阪急西宮ガーデンズとエコトレイン [タウンウオッチ]
西宮球場跡地に巨大ショッピングセンター出現
阪急西宮北口駅前の旧西宮球場跡地に１１月２６日、西日本最大級のショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」がオープンしました。その中に“面白い一角”があると聞いて出かけて来ました。
■エコトレインに遭遇
西宮北口に到着後しばらく電車ウオッチ。神戸線の要衝である“西北”は隣接する車庫内の入れ換えも見ることができる絶好のビューポイントです。
そこへ１２月１日から神戸・宝塚・京都各本線で運転を開始したエコトレイン「未来のゆめ・まち号」がやって来ました。
▲神戸線ヴァージョンは８０００Ｆ
車両は回生制動装備の省エネ車８０００系（京都線は８３００系）が選ばれました。
▲前頭部のデザイン
両端の車両はご覧のように装飾されています。ちょっとマルーンの電車には似合わないような・・・・・。
▲側面のデザイン
車内はエコロジー関連の啓発ポスターで占められています。
■阪急西宮ガーデンズ
▲ぬかりなく副名称に
車内放送では「西宮北口、阪急西宮ガーデンズ前でございます」と告知。駅名標も副名称入りのものに取り換えられていました。
この駅名標、従来のものとデザインが多少異なります。どの部分かわかりますか？
▲阪急百貨店、イズミヤ、東宝シネマズがキーテナント
南口の改札口から空中回廊で繋がっています。少々距離があるためムービングウオーク（動く歩道）が設置されています。阪急の得意技ですね。
平日だというのに途絶えることなく来店客の列が続きます。
▲この異様に長い行列は
店内に入ると広いこと広いこと！フロアガイドを見ても見当がつきません。
ちょうど昼時とあって飲食店は何処も長蛇の列。中でも目立ったのが１階のこの店。関西初出店の「コールド・ストーンズ・クリーマリー」。パフォーマンスを演じながら好みのアイスクリームを作ってくれるそうです。テレビでも盛んに報道されていたこともあってか他を圧倒する人気ぶり。
▲阪急西宮ギャラリー
でも、私のお目当てはここ。
５階の一角に設けられた「阪急西宮ギャラリー」です。西宮球場の跡地ということで今は亡き阪急ブレーブス関連の展示に加え阪急電車の歴史資料も展示されています。
▲ブレーブスから名球界入りした選手のレリーフに加え創始者小林一三翁も
正面には阪急ブレーブスから名球界入りを果たした選手の肖像に加え阪急電鉄の創始者である小林一三翁もプロ野球への多大な貢献を評価され顕彰されています。
▲アメリカ博臨時特急
特に興味を惹かれたのが昭和２５年に西宮球場で開催されたアメリカ博の臨時列車として運転された特別塗装の車両。マルーンカラーを貫いてきた阪急がかつて一度だけ異なるカラーを身にまとったのがこのデザインです。
▲ブレーブスの偉業の数々
ブレーブス関連では’７５年度日本シリーズ優勝ペナントをはじめ多くの展示品が。
ユニフォームが懐かしい！
▲阪急の歴史をパネル展示
阪急電車の歴史が年代ごとにパネルで解説されています。’７０年、日本初の自動改札機を導入した北千里駅の写真が懐かしいです。子供にとっては少し怖ろしげな機械でした。よく見ると駅員さんは詰襟の制服です。
▲万博会場行臨時列車のポスター
万博世代の私にとってはこれも懐かしい！
史上空前の大イベント大阪万博は今も鮮明に記憶に焼き付いています。先日西宮北口ー嵐山間に臨時直通列車が運転されましたが、神戸線ー京都線直通列車はこの時以来だとか。
▲ダイヤモンドクロスのジオラマ
西宮北口といえばダイヤモンドクロスですね。神戸本線と今津線が地平で直交していました。
球場があった頃の駅周辺の街並みとともに再現されています。
このギャラリー、パネル展示が中心でスペースもわずかですが、なかなか見応えがあります。鉄道には興味無さそうなおばさんも繁々と見入っていました。阪急電車が沿線の人たちに親しまれている証でしょう。
阪急ファンの方にはお薦めのスポットです。
▲パンフレットももちろんマルーンです。
阪急西宮北口駅前の旧西宮球場跡地に１１月２６日、西日本最大級のショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」がオープンしました。その中に“面白い一角”があると聞いて出かけて来ました。
■エコトレインに遭遇
西宮北口に到着後しばらく電車ウオッチ。神戸線の要衝である“西北”は隣接する車庫内の入れ換えも見ることができる絶好のビューポイントです。
そこへ１２月１日から神戸・宝塚・京都各本線で運転を開始したエコトレイン「未来のゆめ・まち号」がやって来ました。
▲神戸線ヴァージョンは８０００Ｆ
車両は回生制動装備の省エネ車８０００系（京都線は８３００系）が選ばれました。
▲前頭部のデザイン
両端の車両はご覧のように装飾されています。ちょっとマルーンの電車には似合わないような・・・・・。
▲側面のデザイン
車内はエコロジー関連の啓発ポスターで占められています。
■阪急西宮ガーデンズ
▲ぬかりなく副名称に
車内放送では「西宮北口、阪急西宮ガーデンズ前でございます」と告知。駅名標も副名称入りのものに取り換えられていました。
この駅名標、従来のものとデザインが多少異なります。どの部分かわかりますか？
▲阪急百貨店、イズミヤ、東宝シネマズがキーテナント
南口の改札口から空中回廊で繋がっています。少々距離があるためムービングウオーク（動く歩道）が設置されています。阪急の得意技ですね。
平日だというのに途絶えることなく来店客の列が続きます。
▲この異様に長い行列は
店内に入ると広いこと広いこと！フロアガイドを見ても見当がつきません。
ちょうど昼時とあって飲食店は何処も長蛇の列。中でも目立ったのが１階のこの店。関西初出店の「コールド・ストーンズ・クリーマリー」。パフォーマンスを演じながら好みのアイスクリームを作ってくれるそうです。テレビでも盛んに報道されていたこともあってか他を圧倒する人気ぶり。
▲阪急西宮ギャラリー
でも、私のお目当てはここ。
５階の一角に設けられた「阪急西宮ギャラリー」です。西宮球場の跡地ということで今は亡き阪急ブレーブス関連の展示に加え阪急電車の歴史資料も展示されています。
▲ブレーブスから名球界入りした選手のレリーフに加え創始者小林一三翁も
正面には阪急ブレーブスから名球界入りを果たした選手の肖像に加え阪急電鉄の創始者である小林一三翁もプロ野球への多大な貢献を評価され顕彰されています。
▲アメリカ博臨時特急
特に興味を惹かれたのが昭和２５年に西宮球場で開催されたアメリカ博の臨時列車として運転された特別塗装の車両。マルーンカラーを貫いてきた阪急がかつて一度だけ異なるカラーを身にまとったのがこのデザインです。
▲ブレーブスの偉業の数々
ブレーブス関連では’７５年度日本シリーズ優勝ペナントをはじめ多くの展示品が。
ユニフォームが懐かしい！
▲阪急の歴史をパネル展示
阪急電車の歴史が年代ごとにパネルで解説されています。’７０年、日本初の自動改札機を導入した北千里駅の写真が懐かしいです。子供にとっては少し怖ろしげな機械でした。よく見ると駅員さんは詰襟の制服です。
▲万博会場行臨時列車のポスター
万博世代の私にとってはこれも懐かしい！
史上空前の大イベント大阪万博は今も鮮明に記憶に焼き付いています。先日西宮北口ー嵐山間に臨時直通列車が運転されましたが、神戸線ー京都線直通列車はこの時以来だとか。
▲ダイヤモンドクロスのジオラマ
西宮北口といえばダイヤモンドクロスですね。神戸本線と今津線が地平で直交していました。
球場があった頃の駅周辺の街並みとともに再現されています。
このギャラリー、パネル展示が中心でスペースもわずかですが、なかなか見応えがあります。鉄道には興味無さそうなおばさんも繁々と見入っていました。阪急電車が沿線の人たちに親しまれている証でしょう。
阪急ファンの方にはお薦めのスポットです。
▲パンフレットももちろんマルーンです。
アイスを食べるのにこんなに並ぶの～！ ウチには耐えられない。。(^^;)
同一平面上で線路が直交するなんて、路面電車で見たことがあるだけだなぁ。普通の電車でそれがあったなんて・・・想像しただけでもすごい！
by うたに (2008-12-18 12:35)
うたにさん
さぞや美味しいアイスクリームなんでしょうね。（笑）
ダイヤモンドクロスを通過するときは「ガチャガチャ」と独特の通過音が聞かれました。長らく西北の名物でしたが、昭和５９年に神戸本線の１０連化の障害となるため今津線が分断され消滅しました。
by サットン (2008-12-18 14:24)
西宮北口駅もずいぶん変わりましたね。
駅名板を見て、「西宮、西宮北口・西宮球場前でございます」という案内放送を思い出しました。遠い昔の話になりました。
昭和５４年頃の西宮北口駅の写真を写しております。なんだか、とても懐かしくなりました。
by のり (2008-12-18 20:03)
サットンさんはじめまして。
西宮北口駅は３２～３年前まで、夙川に親戚があったため往きは特急から普通に、帰りは普通から特急に乗り換える駅でした。
一度ホームの改修工事をしましたが、西宮球場前の副名称やダイヤモンドクロスは当たり前の光景でしたが、今津線は北と南に分離され大阪球場がなんばパークスになり、今度は西宮球場が西宮ガーデンズですか。
甲子園球場の親会社阪神電鉄は阪急阪神ホールディングスの企業となって時の経過を感慨深く感じてます。
by t-meid51 (2008-12-18 23:27)
いいですなぁ〜＾＾。
チカラの入れようが違ってますよねぇ＾＾。
by hankyu8200 (2008-12-18 23:45)
京阪さんの大変身を見て、
阪急さんも、そろそろマルーン一色から、
変身したいのでは？
by manamana (2008-12-19 06:47)
のりさん
西北は震災の影響もあって周辺も含めてずいぶん変わりました。
今津線は分断されたものの非常に特異な構内配線はインターチェンジのようで面白いですね。
現在、今津南線の高架工事が行われているようで今後も変貌を続けそうです。
by サットン (2008-12-19 11:00)
t-meid51さん、いらっしゃいませ！
夙川は特急停車駅に昇格したので乗り換えの必要はなくなりましたね。
なんばパークスには大阪球場のマウンド跡のモニュメントがありますが、西宮ガーデンズにも同様の仕掛けがあるようです。広過ぎて探せませんでしたが。
最近の情勢を見ていると何が起きても不思議ではないように感じます。甲子園も永遠とはいえないかもしれませんね・・・・。
by サットン (2008-12-19 11:10)
hankyu8200さん
このところ巨大ＳＣが次々にできていますが、ガーデンズは阪急らしくちょっと豪華なムードを感じました。流通事業を電鉄としていち早く手がけた阪急の集大成の作品という感じでした。
by サットン (2008-12-19 11:15)
manamanaさん
かつて小林ファミリーの小林公平社長の頃、外装デザインの変更を検討しているという報道がなされました。途端に多くの反対の声が寄せられ結局上部にクリーム色を入れる程度になったと聞きます。
私も現状維持派であります。
by サットン (2008-12-19 11:20)
こんばんは。
阪急電車、阪急ブレーブスの歴史にまつわる展示物がいろいろあって。
機会があれば、足を運んでみたいと思いました。
阪急のマルーンは上品で、私も大好きです。
ずっと維持してもらいたいですね。
by 黄昏の線路 (2008-12-21 21:36)
確かに面白そうな一角ですね。
しかし、デベロッパーもテナントも、よりによって
この時期に、と、出店を後悔しているでしょうね。
by take (2008-12-23 17:07)
黄昏の線路さん
こじんまりとしたスペースですが、パネルの写真や年表を見ているだけでも楽しめます。ちょっとわかり難い場所ですが、機会があれば足を運んでみて下さい。
阪急カラーは一騒動あった後ですから当分は安泰だと思われます。
by サットン (2008-12-24 11:16)
takeさん
確かに結果的に最悪の時期のオープンとなりましたね。でも、滑り出しは当初予想を上回る数字を記録しているようです。実際に行ってみても平日とは思えない人出でした。
by サットン (2008-12-24 11:21)
ここ、凄いですね。ちょっと行ってみたい。
って言っても、東京近郊のショッピングモールも
あまり行けてないしなぁ。
阪急のエコ車両。この前京都に行った時乗りました！
そうかぁ、1日からだったのかぁ。
by keroro (2008-12-27 23:50)
こんばんわ。サットンさん。
神戸線のエコトレインはトップナンバー8000Fなんですね。絵柄は京都線と同じようですね。
西北、副名称が入ったんですね！！さすが阪急、商魂たくましい。
ギャラリーは結構立派なものなんですね。西北へは用事があまり無いのですが、行ってみたくなりました。
by YOO (2008-12-29 00:45)
keroroさん
まあ、最近各地に増殖しているショッピングモールの一つですが、阪急らしくちょっとデラックスな雰囲気です。大きさを競い合ってきたショッピングモールも不況で様子が変化するかも知れませんね。
エコトレイン、keroroさんが乗られたのは運転開始直後ということになりますね。ラッキーだ。
by サットン (2008-12-31 17:10)
ＹＯＯさん
先日まで西北の駅名標には「阪急西宮スタジアム前」の表記が残っており上からテープで隠してありました。ちょうど変え時だったんでしょうね。（笑）
by サットン (2008-12-31 17:31)