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紀伊半島縦断最長路線バスの旅 ~2(新宮ー十津川温泉) [バスの旅]

最長路線バス、いよいよ発車しま~す!


9:19、快晴の新宮駅前に下り立ちます。
ここから168キロ、6時間30分に及ぶ最長路線バスの旅が始まります。

※新宮特急バスは土砂災害等で迂回、区間運休等の措置が取られることがありますのでご利用時には奈良交通HPにて状況を確認されることをお勧めします。
奈良交通HP 
http://www.narakotsu.co.jp/

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▲新宮駅前から出発します

駅前左手に乗り場があるのを確認した後少し腹ごしらえを。昨日からろくに食事を摂っていません。
駅2階の喫茶店でと思ったら10時開店とのこと。商売気のないことで。
結局駅前のステーションホテル1階でモーニング。なかなかボリュームがあり一息つきます。

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▲1日3便の設定 9:56発が“最終”です

いかん、のんびりしている場合ではありません。この路線は1日3往復が設定されていますが、新宮発は早朝に集中しており、9:56の便を逃すと後はないのです。
しかし、1日3便もあるとは意外でした。いったいどんな人たちが乗るのでしょうか?

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▲いよいよ主役の登場!

駅前広場に戻ると既に新宮特急バスはドアを開けて乗客を待っています。この辺を縄張りにしている熊野交通のバスの中にあって鹿のイラストも鮮やかな奈良交通バスは異彩を放ちます。

奈良交通のバスはバンパーのカラーシールで所属営業所が分かるんだそうです。このバスのオレンジと緑は葛城営業所所属を示します。(Wikipediaによる)

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▲主な経由地です 実際には・・・・

それでは乗り込みましょう。
興奮ムード全開であります。

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▲整理券番号1番 これを八木駅まで持っていたのは何人?

始発ではありますが、ドライバーから整理券を取るよう促されます。もちろんナンバー1です。
先客は地元民と思われるおばさん二人とお姉さん一人。このお姉さんは先ほどの紀勢線の車内でも見かけました。熱心に地図を見ていたので同好の士かも。折を見て声を掛けてみましょうか。

9:56、定刻に新宮駅前を離れます。

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▲車内の様子

ここで車内設備をご紹介しましょう。
座席はリクライニング機能はないもののハイバック仕様。補助席も装備しています。席数は36席+補助席。(画像から判断) 思ったよりゆったりしていますが、窓との間隔がずれていてベストポジションを見つけるのに一苦労です。
気になるのが運賃表示機です。171もの停留所を経由するこの路線、いったいどうやって表示するのか。液晶ディスプレイでした。これならほぼ無限に表示できます。
車内放送は自動ながら観光案内も流れます。

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▲鼻白の滝?

新宮高校前を出ると次の停留所神丸まで約25分ノンストップです。さすがに特急バス。
道端には早速滝が現れるなどただの路線バスじゃないことをうかがわせます。

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▲落石防止シェルター

右側には熊野川が寄り添い国道168号線も川が作った谷に沿って北上します。川の対岸は三重県です。
落石除けのシェルターも設けられカーブの多い区間では新しいトンネルも見られます。

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▲電源開発十津川第二発電所

水力発電所も姿を見せます。
この十津川第二発電所は後ほど登場する二津野ダムの水を利用しているとのこと。

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▲橋のコレクションの一部です

この路線のランドマークは発電所、ダム、そして橋と言ってよいでしょう。要所要所で対岸に渡る橋が現れます。それぞれ形式が違い橋梁マニアには堪らないかも。
バス停にも橋の名が付くものが多いようです。

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▲川湯温泉の町並み

少し168号線から外れて川湯温泉の鄙びた街並みを抜けて行きます。吊橋がかかる川沿いに旅館が軒を連ねる風情のある温泉街です。


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▲いきなりの巨大鳥居

熊野本宮というバス停が現れますが、大社へはここで降りてはだめ。本宮大社前で降りて下さいとドライバーから注意があります。その本宮大社前には巨大な鳥居が。ちょっとびっくりします。
ここから大学生風の男性1名乗車。

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▲バイパス出現

この付近はかなりの部分が直線のバイパスに付け替えられています。曲がったことが嫌いなバイパスはトンネルと高架橋で川の流れをものともせず最短距離で貫いて行きます。
バスは集落に寄って行くためバイパスは経由せずくねくねした旧道をひたすら辿ります。

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▲11:34 奈良県に入りました

和歌山県新宮市から奈良県十津川村へと入ります。
トンネルでも橋梁でもないところに県境が引かれているようです。

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▲本日のお伴

本日のコーヒーは普段は飲まないブラックです。居眠り防止ということで。睡眠不足が続いていたので警戒していましたが、結局一睡もしませんでした。コーヒーの威力というより刺激的な車窓のせいでしょう。

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▲高所恐怖症の方にはキツイかも

奈良県に入ると車内の案内放送が“山越えはこれからが本番”と告げます。そのとおりに168号線はどんどん高度を上げて行きます。さすがに少し足もとがすくむ感じが。

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▲二津野ダム(電源開発)

こんな感じでダム湖を遥か下に見下ろす絶景も。

堤高76m 堤頂長210m 1962年完成というアーチ式の二津野ダムです。ここに貯えられた水を先ほどの十津川第二発電所に送って発電するというダイナミックな仕掛けに驚きます。

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▲十津川温泉到着

最初の休憩時間は十津川温泉で約10分間。この後に備えトイレに行き少し周囲を散歩しますが、非常に暑くすぐに車内に逃げ帰ります。

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▲十津川村の中心地

この付近が平谷集落という十津川村の繁華街だそうです。
ちなみに十津川村は日本最大の面積を誇る村だそうで。

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▲山岳仕様のバス

休憩中のバスの横顔を失礼して。
日野の大型バスですが、都市部を走るバスに比べボディもホイールベースも一回り短い山用のバスだそうです。先日のNHKの番組で知りました。

今日はいったんここまでです。
残り十津川温泉ー大和八木間は次回ということで。それではお楽しみに!


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コメント 16

うたに

1日3便とは、意外と本数あるんですね~。しかし6時間半…気が遠くなりそうだ(^^;)
ウチの場合はトイレが心配です。水分補給も控えめに、もちろんビール飲むなんてダメだろうなぁ。。
by うたに (2008-09-15 17:04) 

manamana

すごい旅ですね。
でも、景色に変化があって楽しめそうな気もします。
自分もトイレは、やはり、心配ですね。
後半も楽しみにしています。
by manamana (2008-09-15 19:34) 

む〜さん

 もう70歳ともなると長距離バスは敬遠かなあ・・・・。私の住んでる町田から大阪行きの昼行バスが一日一本あります。無理だろうなあと思うのですが、乗りたい気も、ちょっぴりあります。若い頃、高知~松山のバスを一日で一往復したことがありますが・・・疲れました。そんな訳で、サットン様の体力と根性に脱帽です。
 それにしても、山と川の美しい沿線ですね。次回が楽しみです。
by む〜さん (2008-09-15 21:18) 

かもみーる

バスの旅、このシートなら負担は少ないかもって思いますが、それでも6時間は尊敬します!わたしだったら十津川温泉で降りて、残りはまた明日!ってやってしまいそうです(笑)
車窓は確かに変化があって楽しめそうですね。
by かもみーる (2008-09-15 22:39) 

ファジー

乗ったバスが全く同じなので、ほんとなぜか親しみを覚えます。しかもそこからの風景も・・・。
私のブログと同地域を同時進行しているのでなにやら不思議なデジャヴのような感覚になりました。

このバスが山岳使用とは知りませんでした。
by ファジー (2008-09-15 22:56) 

京葉帝都

素晴しい景色を見るだけでも乗る価値あありそうです。
八木から新宮へ出て紀勢東線を楽しむルートもありでしょう。
私の田舎の近くを、かつて名古屋と金沢を結ぶ名金急行線バスが走っていました。国道156・304号線を走っていた時代は多分日本一の長距離路線バスだったかもしれません。
冬場は積雪のため運行されていませんでした。
2002年にJR東海バスが撤退し、JR西日本バスと加越能バスが運行する金沢〜福光のみ残りました。
by 京葉帝都 (2008-09-16 00:06) 

サットン

うたにさん

一応途中3回10~25分の休憩タイムがありますので大人はほぼ大丈夫かと思いますが、お子さん連れだとひやひやものかも知れません。かく言う私も終点前にちょっと切迫した状態に(笑)。
ファジーさんがおっしゃるとおりビールはご法度ですね。
by サットン (2008-09-16 10:32) 

サットン

manamanaさん

この路線の車窓は楽しめますよ!退屈しませんでした。居眠りもしませんでした。是非お試しください。
by サットン (2008-09-16 10:35) 

サットン

む~さん

今回は空いていたので思ったより楽なバス旅でした。東京―大阪間は料金も車内設備もバリエーションに富んだバスが入り乱れていますのでお好みに合わせてご利用になったはいかがでしょうか。東海道昼特急なんてなかなか指定券が取れないようですが。
by サットン (2008-09-16 10:40) 

サットン

かもみーるさん

私も途中で一泊すべきか悩みました。十津川温泉あたりで。でも、乗り通してこそ最長バスの旅ではないのか!と自分に言い聞かせてノンストップで。不思議と疲れなかったですよ。
by サットン (2008-09-16 10:44) 

サットン

ファジーさん

私も同じ気持ちでファジーさんのブログを拝見しています。本当に不思議ですね。
あの車両は山岳路線用というのが適当かどうか分りませんが、小回りが利くよう配慮されているそうです。
by サットン (2008-09-16 10:48) 

サットン

京葉帝都さん

私も日本最長距離の路線バスと聞いた時中部地方かなと思いました。あの路線も残っていれば味わい深い車窓を楽しめたでしょうね。今回の旅でバス愛好癖が再燃しそうです(笑)。
by サットン (2008-09-16 10:52) 

岸田法眼

お疲れ様です。

私も路線バスで全区間1時間乗ったことが2回ありますが、御乗車になられたところは6倍ありますからねぇー。

トイレはなくても休憩時間がある一般の路線バスはなかなかないと思います。
by 岸田法眼 (2008-09-17 00:34) 

サットン

岸田法眼さん

大都市圏で生活していると路線バスで1時間以上乗車する機会って
なかなかないですよね。
休憩時間があればと思っていましたが、最後にピンチが!
by サットン (2008-09-18 08:49) 

keroro

わー、すごく楽しいです♪私もこれに乗りたいです。
なんだか車窓がびっくりするくらい素晴らしい感じですね。
こんな車窓だった寝るのはもったいないですね。

by keroro (2008-09-19 02:07) 

サットン

keroroさん

お楽しみいただけたようで嬉しいです。
紀伊半島のど真ん中を真っ二つにしながら行く車窓は見応えありですよ!
これからの季節も良いでしょうねえ・・・・
早起き得意なkeroroさんなら早朝便も良いかも。
by サットン (2008-09-19 09:29) 

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