SSブログ

ゼンティス大阪宿泊記 前編(チェックインと部屋からの眺望) [宿泊記(関西)]

大阪都心のホテルで一人忘年会開催!

R0011427 (480x360).jpg

2021年も押し詰まった師走のある日、大阪は堂島にあるホテル「ゼンティス大阪」に宿泊してきました。大阪人の私がわざわざ大阪のホテルに泊まろうというのは一人静かにこの1年を振り返ろう、つまり一人忘年会を挙行しようと考えたから。ちょうど大阪府民割「大阪いらっしゃい」キャンペーンも実施されていますし。

R0011402 (480x360).jpg
▲新装なった阪神百貨店本店

まずは今夜の晩餐を手配しに梅田の阪神百貨店本店に立ち寄ります。この度全面改築によるリニューアルが完了し「食の阪神」の看板にさらに磨きをかけたとか。その阪神本店食品売り場で私が手にしたものは・・・・。それは後ほどご紹介致しましょう。

R0011480 (480x360).jpg
▲大阪シティバス(復刻塗装)イメージ

ゼンティス大阪のチェックイン受付は15時からですが、時は既に16時になろうとしています。梅田から堂島のゼンティス大阪までは歩いても行ける距離ですが、ここはバスのお世話になろうということで大阪シティバス53号系統で渡辺橋まで。バスを降りれば徒歩2・3分で到着です。

R0011474 (360x480).jpg
▲ホテル外観

◆ゼンティス大阪とは
昨年7月にオープンしたばかりの新しいホテルで知名度もまだまだ。しかもホテルらしくない名称とあって認知度も高くないと思われます。しかし、その正体は東京・パレスホテルを母体とする血筋の良さを誇ります。本家に当たるパレスホテル東京が宿泊、料飲、宴会のフルライン型シティホテルなのに対し、宿泊特化型で客層も異なる大阪には新しいブランドを用意したものと思われます。パレスのパの字もホテルのホの字も付けない新ブランドにパレスホテルの自信と覚悟といったものを感じます。


R0011428 (480x360).jpg
▲こじんまりとしたエントランス

主要道路である四ツ橋筋から一歩入った所にゼンティス大阪はあります。周囲のビルに比べ決して大規模な建物ではありませんが、瀟洒な外観、十分に確保された公開緑地がホテルとしての存在感を主張しています。


R0011467 (480x360).jpg
▲フロント前からロビーを見る

◆チェックインと部屋からの眺望
チェックインは1階玄関を入ってすぐのフロントで行います。3人も並べば一杯のこじんまりしたカウンターです。今回は「大阪いらっしゃい」キャンペーンを使っての予約だったため身分証明とコロナワクチン接種済み証を提示するとともに、問診表やら大阪府民に間違いないとの誓約書に住所、氏名を記入します。昨年の「GoTo」で不正が多発したこともあってかかなり厳重に感じました。本来のチェックイン手続きはタブレットにサインをし、クレジットカードの提示(または現金によるデポジット)だけでペーパーレスで済むようですが。

R0011466 (480x360).jpg
▲書架が目立つエレベータホール

チェックインが済み、いよいよ客室へ向かいます。ポーターサービスはありませんが、インド系らしき青年のアテンダントがいて、エレベータを呼んでくれたり、カードキーによるセキュリティシステムについて説明をしてくれたりと世話をやいてくれます。おもしろいと思ったのがこのホテルのスタッフの名札はファーストネームだけをアルファベット表記している点です。意図は不明ですが、ホテルでは初めて見ました。

R0011425 (360x480).jpg
▲リクエストどおりの高層階

今回アサインされたのは10階の部屋。実はこのホテルを選ぶにあたって気になったのが部屋からの眺望です。その立地から推測して抜けのいい眺望は期待できそうにありません。特に南側はこちらの16階建て(ホテルは13階まで)に対して19階建てのオフィスビル「アクア堂島」が屏風のように立ちふさがっているはずです。そこで宿泊前日に電話で「出来る限りで良いので少しでも高層階の眺望のよい部屋にアサインしてほしい」とリクエストしていたのです。いわば無理難題を突きつけたわけですが、電話にでた男性クラークは快く引き受けてくれました。その結果は・・・・。


R0011410 (480x360).jpg
▲Studioルーム

それではドアを開けましょう。この瞬間は何時もドキドキします! 今回予約していたのはStudioと名付けられたダブルルームで広さは25平米とシングルユースなら十分な広さです。このホテルではこのタイプが最小にして最多を占めております。室内はネットで見たとおりのサイズ感とレイアウトで一安心。

それでは気になっていた眺望を見てみましょう。

カーテンを開けます!

ジャーン!!


R0011421 (480x359).jpg
R0011456 (480x360).jpg
▲右手方向(北東)の昼と夜

梅田周辺のビル群が見えます。左端が「堂島アバンザ」。てっぺんが青く光っているのが「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」(梅田阪急ビル)。その隣が「大阪駅前第4ビル」、「同第3ビル」と並びます。

R0011422 (480x360).jpg
R0011441 (480x360).jpg
▲左手方向(北西)の昼と夜

中央左寄りがタワマン、中央の白い建物が「ホテルエルセラーン」、右手が「堂島アバンザ」となります。
視線を落すと新地の気だるい景色が広がりますが、私のリクエストになんとか応えようと努力してくれた跡がしのばれます。高層階北東のこの部屋は梅田のビル群が見渡せる数少ない存在だと思われます。希望を叶えてくれたクラーク氏に感謝です。

R0011452 (480x359).jpg
▲客室階フロアプラン(下が北方向)

参考までに10階フロアプランを貼っておきます。白抜きの部分が1007号室です。

◆宴のはじまり、はじまり~
それでは今回のテーマである一人忘年会の開幕です。先程阪神本店食品コーナーで手に入れたのがこれ、御堂筋弁当です! 大阪駅の老舗駅弁水了軒(現在は神戸のあわじ屋のブランド)の名物弁当です。


KIMG0792 (360x480).jpg
▲水了軒の御堂筋弁当

かつて東京~大阪を頻繁に往復していた頃、新大阪駅では決まって購入していたものですが、水了軒の破綻とともに姿を消したのかと思っていました。涙、涙の再会であります。


KIMG0793 (480x360).jpg
▲ビールは銀座ライオンビアホールスペシャル

小分けされたおかずがビールのアテにぴったり。たこ焼き風の練り物も懐かしい。ビールはサッポロの銀座ライオンビアホールスペシャル。限定販売の文句につられて選びました。

さて、夜も更けてきました。宴たけなわではございますが、この辺で御開喜といたします。

客室の詳細、このホテル自慢のラウンジ等の紹介は年を跨いでお届けする予定です。お楽しみに!


☆本年も当ブログにご来訪いただきありがとうございました。いつ更新されるかわからないグダグダ運営にお付き合いいただいたこと感謝の言葉しかありません。

それでは皆様にとって2022年が実り多い年になることを祈りつつ本年最後の投稿とさせていただきます。


nice!(10)  コメント(13) 
共通テーマ:旅行

明治村を乗りつぶす! [観光]

明治村で乗り物三昧

先月(11月)のとある日曜日、日帰りで愛知県犬山市にある「明治村」に行って来ました。明治村については今さら説明の要もないかと思いますが、全国各地から明治期に建てられた文化財級の建築物を移築した屋根のない博物館とでもいうべきテーマパークです。名鉄グループが運営しています。

RIMG1356 (480x359).jpg
▲まずは新名神を東進(高槻JCT付近

今回のアシは電車じゃなくクルマ。自宅を7時頃出発し最寄の箕面とどろみICから新名神に入ります。これが開通したお陰で能勢から高速道路へのアクセスが飛躍的に向上し東へも西へも重宝しております。ただし、利便性と引き換えに沿線の山林を住処としている動物たちには多大な犠牲を強いることになり複雑な気分ではありますが。

RIMG1361 (480x360).jpg
▲中央道小牧東ICから一般道へ

高槻JCTから名神に入り、小牧JCTからは中央道を一区間だけ走り明治村最寄の小牧東ICを出ると9:30頃途中渋滞もなく明治村北口に到着。2時間半の快適なドライブでした。

RIMG1362 (480x360).jpg
▲ターンテーブルがお出迎え

開村直後にも拘らず発券窓口には既に数十人の行列ができており人気の程が窺えます。

入場ゲートを入り、アプローチのつづら坂を下りて行くと目の前にターンテーブルが現れます。どうやら村内のSL列車に使うもののようです。ここでカメラを向けているのは私だけ・・・。

まずは帝国ホテルへ
今回、乗りつぶし以外に数ある建築物の中でどれを巡るかは家族に任せることにしましたが、一つだけ私がリクエストしたのが「旧帝国ホテル」です。フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル玄関棟を1976年に移築したもの。これを元ホテル屋が見ないわけにはいきません。


RIMG1370 (480x360).jpg
▲旧帝国ホテル

どうです、この堂々たる構え。威厳と風格を湛えたデザインに圧倒されます。内外装には大谷石を多用するなど贅を凝らした意匠は予算をはるかにオーバーし、ライトを首にしろという意見も出たとか。しかし、開業初日に発生した関東大震災にもビクともせず、その堅牢さを世に知らしめることになります。関東大震災って明治ちゃうやん!

RIMG1368 (480x360).jpg
▲吹き抜けのロビー

館内に入るとどこか見慣れた空間が広がります。現在の帝国ホテル東京、さらには帝国ホテル大阪にも受け継がれているデザインです。流石は歴史と伝統を誇る帝国ホテルです。
加えて映画、ドラマのロケに度々使われているのも既視感を誘発しているのかも知れません。


RIMG1371 (480x360).jpg
▲村内を往くSL列車

帝国ホテルを出ると汽笛が聞こえたので反射的にカメラを構えます。村内を走るSL列車がやって来たようです。

それではここからはタイトルどおり「明治村の乗りつぶし」の話に移りましょう。明治村には村内の足としてSL列車、路面電車、村営バスの3種類の乗り物が活躍しています。この3種類全てに乗ろうというわけです。

◆村営バス(帝国ホテル前ー正門)
まずは村営バスに乗りましょう。路線は村の北端にあたる帝国ホテル前から南端の正門までの村内縦貫路線です。


RIMG1363 (480x360).jpg
▲村営バスもレトロ調(帝国ホテル前)

所要時間20分、運賃は500円ですが、われわれは「のりもの1日券」(1300円)を購入しているのでフリーパスです。やって来たのはマルーン色のレトロ風バス。流石にこれは明治製ではないでしょう。

RIMG1372 (480x360).jpg
▲村内各所を巡りながら

車内は簡易なシートが2+1配置で並んでいます。先程南北縦貫路線と書きましたが、実際には村内の見どころにあちらこちらと立ち寄りながら走ります。音声ガイド付きなので広大な村の概要を手軽に把握することができます。

RIMG1373 (480x360).jpg
▲碧水亭の海軍カレー

正門終点に着いたのが11:30頃。ピークの前にランチタイムにしようと予めネットで目星を付けておいた和食の「碧水亭」に向かいます。目星を付けた理由はカレーがあるから、です! カツカレーと海軍カレーがあり、後者を選択。特徴はというと牛乳が付いていることと、ランチョンマットに戦艦三笠らしき艦影がプリントされていること。味はまあよくある味でした。窓の向こうに広がる紅葉がきれいでした。

RIMG1375 (480x360).jpg
▲紅葉に包まれた聖ヨハネ教会堂(重要文化財)

せっかくの紅葉シーズンですしそれらしい写真も載せておきましょう。碧水亭近くの聖ヨハネ教会堂を紅葉と絡めて。1907年(明治40年)築造のこの建物は京都市内から移築され重要文化財の指定を受けております。

京都市電(品川燈台ー市電名古屋)
寄り道はこの位にして乗りつぶしに戻りましょう。次なるターゲットは路面電車(元京都市電)です。

RIMG1381 (480x360).jpg
▲今日の運用は1号車(品川燈台)

路面電車は村内南東部の品川燈台から市電京都七条を経由し、村中心部の市電名古屋までを10分弱で結び、料金は500円。運用に就くのは元京都市電8号車、15号車を改番した1号車、2号車の2両です。今日は1号車が担当のようです。

RIMG1378 (480x360).jpg
▲2号車は入庫中

2号車は屋根の下で休んでいます。それぞれ明治43年、44年生まれの古強者です。明治村にやって来た当時は静態保存状態でしたが後に動態化されたそうです。


RIMG1379 (480x360).jpg
▲2号車を真横から

2号車のサイドビューを撮ってみました。2軸車の足回りがよく判ります。

RIMG1383 (480x360).jpg
▲市電内部

車内はというと天井のクラシカルな造作が目をひきます。2段屋根に仕込まれた明り取り窓に竹を素材としているのであろう吊り手。この吊り手はまるで布団叩き。
電車はゆっくりとした速度で進み、途中道路を横断するシーンでは車掌が道路に降りて安全確認を取りながら進んで行きます。終点市電名古屋駅に着き路面電車乗りつぶし完了です。

◆SL列車(SL名古屋ーSL東京)

明治村の乗り物乗りつぶし、ラストはSL列車です。市電名古屋から坂を上った位置にあるSL名古屋から北口に近いSL東京駅を結びます。所要時間約5分、料金は500円です。


RIMG1386 (480x360).jpg
▲SL名古屋駅に列車入線の図

われわれが乗車したのは15:30発の最終列車。このSL列車、ここまで乗ったバス、路面電車に比べ人気は圧倒的なようです。積み残しも出ることがあるとか。次が最終ということもあり出札係氏も慎重に発券しています。改札時間には長蛇の列が。

RIMG1387 (480x360).jpg
▲機関車も客車も明治生まれ

列車は機関車が客車3両を牽引する形態で運行されます。機関車は9号機、12号機の何れもタンク式がスタンバイ。この日は9号機が運用入りしていました。私、今までこのSLはてっきりレプリカだと思い込んでいたんですが、2両とも歴とした明治生まれのホンモノで特に12号機はなんと明治7年イギリス製の147歳!だそうです。一方の9号機は明治45年アメリカボールドウイン社製です。3両の客車も明治生まれ。特に中間のハフ11は明治41年製造の日常的に運用されている客車としては国内最古のものだそうです。残るハフ13、ハフ14は明治45年製。
※各車の詳しいデータは明治村HPを参照 >コチラ


RIMG1389 (480x360).jpg
▲ハフ14車内

その客車の内部はこんな感じ。車内照明はありません。15:30発が最終とはずいぶん早いなと思っていましたが、この辺の事情もあるのでしょう。この時間でも木立の中を走るときは車内は真っ暗でした。
機回し線を使って機関車をSL東京方に付け替えてバック運転で発車します。この一連の折返し作業が特に乗客の注目を集めていました。
走り出すとあっという間にSL東京駅着。これで明治村3種の乗り物完乗です。


RIMG1394 (480x360).jpg

▲月も上った閉村時間の北口ゲート

今回は当ブログらしく明治村の乗り物に焦点を絞ってご紹介しましたが、他にも見どころは山ほどありそうです。とても1日や2日で回り切れる規模ではありません。この日は9:30の開村から17:00の閉村までみっちりと見学しましたが、おそらく1割も消化できてないと思います。明治村を初めて訪れるという方は事前学習をしっかりした上、テーマを決めて見学されることをおすすめします。

nice!(9)  コメント(10) 
共通テーマ:旅行

京阪プレミアムカー遅まきながらの体験乗車 [鉄道の旅]

まずは8000系を体験

ずーっと懸案だった京阪特急「プレミアムカー」にやっと乗車して来ました。登場から既に4年が経過しております。
11月のとある平日、スルッとKANSAIバス印ラリーの京都市交通局、京都バスの2社局をやっつけて出町柳へやって来ました。大阪に帰るには京阪特急、京阪特急といえばプレミアムカー、実に自然な流れです。

RIMG1344 (480x360).jpg
▲ようやくのプレミアムカー

16:50頃改札口に出向くと次の特急は16:58発とのこと。窓口でプレミアムカー券を所望すると「1人席か、2人席かどちらが良いか聞かれます」。1人席を希望し料金500円をICOCAで支払おうとすると交通系ICカードは不可とのこと。

RIMG1352 (353x480).jpg
▲豪華絢爛なプレミアムカー乗降口(淀屋橋)

ホームに下りると列車は既に入線済み。プレミアムカー実車と初めての対面を果たします。赤いボディに金箔を貼り付けたような豪華な設えのドア周りに気分は高まり、さらにアテンダントさんの出迎えを受けテンションも最高に。

RIMG1348 (480x359) (2).jpg
▲レシート状のプレミアムカー券

車内に入ると白い天井と黒いシートのコントラストが鮮やかで控えめに散りばめるように使われたゴールドが良いアクセントになっています。大人のムードとでもいうんでしょうか。

RIMG1345 (480x360).jpg
▲ゆったり感は十分過ぎるほど

指定された7C席に着きます。シートはピッチ、幅ともに十分なスペースが確保されています。掛け心地も軟らか過ぎず、しっかりとしたホールド感が良い心地です。このシートの大きな特徴といえるのが左右に大きく張り出したヘッドレストです。着席状態で後方の様子を見ようとすると前傾姿勢をとり通路に顔を出さないと見えないほど。隣席から寝顔を覗かれる心配も無用です。また下手なフットレストがないのも好ましい点。足を投げ出せますから。一方改造車ゆえの欠点として窓とシートの割付が合っていないという点が挙げられていましたが、幸い7C席は特に違和感はありませんでした。

RIMG1346 (480x360).jpg
▲大きく張り出したヘッドレスト

出町柳を5名ほどの乗車で発車し、三条で約15人、祇園四条で10人弱、七条で5人弱の乗車があり全36席の車内は賑わいます。客層はビジネスマン、学生風、母子連れ、おばさんのグループと多様です。指定券を買わずに乗って来た乗客もおり、アテンダントさんも忙しそうです。
七条を出ると途中枚方市で多少の入れ替わりがあった程度で車内も落ち着きます。アテンダントさんも余裕ができたのかグッズ販売に回ります。例によって京橋で半分以上の乗客を降ろし、17:55淀屋橋に到着、約1時間の快適な旅が終わります。もう少し乗っていたかったというのが率直な感想です。

RIMG1349 (480x360).jpg
▲折り返しは全車指定席の「ライナー」


◆案外早く根付いた「指定席」


開業以来特別料金は徴収せず全種別乗車券だけで利用できた京阪にとってプレミアムカーは初めての有料且つ座席指定車となります。長年に亘って定着して来た特急も無料という文化が変化するのに一体どの位の時間を要するのか注目していました。5年、10年・・・。ところが新しい文化は案外早く定着したようです。当初の8000系に加え3000系にもプレミアムカーが導入され、全車指定席の「ライナー」も増発されています。折りしもコロナ禍で密を避けるという風潮も追い風になったのかも知れません。乗客も慣れているようで今回見た限りでは誤って乗ってくる乗客は見かけませんでした。

RIMG1350 (480x359).jpg
▲盛況を示す淀屋橋駅18時台の空席案内


◆新快速Aシートと比較すると

プレミアムカーと、ついつい比較してしまうのが京阪間で競合するJR西日本の新快速に導入された「Aシート」です。こちらは一部を除き先着順の自由席ですが、料金500円とプレミアムカーと同レベル。しかし、設備は特急普通車並とプレミアムカーに大きく水をあけられています。JRの場合グリーン車という上級クラスとの兼ね合いで思い切ったグレードアップは難しいという事情もあるのかも知れません。一方京阪は従来の特急でも優れた接客設備を提供しており、特別料金を徴収する以上はかなりグレードを上げないと差別化が図れません。このあたり、前を向いて座るだけで特別料金を召し上げている某鉄道会社にはない苦労が窺えます。

※新快速Aシート体験乗車については >>コチラ

RIMG1353 (480x360).jpg
▲淀屋橋からは千里中央経由で帰ります(新大阪)

淀屋橋で18時台のプレミアムカー空席情報を見ると先発のライナーは一般席が空いているもののプレミアムカーは満席。次発の特急も満席。その後の特急は△印ですが、発車間際には×に変わるのでしょう。

バス印を2社局記帳し、念願だったプレミアムカー乗車も果たし能勢へと帰ることとします。最近お気に入りの千里中央から阪急バスで箕面のトンネルを抜けるルートを今回も選択。梅田周辺の混雑を回避しつつ帰宅できました。能勢電スマヌ!


nice!(16)  コメント(12) 
共通テーマ:旅行