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初詣 御神体は阪急電車!? [鉄道の旅]

能勢の山奥に佇むマルーンの電車たち

正月三が日もとっくに明けた先日、重い腰を上げ初詣に行って来ました。
(※ゼンティス大阪宿泊記後編は次号で掲載いたします。) 

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▲2022年乗り初めはわが愛車5142F

参拝したのは能勢電鉄妙見線の終点で大阪府最北の駅である妙見口駅から徒歩10分少々(私は20分ほどかかりましたが)の所にある吉川八幡神社です。この神社、鉄道ファン、中でも能勢電・阪急ファンなら一度は参っておきたい神社として知る人ぞ知る存在なんです。

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▲吉川八幡神社本殿

妙見口駅から寒風に吹かれながら坂道を登っていきます。それにしても寒い! 自宅と同じ町内とは思えません。妙見口駅、大阪最北の駅というタイトルは伊達じゃありません。20分ほど歩いてようやく到着。木立に囲まれた厳かな空気漂う境内には私の他親子連れが一組だけと静まり返っています。三が日は賑わったのでしょうね。

さて、この神社が能勢電・阪急ファンの注目を集めている理由がこれです!


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▲阪急550形と能勢電1500系(元阪急2100系)

時系列は前後しますが、神社の参道を登っていくと突然こんな面々が現れます。ちょっとドキッとします。

阪急550形のカットモデルと2100系のこちらもカットモデルといいたいところですが、台車だけホンモノで箱はアスベストの問題もありFRPで再現したコピーなんだそうです。
以下にネットで収集した両車のプロフィールを記しておきます。

◆1552(元阪急2158)
1962年製造/1984年能勢電に譲渡/2016年廃車解体/同年台車部分とFRP製前頭部が吉川八幡神社敷地内に設置される。
◆550
1948年ナニワ工機(後のアルナ工機)初の車両として製造される。主に宝塚線で活躍/1969年引退/引退後アルナ工機で保存されるも同社の分社化等もあり傍系の岐阜県アルナ輸送機用品に前頭部のカットモデルとなり移設/2021年モデルの引き取り先を公募 吉川八幡神社に決定 設置完了。

1552、道理で劣化も見られず綺麗だと思ったらFRP製だったんですね。初詣ヘッドマークもホンモノ同様のものが掲げられています。他にも能勢電・阪急の車両や方向版をモチーフにしたお守りが売られていたりとこの神社と両社のただならぬ関係が窺えます。

以上、一味違った今年の初詣の模様をお届けしました。


※なお、これらの保存車両の管理は「550形保存会」が主体となっており、神社は問い合わせには対応できないそうです。

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