマンスと話術で聴衆をわかせています。ホントこの人ほどサービス精紳旺盛なマエストロは他にいないでしょう。とうとう、”食い倒れ太郎”の帽子を被り「誰か、ぼくを買って下さい」なんて言い出しています。もちろん、会場は大爆笑。
かと思うと会場に来ていた平松大阪市長を掴まえしばらく掛け合いで笑いを取ります。
定期演奏会では味わえないほのぼのとしたムードの中プログラムは進行して行きます。気が付くと拍手のボリュームが随分大きくなっています。後ろを振り返るとガラガラだった後方席にもびっしりと聴衆が!
ますます場内はヒートアップし立ち上がる人、”エイジコール”を送る女性など皆好き好きに楽しんでいます。
マエストロもステージから客席に下り、握手に応えていますが、すぐに視界から消えてしまいました。つまり、もみくちゃにされてこけてしまったようで。
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白い上着が大植英次氏

さあ、ラストの演奏です。曲はチャイコフスキー、「序曲1812年」。大砲の音が派手に鳴り響く賑やかな曲です。この曲のため4つの大学、高校から100名のブラスバンドがゲストとして参加します。この大編成で演奏される1812年。ステージには張りぼての大砲も登場し煙を吹いています。このビッグスケールのコンサートを締めくくるには最適です。演奏が終わると一万人近い聴衆が総立ちで拍手、拍手!感動を伝えようと頭上で手を叩く人、指笛を吹く人など感動のレベルはどんどん上昇!
マエストロも「これで終わるわけには行きませんね」とラデッツキー行進曲(だったかな)「星条旗よ永遠なれ」で応えます。もう、クラシックコンサートというよりお祭ムードですね。
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やんや、やんやの大喝采

再びステージに立ったマエストロはタイガースの半被を着てタクトを振ります。恒例の「夕やけこやけ」、「七つの子」、「ふるさと」を演奏。聴衆からは自然と合唱が起こります。正にステージ上と聴衆が一体となったという感じです。なんか、胸に込み上げてくるものが・・・・。
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みんな楽しそう

オーラスは毎度の「八木節」。マエストロは「さあ、みんな踊りましょう」と声をかけつつ既に踊っていました。踊る指揮者大植英次ここにあり!!
予定時間を20分ほどオーバーした20:20頃、これで今年の「星空コンサート」は終わります。
次は秋の「大阪クラシック」で楽しませていただきます。
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会場はこの中でした

この会場にいると大阪が元気がないなんて全く感じません。
その昔「大阪は文化不毛の地」などと言った学者を連れて来たいですね。

ブラボー大阪!

関連記事:大阪クラシック開幕


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ぐすたふ

以前からちょくちょく拝見させて貰っています。

なんか、この記事を読みながら涙が出てきました。

みんな、この街の文化を大事にしましょうよ・・・・この気持ちが、知事に伝わる術はないのでしょうかねえ。
by ぐすたふ (2008-05-16 23:49) 

サットン

ぐすたふさん、はじめまして!

私の気持ちがぐすたふさんにも伝わったようで凄く嬉しいです。私も思わず涙が溢れそうでした。本当に音楽って良いなあと。
その音楽を簡単に予算捻出のネタにしないで欲しいもんですね。クラシックと言うと「西洋の文化をなぜ公金で支援する必要があるのか」という意見が出ますが、この国から西洋文化を排除したら皆どうやって生活するんでしょうか?
今、府への依存が大きい大阪センチュリー交響楽団が最も危機に立っているといわれます。署名運動など行っていますので皆で協力して守っていきましょう。
過去の愚政の二の舞を踏ませないためにも。
by サットン (2008-05-17 11:30) 

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