気が付けばHITACHI [鉄道の旅]
2014年の乗り初めは・・・・
年が明けて21日目にしてようやくの電車乗り初めであります。出掛けた先は何時もの病院って、今年も色気の無い1年になりそうな予感が。
まあ、それでも今年のスタートであることには違いなく気が向くままにコンデジでスケッチしていると、あることに気が付きました。
ちなみにこの日のルートはというと ・・・・ 曽根―(阪急宝塚線)―蛍池―(大阪モノレール本線)―万博記念公園―(大阪モノレール彩都線)―阪大病院前 の単純な往復です。
◆アルナ亡き後はHITACHI
▲2014年のファーストランナー 前照灯をLEDに換装
まずは晴れのファーストランナー。阪急の雲雀丘花屋敷行き各停です。ホームに姿を見せたのは9000系9010F。1000系が登場した今、こいつが9000系のラストナンバーになりそうです。
9000系といえば京都線用9300系とともに阪急が久し振りに大量新造した車両ですが、メーカーは傍系のアルナ工機が鉄道車両から撤退したため日立製作所に発注されました。日立って私鉄の車両メーカーとしては馴染みが薄い気がしますね。私には国鉄がお得意さん、というイメージが強いです。国鉄のキャンペーンソング「いい日旅立ち」も国鉄と縁の深かった日旅(日本旅行)と日立を織り込んだものという話しがあるくらいですから。
それにしても日立製の阪急電車なんて二昔前には想像もつきませんでした。
◆モノレールといえばHITACHI
▲スノープラウを装備した1000型
蛍池で乗り換えたモノレールは大モノ開業時に採用されたデザインの1000型初期車でした。少数派である上に仲間の多くがラッピングされているのですっかり影の薄い存在になっています。
▲万博記念公園駅での接続風景
万博記念公園からの彩都線は同じ1000型でも後期車。マイナーチェンジされている上に、外装のデザインも異なるので異形式車のようです。
ここ万博記念公園駅では日中20分に一度本線上下列車と彩都線列車がホームに並び接続を取る光景が見られます。彩都線というと開業当時は空気を運んでいるような有様でしたが、最近は彩都地区の開発が進んだのか活気を見せており、この日も帰りは座席にあぶれてしまいました。
もうお気付きかと思いますが、大阪モノレールの車両もHITACHIの作品です。(一部川重製もあり) モノレールは日立の得意分野で大先輩の東京モノレールも昔は日立運輸東京モノレールを名乗っていました。
◆最新型もやっぱりHITACHI
▲神戸線に続いて宝塚線にも1000系が
そして帰路の阪急はというと偶然就役後1ヶ月も経たない最新鋭1000系の1001F。ここでも席にはあり付けずドア横に立っていましたが、目障りに感じる大型仕切板に身体を預けているとやっぱり楽です。これは認識を改めねばならないかも。
もちろん、この1000系もHITACHI製。阪急は山口県の日立笠戸工場から海路で大阪港まで運び、そこから正雀工場まで陸送しているようです。JR東海道線と正雀工場は道路1本を挟んで隣接してるんですが、甲種輸送じゃないみたいですね。昔は両者の間に連絡線があったようにも思うんですが・・・・。
ということで、冒頭に書いた「気が付いたこと」とは、この日乗った6本の列車全てが日立製作所製である、ということでした。
蛇足ながら・・・・
ちょうどこの日発売された「鉄道ジャーナル」3月号の特集は「車両製造工場を見る」。巻頭で日立笠戸工場のレポートが掲載されております。
年が明けて21日目にしてようやくの電車乗り初めであります。出掛けた先は何時もの病院って、今年も色気の無い1年になりそうな予感が。
まあ、それでも今年のスタートであることには違いなく気が向くままにコンデジでスケッチしていると、あることに気が付きました。
ちなみにこの日のルートはというと ・・・・ 曽根―(阪急宝塚線)―蛍池―(大阪モノレール本線)―万博記念公園―(大阪モノレール彩都線)―阪大病院前 の単純な往復です。
◆アルナ亡き後はHITACHI
▲2014年のファーストランナー 前照灯をLEDに換装
まずは晴れのファーストランナー。阪急の雲雀丘花屋敷行き各停です。ホームに姿を見せたのは9000系9010F。1000系が登場した今、こいつが9000系のラストナンバーになりそうです。
9000系といえば京都線用9300系とともに阪急が久し振りに大量新造した車両ですが、メーカーは傍系のアルナ工機が鉄道車両から撤退したため日立製作所に発注されました。日立って私鉄の車両メーカーとしては馴染みが薄い気がしますね。私には国鉄がお得意さん、というイメージが強いです。国鉄のキャンペーンソング「いい日旅立ち」も国鉄と縁の深かった日旅(日本旅行)と日立を織り込んだものという話しがあるくらいですから。
それにしても日立製の阪急電車なんて二昔前には想像もつきませんでした。
◆モノレールといえばHITACHI
▲スノープラウを装備した1000型
蛍池で乗り換えたモノレールは大モノ開業時に採用されたデザインの1000型初期車でした。少数派である上に仲間の多くがラッピングされているのですっかり影の薄い存在になっています。
▲万博記念公園駅での接続風景
万博記念公園からの彩都線は同じ1000型でも後期車。マイナーチェンジされている上に、外装のデザインも異なるので異形式車のようです。
ここ万博記念公園駅では日中20分に一度本線上下列車と彩都線列車がホームに並び接続を取る光景が見られます。彩都線というと開業当時は空気を運んでいるような有様でしたが、最近は彩都地区の開発が進んだのか活気を見せており、この日も帰りは座席にあぶれてしまいました。
もうお気付きかと思いますが、大阪モノレールの車両もHITACHIの作品です。(一部川重製もあり) モノレールは日立の得意分野で大先輩の東京モノレールも昔は日立運輸東京モノレールを名乗っていました。
◆最新型もやっぱりHITACHI
▲神戸線に続いて宝塚線にも1000系が
そして帰路の阪急はというと偶然就役後1ヶ月も経たない最新鋭1000系の1001F。ここでも席にはあり付けずドア横に立っていましたが、目障りに感じる大型仕切板に身体を預けているとやっぱり楽です。これは認識を改めねばならないかも。
もちろん、この1000系もHITACHI製。阪急は山口県の日立笠戸工場から海路で大阪港まで運び、そこから正雀工場まで陸送しているようです。JR東海道線と正雀工場は道路1本を挟んで隣接してるんですが、甲種輸送じゃないみたいですね。昔は両者の間に連絡線があったようにも思うんですが・・・・。
ということで、冒頭に書いた「気が付いたこと」とは、この日乗った6本の列車全てが日立製作所製である、ということでした。
蛇足ながら・・・・
ちょうどこの日発売された「鉄道ジャーナル」3月号の特集は「車両製造工場を見る」。巻頭で日立笠戸工場のレポートが掲載されております。
日立製作所製とおいうと特にJR九州か新幹線のイメージがあります。
1000系のヘッドマークですが、サットンさん劣られた写真と鉄道ジャーナル誌の表紙写真で色が違ってみるのですが、何パターンかあるのでしょうか?
9000系の運転席の上のヘッドライトの上から屋根につながる部分のふくらみは何なのでしょうか?ウルトラマンみたいです。
by やまびこ3 (2014-01-22 23:42)
やまびこ3さん
日立というとやはり新幹線ですね。あとELとか台鉄のタロコとか。JRQの一般車両は阪急と同じAトレインシリーズだとか。
ヘッドマークのデザインは上り方、下り方で異なります。私が撮ったのは偶然全て下り方です。
ご指摘のふくらみ・・・列車無線アンテナのカバーのようです。この後にも背びれの様なパネルが立ち上がり空調装置を隠しています。どういう意図かは不明ですが、9000・9300は屋上機器を隠すことがデザインポリシーみたいですよ。
by サットン (2014-01-23 11:04)
山口県下松市の日立製作所笠戸工場近くの国道を走っていると、工場からの引込線の踏切がありました。
普段は新幹線や山陽本線を利用するのですが、クルマで走って初めて存在を確認したのです。
C62 1号機もココで製造されたんだなぁ~と思いながら工場のそばを通過しました。
by yogawa隼 (2014-01-23 22:02)
yogawa隼さん
笠戸工場は笠戸島というだけに本線からは離れているようですね。私の近所の近畿車輛は線路沿いですので何時も横を通るのが楽しみです。
鉄道ジャーナルの特集でも笠戸工場からの西武車両の輸送の模様をルポしています。
SLのキャブに燦然と輝く「日立」の銘板は印象的ですね。
by サットン (2014-01-24 10:06)
連続して日立製の車両に遭遇されますと、走行音はどれも同じように(またJR車のように)聞こえたのでしょうか。モーター音はメーカーによって微妙に違いますね。京成と京阪のVVVF車の走行音は似ています。
東武50000系列も日立製で乗車機会は増えました。サイドビューは洗練されていますが、内部外部共シンプルで経済設計が前面に出ています。日本車両製の京王9000系や京成3000系も経済設計が目につきます。阪急車の塗装と内装は羨ましいです。
跨座型に対して懸垂型のモノレール(千葉、湘南)は三菱重工によって、車両、軌道、システム一体で製作されていますね。モノレールの車両は他に転出できないのでメンテはより入念に行なわれているでしょう。
by 京葉帝都 (2014-01-25 15:41)
京葉帝都さん
走行音は電装品メーカーによる違いは意識したことはありますが、車体メーカーによる違いは意識したことがないので今後気を付けて聞いてみます。VVVF車の音も一時に比べずいぶん静かになりましたね。
経済性優先の車両を使い捨てるのか、新造価格は嵩んでも長く使い続けるのか、電鉄会社によるポリシーの違いを見るのも面白いですね。私はやっぱり後者を支持します。
懸垂式モノレールは三菱の縄張りだったんですね。関西では馴染みはありませんが、あの空中浮遊感はたまりません♪
by サットン (2014-01-25 18:07)
日立と聞けば東武の新造車もそうですね。
ここも以前はアルナが主体(一部富士重工や東急も)でしたが、50000系列や去年運用開始した60000系は日立で製造されています。
扉部の造形は特徴ありますね。
by UZ (2014-01-26 01:28)
UZさん
日立の作品、関東私鉄では東武と西武、東京メトロといったところでしょうか。
かつて東上線ユーザーだった頃、「アルナ工機」の銘板を見ると妙に親しみを覚えたことを思い出します。当時の関東車にしては珍しくドアの内張りも施してあり、関西風味を感じたり。
Aトレインの特徴だったドア横の取っ手は阪急では9000系の途中からスタンダードなものに戻りましたね。
by サットン (2014-01-26 16:02)