SSブログ

伝説のゼブラバスに遭遇 [バスの旅]

中津営業所にも登場

鉄道業界ではずいぶん前から過去の車体デザインを甦らせるいわゆる復刻塗装車なるものが各地の事業者に出現しておりましたが、最近ではバスの世界にも波及しているようです。関西では奈良交通や阪急バス。JRバス関東には旧国鉄ハイウエイバスのデザインを復刻させたものが登場して話題を集めているとか。
そんな復刻ブームの中にあって私が気になるのが大阪市バスの先々代のデザインである「ゼブラバス」の復刻であります。昭和34年から導入された、濃いグリーンに白い横縞が6本入ったデザインはシマウマを思わせることからゼブラバスの愛称を付けられたそうです。
そのゼブラバスが大阪市の市営交通110周年記念事業の一環として平成の現代に復活したのです。第一号は、住吉営業所に配属され、本年1月1日から営業運転を開始しており、その後、東成を除く7つの営業所に順次導入される予定だそうです。
この復刻デザイン車を是非見てみたい! とは思うもののそこは神出鬼没なバスの悲しさ、運用など分かるはずもありません。道端で張り込み・・・・寒さの続く中、病人には命取りになりかねません。どうしたものか、と思いを巡らせていたところであります。

RIMG0080 (500x369).jpg
▲ゼブラバスとの偶然の出会い 大阪駅北口

そんなゼブラバスとの出会いは全く偶然にやって来ました。先日、ヨドバシ梅田から阪急梅田駅に向かうべく大阪駅北口で信号待ちをしていた私の前に忽然と姿を現したのであります。「オーッ!ゼブラバスや!!」と興奮状態の私。幸いむこうも信号に引っ掛かっている様子、この機を逃す手はありません。素早くコンデジを取り出し、人目も気にせず(アンタら気にならんのか!?)バスを狙います。しかし、多くのクルマが錯綜する大阪駅前のこと、被りなしで撮れたのは右側面のこれだけ。
局番20-1481、所属は中津営業所となっています。110周年記念ロゴマークも見えますね。赤い帯はワンマンカーを示します。さらに窓上部には長円形の白線が。どうやらバス窓をイメージしているようです。妙なところが凝っていますな。なお、このデザインは塗装ではなくラッピング仕上げとなっています。
中津営業所にも配属ということで今後梅田地区での遭遇機会も増えそうです。

osaka city bus.jpg
▲こちらは現行デザインの大阪市バス(トミーテック バスコレクション)

タイトルに「伝説のゼブラバス・・・」などと謳ってしまいましたが、私の子供の頃の記憶にある大阪市バスはまさしくこの色でした。今のバスとは違いリベット打ちの無骨なボディに、この重たいカラーリングはなんとも重苦しく感じたものでした。しかし、逆に言うと軽快なスケルトンボディとなった現代のバスには案外マッチしているのではないかと思えます。ゼブラバスのみならず他社の復刻デザインを見てもそう思います。翻って現行の大阪市バスのデザインときたら、どうにも無難にまとまり過ぎた感じでパンチに欠けますな。バスのデザインは街の景観をも左右する、と常々主張している私としては次回デザインを変更する際には是非とも熟慮を重ねていただきたいと思うのであります。


nice!(27)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

阪急バスと京阪バスがタイアップ [バスの旅]

90系統(淀~西山天王山)体験乗車

RIMG0008 (500x375).jpg

昨年(2013年)暮れに新規開業した阪急京都線西山天王山駅を見物に行こうと思います。私が住む寝屋川市内からだと淀川を渡ることになり、鉄道利用だとなかなかアクセスし辛い場所ですが、バスならお誂え向きの路線があります。京阪淀駅(京都市伏見区)から西山天王山駅(長岡京市)を経由し、JR長岡京駅を結ぶ路線です。西山天王山駅開業に合わせて開設された90系統と呼ばれる新規路線で、阪急バスと京阪バスが共同運行しております。これは面白そうです。ワタシ的には新駅よりも興味をそそられます。ということで、とある土曜の午後、競馬帰りのギャンブラーで賑わう京阪淀駅に降り立ちました。

◆淀駅前は乗り場に注意

RIMG0007 (500x375).jpg
▲京阪淀駅前に阪急バス現る 場所柄次々に馬運車が行き交う

さて、この90系統、利用するに当たっては少々下準備が必要です。運転本数が1時間に1本しかないのです。(平日朝夕には増便あり) 私も「バスナビタイム」で発車時間を調べ、その時間に合わせて家を出ました。さらに淀駅前のバス乗り場がちょっとわかり難い。駅の高架化は既に一段落しているものの周辺整備は完了しておらず、バス乗り場も含んだ駅前ロータリーも工事中。現状の乗り場はその工事現場を通り越さねばいけません。駅からの誘導標識も不十分で、初めて利用する人は迷うんじゃ?と心配しておりましたが、2月8日に新しい乗り場に移転とのことでした。

RIMG0010 (500x375).jpg
▲阪急電車のイメージを反映する阪急バス車内

15:07のバスに乗るべく15時前にバス停に行くと既に阪急バスが客待ち中でした。この路線の最大の見せ場は京阪・阪急両社のコラボというところです。(唯一の路線かな?) 各便どちらの受け持ちかはナビタイムなどでも検索可能です。今回は特に阪急バスを選んだわけではありませんが、いつもお世話になっている京阪バスよりも新鮮なのは言うまでもありません。

◆日本の大動脈をぶっち切り

RIMG0009 (500x375).jpg
▲桂川を宮前橋で渡る

定刻に淀駅前を発車。ここから西山天王山駅までは府道204号線を西に向かってほぼ一直線に進んで行きます。この時点で乗客は私を含めて8人。地元客風と同業者と思しきセーネン1人。
桂川を渡ると東海道新幹線、名神高速、国道171号(西国街道)と日本の大動脈を次々と横切ります。京都盆地と大阪平野が淀川水系によって繋がるわずかな狭隘に幹線交通が集中している様子が良くわかります。
続いて左手にはサントリー京都工場の巨大な建屋が車窓を圧倒します。府道204号線は「サントリー通り」と呼ばれているとかいないとか。
サントリーの後、もう一つの大動脈東海道本線を潜ると京都縦貫自動車道の高架下にもぐり込むようにして西山天王山駅に到着です。淀駅から200円、所要時間12分(京阪バスHPによる。ナビタイムでは10分)というのは思ったより手軽です。

RIMG0012 (500x375).jpg
▲西山天王山駅前に到着

この便の西山天王山までの利用状況は、淀駅を8人でスタート、途中で1人下車、4人乗車。西山天王山では私を含め5人が下車しました。残りの乗客は、さらに7分掛けて終点JR長岡京まで行くものと思われます。事前のイメージでは淀~西山天王山の流動が主体になるのかな、と思っていたので意外な結果でした。

RIMG0023 (500x375).jpg
▲西山天王山駅前のロータリー

淀川水系を挟んで営業エリアを棲み分けている阪急バスと京阪バスがタッグを組んだというのはやはり注目に値するでしょう。京阪バスが阪急側に路線を伸ばしている例は幾つかありますが、その逆は私が知る限りではないように思います。大都市圏といえども従来のように鉄道利用者の増加が見込めなくなった今、沿線の垣根を越えて旅客流動を活性化し鉄道利用客の増加につなげようという思惑が伺えます。ただ、1時間ヘッドのダイヤでは正直使えないかなと思います。せめて20分ヘッドは確保して欲しいところです。
また、阪急バスと京阪バスとでは使用できるICカード、磁気カードに違いがあり乗客の混乱が心配です。今後の利用状況と両社の対応に注目していきたいと思います。

◆競馬臨もルート変更

RIMG0022 (500x375).jpg
▲西山天王山駅前に乗り入れた京都競馬場直行バス

西山天王山駅の開業により周辺の路線バスルートにも変化が生じたようですが、従来阪急水無瀬駅と京都競馬場を結んでいた京阪の臨時直行バスもちょうどこの日から西山天王山駅発着に改められていました。実はこの日、競馬開催日であることを知り、90系統もギャンブラーで満員になるのではと心配したのですが、直行バスのお蔭で事無きを得ました。

この後は阪急西山天王山駅を見物します。


追 記(2014.02.08)

☆好調な利用状況
報じられるところでは、この路線の開設後1ヶ月の利用状況は好調に推移しているそうです。1便当りの平均乗客数は13.6人と当初予想7人の2倍に達しています。 ~マイナビニュース

☆立命館中・高校が9月に移転
立命館中学校・高校が今年9月、京都市深草の現校地から西山天王山駅近くに移転します。当駅から徒歩6分、JR長岡京駅から同15分ということなので1700人の生徒のうち多くが当駅を利用するものと思われます。現校地が深草なので京阪沿線に居住する生徒も多いことから通学手段を確保するために立命館側より京阪バスに当路線開設の要望があったとのこと。
なるほど、90系統の新設にはこんな事情もあったんですね。となれば9月以降大幅な増便が期待できそうです。


nice!(25)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ローカル路線バス乗り継ぎの旅聖地巡礼⑧ 東北スペッシャル [バスの旅]

話題騒然!ローカル路線バスの旅

当ブログではすっかりお馴染みのテレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。お正月4日には館山―会津若松を辿る第16弾が放送されましたが、ご覧になりましたでしょうか。わがテレビ大阪においても今回はノーカット、同時放送で楽しむことができました。

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 京都~出雲大社編 [DVD]

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 京都~出雲大社編 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

▲ついにDVDも発売!

ところで、この16弾がどえらい記録を打ち立てたと、今ネット上で大騒ぎになっているようです。なんでも同時間帯の視聴率第1位を取ったそうです!(関東地区) 並み居る大手ネット局のお正月SP番組を向うに回しての快挙だけにもろ手を挙げて喜びたいと思います。まあ、バス旅ファンとしては視聴率などに惑わされることなく楽しみたいところでありますし、裏番組というのが自称芸人諸君をダラダラ並べた中身の薄い番組だったということを考えれば、視聴者の支持がどこに集まるかは自ずと明らかだといえましょう。バス旅に中身があるのか?と問われると困りますが。
加えてこの番組のコスパの良さは特筆されてしかるべきではないでしょうか。裏がキンキラキンの豪華スタジオセットを組み、とりあえずは今が旬の自称芸人をズラリと並べているのに対し、わがバス旅はレギュラー太川陽介、蛭子能収両氏とマドンナちはる女史(←こんな人知りませんでした)のいぶし銀3人。スタジオは路線バス車内という超緊縮予算でのトップ獲得なんですから! テレ東の社是(?)「金のない奴は知恵を出せ」がここに花開いたといってもよいでしょう。
まずはお正月早々バス旅ファンにとっては嬉しい話題といえましょう。ついては来るべき第20弾を目指して益々の躍進を望みたいところであります。


第7弾 青森―新潟 を辿る

それでは追い風に乗って久し振りのバス旅聖地巡礼、発車いたしましょう。今回は羽州街道に沿って青森駅前から新潟・万代橋を目指した第7弾の足跡を追って行きます。

[第7弾のプロフィール]
放送日:2010年9月4日 マドンナ:中山エミリ 結果:新潟交通中条営業所で断念 蛭子がパチンコの誘惑に負けたことが命取りに

◆OP 青森駅前

RIMG0564 (500x359).jpg
▲青森ベイブリッジと八甲田丸

青森ベイブリッジ、旧青函連絡船八甲田丸をバックに従えてのオープニング。この2つのランドマークが写っている写真がないかなと探したのがこの写真。ホテル青森客室からの眺望の中に辛うじて収まっておりました。かなり無理矢理ですが、ご覧下さい。

ao10.jpg

▲青森駅前バスのりば 停車しているのは青森市バス

青森駅前に移動してバス旅スタート。地元のおばさんに「どこまで?」と訊かれ、「新潟まで」とシレッと答える太川リーダー。「はっ、はー!?」と言葉を失いつつ反応するおばさんの表情がこの旅の非日常性を物語ります。
最初のバスはリーダーが何時もの「県別マップル」から探し出した弘南バスで一気に黒石を陥れます。この旅では一発目を間違うと命取りになりかねませんが、今回は無難にスタートといったところでしょう。

県別マップル青森県道路地図

県別マップル青森県道路地図

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2010/09/17
  • メディア: 大型本
▲太川陽介様ご愛用

               

              
ロケ当時の青森駅舎は改装前の姿でしたが、写真は2012年撮影の改装後のものです。この青森駅前は第6弾松島―竜飛崎編でも登場しますが、その時は猛暑に見舞われた今回とは逆に吹雪の中のロケでした。

◆秋田駅前

毎度の如く歩いて県境を越え能代に1泊した一行。明けて2日目は秋北バス、秋田中央交通とリレーしながら夕方の秋田駅前に辿り着きます。

RIMG0502 (500x333).jpg
▲秋田駅前バス案内所

秋田駅前のバスターミナルは秋田市バスも廃止され、緑の秋田中央交通が席巻しております。そんな秋田駅前で一行はバス案内窓口を見つけてマドンナが情報収集。本荘行きがあることを突き止めます。それにしても今回のマドンナは言葉遣いがしっかりしてますな。感心、感心。

ebisu01.jpg
▲羽後交通バス (トミーテック バスコレクション)

その本荘行きは羽後交通の受け持ちでした。白と赤の小田急バスを思わせる羽後交通は昨年夏の第15弾米沢―大間崎編にも多数登場しております。
2日目はこの後象潟にて宿泊。明けて3日目は早朝から秋田・山形県境を季節運行の鳥海山登山バスの助けを借りて歩かずに突破するのでありました。

◆府屋駅前 台風直撃宿がない!

ところがこの3日目、一行をこの旅最大の試練が待ち受けます。新潟との県境を目前にして接近中の台風が猛威を振るいます。流石は魔の3日目でありますね。バス路線は案の定県境前後で途絶、鼠ヶ関―府屋間を歩くことに。覚悟を決め強風吹きすさび日本海の荒波が打ち寄せる中、国道7号を歩く一行。そんな中行く手に「パチンコラスベガス」の看板が! これに蛭子さんが激しく反応しリーダーに千円分だけとの条件で道草を許可されます。ところがこれが仇になります。なにもこの局面でパチンコに走らんでも、と思いますが。
府屋駅前に着き新潟交通の時刻表を見ると、なんと12分前に最終バスが出たばかり。しおれる蛭子さんをなだめるリーダー。

RIMG0452 (500x333).jpg
▲悪夢の府屋駅

途方に暮れ宿を探すも台風で粟島航路の船が欠航、足止めされた観光客が周辺の宿になだれ込んでどこも満室。府屋駅の待合室で善後策を協議する一行。ここでリーダーが先ほど立ち寄ったあつみ温泉で手に入れたパンフレットから宿を探し、蛭子さんが電話。やっとのことで宿を確保し、おまけに送迎サービスまで手配し安堵する一行でありました。あれだけ苦労して越えた県境を再び越えて山形県に逆戻りするのでありました。

4日目は再び宿の車で府屋駅まで送ってもらいバス旅最終日のスタートとなりますが、焦る一行をあざ笑うかのようにバスの接続が悪い。結局新発田の手前新潟交通観光中条営業所で万策尽きて天を仰ぐ一行。第7弾は失敗に終ります。

結果は失敗に終りましたが、この第7弾は猛暑と台風に見舞われながらも日本海沿いの風光明媚な車窓が魅力的で私のお気に入りであります。

というわけで今回は第7弾を取り上げたました。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、写真は’12年10月に決行した 「日本海縦貫線の旅」 の道々撮影したものです。ご了承下さい。

※バス旅聖地巡礼のバックナンバーへお越しの方は、サイドバーのタグクラウドから「路線バス」を選択して下さい。


nice!(24)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

UMEGLE-BUSで梅田をぐるり [バスの旅]

梅田の街歩きはUMEGLEで

大阪駅北側に新しい街「グランフロント大阪」がオープンして早や1ヵ月半が経ちました。開業後1ヶ月の来場者数は大阪最後の1等地といわれただけに761万人という記録的な数字を叩きだしたとか。その混雑ぶりにこれまで素通りを決め込んで来た私ですが、さすがにそろそろ頃合いだろうと出掛けて見ました。ただし、目的は日本初上陸のショップでもレストランでもありません。路線バスファン注目のUMEGLE-BUSであります。

RIMG0886 (450x338).jpg
▲車内備え付けのパンフレット

ここでUMEGLE-BUSについて。かねてより「梅田への一極集中」といわれるほど急拡大を続けていた梅田地区の商業エリアですが、この度のグランフロント開業で大きく北側にも展開することとなりました。しかし、従来エリア内の移動を主眼に置いた交通機関はなく、専ら徒歩に頼らざるを得ない状況でした。それではグラフロ開業を機にエリア内を巡るバスを走らせようと一般社団法人グランフロント大阪TMOが運営主体となり阪急バスに運行を委託して実現しました。バスのみならず、UMEGLE-CHARI(貸し自転車)、UMEGLE-PARKING(駐車場)も併せて運営しており、さながらグラフロ交通政策3本の矢といったところ。

RIMG0861 (500x375).jpg
▲グランフロントへは北新地駅から?!

ということで私が降り立ったのがJR東西線北新地駅。あれ?グラフロ行くなら正反対では?と思われそうな梅田エリアの南端に当る場所ですが、こここそUMEGLE-BUSの真価を実感できる場所。UMEGLE-BUSのルートは阪急梅田駅をキーステーションに北は中津駅に近い済生会中津病院から、南は北新地駅に至る環状ルートを反時計回りに10分間隔で運行しています。何時もは京橋で環状線に乗り換えて大阪駅へと向かっている私ですが、今日は北新地駅からアクセスしてみます。

RIMG0862 (300x400).jpg
▲UMEGLEカラーのバス停標識

北新地駅から地上に出ると駅前第2ビルに面した国道2号線沿いにUMEGLE-BUSのシンボルカラーである黄緑色のバス停標識を発見。なかなか洒落たデザインはよく目立つし好感を持てます。UMEGLE-BUSはグランフロント大阪のアプリをダウンロードしておくとスマホでバスの位置情報が確認できます。私もスマホを取り出しゴソゴソしていると・・・・

RIMG0863 (500x375).jpg
▲UMEGLE-BUS登場!

情報を取得するまでもなく桜橋交差点に黄緑色のボディが現れました。よく目立ちます!
UMEGLE-BUSは愛嬌のあるデザインでお馴染みの日野ポンチョの専用車が充てられています。もちろんノンステップ。早速乗り込むと車内はほぼ満席。ラッキーなことに運転席直後の席が1席空いていました。黒を主体にした車内のデザインもなかなか新鮮です。

※UMEGLE-BUSの路線図など詳細は阪急バスのHPをご覧下さい。(Pdf) >>>こちら


UMEGLE-BUSの車窓から

それでは車窓から見た気になる景色をご紹介。キャプションは最寄のバス停番号とバス停名です。

RIMG0864 (300x400).jpg
▲梅田新道交差点

北新地を発車するとすぐに梅田新道、通称梅新交差点を左折します。梅新交差点は国道1号線と2号線の結節点とのこと。実は私、桜橋交差点が境界かと思っていましたが、UMEGLEパンフによると梅新交差点に道路元標が設置されているそうです。地元のことでもまだまだ知らないことがあるもんですなあ。

RIMG0866 (500x374).jpg
▲⑪梅田新道北 あの足立宝石店が

御堂筋に入って⑪梅田新道北に到着。右手にはギリシャ神殿のような店構えとテレビCMで関西人にはお馴染みだった「足立宝石店」が。しかし、閉じられたシャッターには売却物件の掲示が。調べると昨年5月に閉店したそうです。
ここで荷物を抱えたお兄さんが乗車。「ホテルランドマークに行きたいんですが、3つ目のバス停で降りろと・・・・」と運転士に尋ねていますが、どうも話しが噛み合っていない。ランドマークなら確かに3つ目のグランフロント大阪東の目の前。2人のやり取りに嘴を挟んで一件落着。大きな荷物を抱えて徒歩での移動・・・・想像するだけでも汗が滲みます。

RIMG0867 (500x375).jpg
▲⑫阪神梅田駅/地下鉄東梅田駅 鉄の聖地も改築中

続いて⑫阪神梅田駅/地下鉄東梅田駅へ。右手にはかつて旭屋書店本店がありました。ここの7階、鉄道図書コーナーは鉄道ファンにとっては抜群の品揃えで高い支持を得ていましたが、今は隣接するビルとともに改築中です。

RIMG0868 (500x375).jpg
▲阪急前交差点

その名のとおり阪急村を見渡せます。阪急百貨店本店にHEP NAVIO、観覧車を載せたHEP FIVE。大阪の地価ナンバーワン地点としても有名でした。

RIMG0870 (500x375).jpg
▲①JR大阪駅東/地下鉄梅田駅

JRの高架を潜り、ここでバス停番号が①に戻ります。改築やら移転やらの噂が絶えない新阪急ホテルの前を左折。

RIMG0871 (300x400).jpg
▲ビルの谷間を北上

続いてJR大阪駅ビルを避けるように道なりに右折。ヨドバシ梅田とグラフロの間の深~いビルの谷間を北上します。新たに出現した風景に目を奪われます。歩道には人の波が。

RIMG0873 (500x375).jpg
▲③阪急梅田駅

②グランフロント大阪東を経て③阪急梅田駅へ。阪急三番街高速バスターミナルに隣接してバス停が設置されています。
ここで運転士が交代するとともに時間調整のために5分強の停車。乗客の入れ替わりは意外と少なく、皆発車まで待ちぼうけ。大阪駅周辺の交通渋滞を考慮して相応の余裕時分を織り込んだ結果なのでしょうが、動かないバスの車内での5分はやたらと長く感じます。

RIMG0874 (500x325).jpg
▲④茶屋町

阪急梅田駅の東側を高架に沿って北上すると④茶屋町へ。この付近も歩道は溢れんばかりの人通り。梅田地区の人の流れ、特に若いモンの流れが全体的に北側へシフトしていることを実感します。
茶屋町の開発に火を付けたのはもちろん阪急。阪急阪神HD本社ビルとホテル阪急インターナショナルが入る茶屋町アプローズが聳えます。

RIMG0875 (500x354).jpg
▲再び阪急の高架をアンダーパス

中津駅に接近したところで左折。阪急の3複線を潜って再び西側に。ちょうど京都線の特急が差し掛かりました。続く⑤済生会中津病院は病院の西側。この付近は今まで未踏の地とあって興味をそそられます。
さらにバスはグラフロのエリアに入り興奮も最高潮! ⑥グランフロント大阪北で誘われるように下車しました。はじめはグルリと1周してみるつもりでしたが、例によって挫折してしまいました。
運賃は均一100円也。

RIMG0879 (250x188).jpgRIMG0880 (225x300).jpg
▲開業したばかりのインターコンチネンタルホテル大阪

バスを降りたところにはグランフロント大阪北館タワーCが聳えます。ここには6月5日、インターコンチネンタルホテル大阪がオープンしたばかり。20階にフロント、21~28階に客室、29~32階がサービスレジデンスという構成。宿泊はともかくコーヒーでも飲みに行ってみなければ。因みにANAの冠は付きません。

RIMG0878 (500x375).jpg
▲JR西日本本社ビル

グラフロに隣接するJR西日本本社。今ひとつパッとしない建物でしたが、こうしてグラフロを借景にするとなかなか見栄えがするようになりました。

RIMG0883 (500x375).jpg
▲西側には梅田貨物駅の遺構が

通りを挟んだ西側にはかつての梅田貨物駅のドーム屋根が。これを見るまでは、ここが貨物駅の跡地であったことすら忘れてしまうようなグランフロント大阪。このドーム屋根も「うめきた」2期工事の進捗で遠からず姿を消すでしょう。2期工事ではなんらかの形で貨物駅のモニュメントを残せないものかと思います。

RIMG0884 (500x375).jpg
▲人が主役の大阪駅北口広場

水と緑に誘われて駅前まで歩いてしまいました。開業以来2年が経過した大阪駅ノースゲートビルですが、こうして正面から眺めるのは初めて。こんな形をしてたのか!と新鮮です。そして、注目すべきはこの駅前広場。車道はありません! 今まで当たり前のようにクルマが占拠していた駅前広場を人間が取り戻したわけですね。でかいビルや目新しいブランドショップにばかり注目が集まっているようですが、グラフロの最大のウリはこの広場じゃないかと思いました。

さて、UMEGLE-BUSはこの後中央郵便局前から西梅田の“阪神村”を通って再び北新地駅へと至るわけですが、この区間はいずれの機会に乗りつぶそうと思います。


nice!(21)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ローカル路線バス乗り継ぎの旅聖地巡礼 ⑦京阪樟葉駅前 [バスの旅]

蛭子さんの秘密を暴露!の巻

バス旅狂の暇人企画、新年最初は大阪府枚方市の京阪電車樟葉(くずは)駅前にやって来ました。平成25年は年明け早々、我が「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾」が堂々テレビ東京系お正月特番として放送されるというバス旅ファンには嬉しい幕開けとなったのでした! 例によってテレビ大阪では30分短縮バージョンでの放送でしたが・・・・。

[聖地の履歴]
第4弾 京都・三条京阪前~広島・宮島 平成21年3月放送 マドンナ:根本りつ子

第4弾は私の生活圏内をかすめるように通過したので、私にとってお気に入りの作品となっております。

RIMG0608 (500x333).jpg
▲増築・リニューアルが進む樟葉駅ビル

京都との境に近い樟葉駅は淀川の堤防に張り付くように設けられております。冬場のホームは淀川を渡って吹き付ける北風に晒され寒いのなんの! 番組にも写り込んでいた駅ビルがこれです。大阪万博の翌年に開業したというだけに昭和の香りがぷんぷんするデザインですな。でも、左隣にはガラス張りの今風の建物が。これが昨年10月にオープンした駅ビル南館。追って既存部分もイメージを合わせるべく来春の完成を目指し改装工事に入るそうです。危うし!昭和の駅ビル!

RIMG0613 (500x333).jpg
▲バス旅一行が降り立ったバスおりば

その駅ビル正面のバスおりばに一行が足跡を標したのは平成21年、まだ寒さの残る3月のことでした。三条京阪を発ち、京都駅前ー中書島ー近鉄大久保ー国立病院ー近鉄新田辺とバス旅名物回り道を重ねて到着したのでした。

RIMG0607 (500x333).jpg
▲京阪バス39号経路で枚方市を目指す

樟葉からは京阪バスを乗り継ぎ枚方市(ひらかたし)駅を目指します。新田辺から乗った京阪バスの乗務員氏がアドバイスしてくれました。
蛭子隊員「オレ(←一人称は基本オレ)、どうしてもマイカタシって読んじゃうんだよ~」。ヒラカタシですから!

RIMG0610 (500x333).jpg
▲39経路は5(B)のりばから

枚方市行きは三井住友銀行前の5番のりばから出ることが判明、安心してトイレに走る蛭子隊員と根本隊員。ところが蛭子隊員がなかなか戻らず、結局1便見送るハメに。15分おきに出てて良かった良かった。
ここで蛭子隊員を待つ間、太川隊長から根本隊員へ注意事項が。「トイレから出て来た蛭子さんは注意した方がいいよ。洗った手をズボンで拭きながら出て来るから」。今や有名な“トイレ後蛭子”ですが、番組内で暴露されたのはこれが最初だと思われます。ちなみにこの時は「乾燥機があったから」ということでズボンで手を拭く姿は見られませんでした。


◆京阪グループの重要拠点

RIMG0609 (500x314).jpg
▲くずはモールも増床工事中

ところでこの樟葉駅周辺は京阪グループの重要拠点として絶えずブラッシュアップが図られております。周辺は元々京阪が開発した住宅地「くずはローズタウン」の造成をきっかけに発展して来ましたが、枚方市北部や府境を越えた京都府八幡市の住宅地をも後背地に従え、京阪の主要駅でもトップクラスの駅勢圏を誇り、特急も停車します。駅前には京阪が運営する「くずはモール」などの商業施設(以前は松坂屋も)が集中し、タワーマンションも聳えます。「くずはモール」は現在、増床工事が行われていて来春、駅ビルとともにオープンすると樟葉駅前は面目を一新することになります。

☆この前 三条京阪前 >>>こちら
 
 この後 京阪枚方市駅前 >>>こちら


 
nice!(20)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

さらば!グランパノラマ! [バスの旅]

京都定観バスから2階建てが引退

京阪バスが京都定期観光バスで運用してきた2階建てバス「グランパノラマ」が引退することになり、最終日となった12月9日、さよならイベントの一環として展示会が行われました。



寒波が来襲し冷え込みの厳しい1日となりましたが、会場となった京都駅烏丸口の定期観光バス乗り場は多くのバス好きや家族連れで賑わっていました。



夕方からは京都タワーのPRキャラクターたわわちゃんも登場、別れを惜しむガイドさんたちとともにカメラにおさまっていました。



グランパノラマは今からちょうど30年前にベルギー・バンホール社製の車両を導入して登場、当時日本の定期観光バスとしては初めての2階建てバスということで人気を集めました。その後三菱エアロキングに後進を譲り最盛期には8台が活躍していたそうです。



展示車両にはお別れのメッセージとともに来場者による寄せ書きが掲げられていました。



しかし、購入費用が嵩むことや2階建てというだけでは利用客を呼べなくなったことなどから更新時期を機に引退が決まったようです。
京都タワーとの共演も今日が最後に。



実は私、30年前のグランパノラマ第一便に乗っているのであります。上の写真はその時の乗車票です。日頃見慣れた京都の街並みも、当時まだ珍しかった2階建てバスから見るとなかなか新鮮だったことを覚えています。

グランパノラマは日本のバスの歴史に1ページを印す存在であることはもちろん、京阪特急のダブルデッカー登場にも少なからず影響を与えることになったのではないかと思います。
さらば!グランパノラマ!
nice!(38)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ローカル路線バス乗り継ぎの旅聖地巡礼 ⑥神戸三宮 [バスの旅]

どうした!? 太川陽介の巻

しばらくご無沙汰しておりましたバス旅聖地巡礼、第6回は神戸市三宮にやって来ました。

[聖地の履歴]
第4弾 京都・三条京阪前~広島・宮島 平成21年3月放送 マドンナ・根本りつ子
第11弾 香川・高松駅前~三重・伊勢神宮 平成24年4月放送 マドンナ・伊藤まい子


過去2回バス旅一行が通過した三宮ですが、今回は記憶に新しい第11弾の模様を軸に見ていきましょう。

でも、その前に「さんのみや」という地名について押さえておきたいことがあります。それは漢字での表記についてであります。JRの駅名は「三ノ宮」ですが、阪急・阪神・地下鉄・ポートライナーは「三宮」です。住居表示も「三宮」となっていますのでタイトルは「神戸三宮」としました。

RIMG0088 (500x375).jpg
▲太川リーダーが意気揚々と突入した神姫バス乗り場ですが・・・・

第11弾では1日目の終点須磨区名谷(>>こちら)から神戸市バスに乗り、しあわせの村を経由して三宮へとやって来たバス旅一行。大阪方面へと向かうべく情報収集をと太川陽介が蛭子、マドンナを引き連れ駆け込んだのがここ、神姫バス三ノ宮ターミナルですが、ここで「なんでやねん!」と突っ込みたくなります。
というのも太川、蛭子両名は第4弾での道中、姫路を目指してここを訪ねているのですね。その時に神姫バスの路線網は三ノ宮から西方面と学習しているはずです。なのになぜ大阪を目指す11弾の途上でここに救いを求めたのか?

RIMG0090 (500x375).jpg
▲JRの高架下を利用した神姫バスターミナル

案の定カウンターのお姉さんに「大阪方面は阪神バスさんが・・・・」とあしらわれてしまうのでした。
ちなみに第4弾ではここから神姫バスに乗り、内陸の社を経由して姫路へと向かっております。

この神姫バスターミナル、JR三ノ宮駅東側の高架下を利用した珍しい構造になっております。橋脚1スパンごとに行儀良く収まっているバスの姿はどことなくユーモラスですね。でも、バスが出入りする度に道路を塞ぎ交通渋滞の原因にならないのでしょうかね。

RIMG0092 (500x375).jpg
▲三宮からは阪神バスの出番です

神姫バスのカウンターで教わったとおり一行は阪神バスに乗り西宮、尼崎を通り大阪へとコマを進めるのでありました。
が、阪神間をバス移動するなら阪神バスというセオリーは第4弾で学んだはずではないですか! 阪急石橋(>>こちら)から西宮北口、JR西宮を経由し阪神バスで三宮に着いているのです。「あれあれ、太川さん、3年前のことを忘れちゃったんでしょうか。蛭子さんならともかく、リーダーがそんなことじゃ困りますねえ」とキートン山田の声が聞こえそうです。
その阪神バスの停留所はJR三ノ宮駅南側、駅前交番の前にありますが、歩道橋下でちょっと分かりにくいかも知れません。  

RIMG0091 (500x375).jpg
▲11弾で登場した阪神西宮行き

この三宮での一件の他にも第11弾では太川リーダーのケアレスミスが目立っていました。時計の読み違いからみすみすバスを1便逃したり、大阪から奈良に抜けるには四条畷経由と勝手に思い込み大幅に時間をロスしたり。で、そんな時こそ蛭子さんがカバーに入るのかと思いきや「オレ関係ないから」、「オレの責任じゃないから」と無責任発言連発。ネット上で黒蛭子なんて呼ばれるのもわかりますなあ。まあ、そこが魅力のコンビではありますが。

さて、今年も押し詰まって参りましたが、国民期待の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅第13弾」の年内の放送はないのでしょうかねえ?

☆過去の聖地巡礼は・・・・
①京阪枚方市駅前 >>こちら
②阪急石橋 >>こちら
③神戸・名谷 >>こちら
④三条京阪前 >>こちら
⑤福知山駅前 >>こちら


☆ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾は新春の放送!

お待ちかね第13弾の放送が決まりました。新春早々の1月5日(土)、なんと18:30からの拡大バージョンだそうです。
ルートは東京から新潟、マドンナは田中律子が務めるそうです。新潟というと第7弾で目指したものの失敗に終ったいわく因縁のある地、果たしてゴールできるのでしょうか? はたまた上越国境を如何にして路線バスで越えるのかなど見所満載ですね! バス旅ファンには絶好のお年玉になりそうです。

番組HP http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/next/
nice!(26)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

スルッとKANSAIバスまつり2012 高速路線車編 [バスの旅]

高速路線バスは安心です

スルッとKANSAIバスまつり、一般路線車編に続いては高速路線車編と参りましょう。
展示参加24社局中、一般路線車は16、高速は8という割合でした。

南海バス

RIMG0275 (500x333).jpg
▲サザンクロス

南海高速バスの代名詞「サザンクロス」はすっかりお馴染みに。堺ナンバーがあることを初めて知りました。(←大阪府民)

◆大阪空港交通

RIMG0277 (500x333).jpg
▲お馴染みのデザインで

日野セレガ・ハイブリッド。「またか・・・」の声が多く聞かれました。でも、ワタシ的には好きなデザインです。この昆虫顔は好きじゃないですけど。

◆阪神バス

RIMG0282 (500x333).jpg
▲トラッキーが・・・・

「サラダエクスプレス」です。ボディには「タイガースの不甲斐なさにひっくり返るトラッキーの図」が描かれております。これも昆虫顔ですね。

◆山陽バス

RIMG0283 (500x333).jpg
▲一瞬どこのバスかなと

白地にオレンジの帯。はじめは北陸鉄道系のバスかなと思ってしまいました。と言ってもこの写真じゃどんなデザインか分かりませんね。正面にはしっかりと山陽電鉄グループのロゴが入っております。

◆京阪バス

RIMG0284 (500x333).jpg
▲人気を集める「直Q京都」

例年一般車で参加の京阪バスが今年は「直Q京都」(交野・なんば線)を送り込んできました。京阪バスは10月6日発売のバスコレを先行販売するなど物販コーナーでも気を吐いておりました。
「直Q京都」乗車記は >>>こちらをどうぞ。

◆しずてつジャストライン

RIMG0300 (500x333).jpg
▲京都大阪ライナー

昨年から参加のしずてつジャストライン。遠方からご苦労様、と思ったら夜行便「京都大阪ライナー」の折り返し間合いを利用しての展示なんだそうです。

◆和歌山バス

RIMG0301 (500x333).jpg
▲衝撃の「サウスウエーブ・アゼリア」

例年地味な印象だった和歌山バスですが、今年は違いましたよ。7月にデビューしたばかりの「サウスウエーブ・アゼリア」はインパクト大! 半個室のプレミアシートを備えた車内も入れ換え制で見学可能でした。
国内の夜行バスでは最高級のグレードと噂される「サウスウエーブ・アゼリア」ですが、和歌山バスのHPにはプレスリリースしか見当たらず。仕方ないので和歌山放送の記事にリンクを貼っておきます。 >>>こちら

以上が高速バスの面々ですが、時節柄高速路線バスの安全性をPRする掲示類が目立ったように感じます。

これにて一般、高速双方の紹介を終りますが、4社局が以下の理由により抜けております、ご了承下さい。 ①人だかりが凄く撮影できず=阪急バス、②毎年同じ展示で意欲沸かず=神戸市バス、神戸交通振興、③ぼーっとしていて忘れた=京都バス。

RIMG0286 (500x333).jpg
▲盲導犬のデモンストレーションも

インストラクターの方の話で印象に残ったところを・・・・
「混んでもいない車内で視覚障害者の方が立っているのを見かけませんか? なぜなら空席がどこか分からないからです」。私もハッとしました。そういうシーンを見かけたら声を掛けて誘導してあげて下さい、とのことでした。

RIMG0305 (500x333).jpg
▲にぎわうグッズコーナー

例年野外で実施されるステージショー、グッズ販売も今回は国際会館のイベントホールで。ご覧のとおりのにぎわいです。展示コーナーは無人でも、ここには多くのスタッフを貼り付けている事業者もあり販売に熱を帯びておりました。
ステージショーには京都市の門川市長も登壇したとか。バスまつりも出世したもんですなあ。

と、今年も賑々しく開催されたバスまつりですが、気になることが一つ。それはスルッとKANSAIの中核事業者である近鉄の不参加であります。会場でも様々な憶測が乱れ飛んでおりました。気に食わないから不参加、なんてどこぞの国のような理由でないことを祈ります。

ということで帰路も結局地下を30分通って帰宅したのでありました。京都市交通局、なかなかやりますわ。


nice!(16)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

スルッとKANSAIバスまつり2012 一般路線車編 [バスの旅]

普通のバスから渋~いバスまで

長らくお待たせいたしました。それでは2012年スルッとKANSAIバスまつり本編の始まり、始まり・・・というわけで鮮度も落ちた頃にようやく記事アップであります。今年はバッテリーが途中でダウンした昨年と違い、ほぼ全社局にわたり撮影しましたので「一般路線車」と「高速路線車」に分けてご紹介いたしましょう。

RIMG0304 (250x167).jpgRIMG0303 (250x167).jpg
▲今年も賑わう会場

毎年、9月20日の「バスの日」に近い休日に開催されるバスまつり、今年は23日(日)となりました。会場は公営交通100周年を迎えた京都市の京都国際会館駐車場とイベントホールが用意されました。地下鉄烏丸線国際会館駅の真上とバスまつりには珍しく駅近会場です。

RIMG0271 (500x333).jpg
▲竹田駅から地下鉄に乗って・・・・

ということでアクセスは京阪→近鉄→地下鉄という無難な選択。しかし、竹田ー国際会館というと烏丸線の全線に乗ることになり、トンネル区間の約30分は電車好きの私にも苦痛でありました。

それでは、参加各社局のバスをご紹介いたしましょう。

◆京都市バス

RIMG0274 (500x333).jpg
▲公営交通100周年記念カラー

今年のホスト京都市バスからは梅津営業所所属の100周年記念車。他に色違いの車両が九条、烏丸、錦林、西賀茂の各営業所に配属されているそうです。立っているのは太秦萌。交通局の若手プロジェクトチームが生み出した手作りのキャラだとか。

RIMG0302 (300x200).jpg
▲車体にも太秦萌

どことなく手作り感漂うペインティングです。なんとなくエロッぽいタッチの太秦萌でした。(←見る人の品性によります)

◆江若交通

RIMG0276 (500x333).jpg
▲自転車ラック付きバスでカムバック

ダイジェストでお伝えしたとおり自転車ラック付きバスで地元開催の2007年以来の返り咲き。独特のカラーリングが印象的ですな。
同社HPによると、このバスは日吉台線に投入され、自転車積載料金は無料だとか。ナンバープレートは運転席下(自転車の前輪後方)に取り付けられております。

◆奈良交通

RIMG0278 (500x333).jpg
▲毎度人気の新宮特急バス

奈良交通は日本最長の一般路線バスとして知られる新宮特急バスで参戦。昨年は台風12号による水害の影響で運休中とあってか貸切車での参加でした。

RIMG0279 (300x200).jpg
▲ニューデザイン?

4年前に私も乗ってみましたが、その時と較べるとサボのデザインが変わっていました。4年前の様子は>>>コチラ

◆伊丹市バス

RIMG0285 (500x333).jpg
▲意表を衝くエントリー

な~んじゃ、前後扉の旧式車か、と通り過ぎてしまいましたが、後で画像をよく眺めると前扉横には「貸切」の文字が!希少な路線・貸切兼用車だったようです。車内も見ておけばよかった・・・・。

◆大阪市バス

RIMG0287 (500x333).jpg
▲NHKとのタイアップ

大阪市バスはラッピング車で。10月から放送の朝ドラ「純と愛」をPRするデザインを纏っておりました。大阪のホテルを舞台にしたこのドラマ、元ホテル屋の私としては見ないわけにはいきません。前作「カーネーション」同様好評であれば良いですね。

◆京阪京都交通

RIMG0288 (500x333).jpg
▲貴重な新車で登場

親会社である京阪バスと見まがうデザインの京阪京都交通。「国道線」乗車記でご紹介したとおり京阪バスの中古が目立ちますが、新車の投入もあるようです。

◆高槻市バス

RIMG0290 (500x333).jpg
▲ゆるキャラも登場

各地からゆるキャラも出張して来るバスまつり。コイツは高槻市の「はにたん」。歴史の街をアピールして子供たちの人気も集めていましたが、残念ながら高槻市交通部は職員の不祥事が後を絶ちません。

◆京阪宇治バス

RIMG0291 (500x333) (2).jpg
▲なんと旧塗装車でエントリー

旧塗装車で臨んだ京阪宇治バスには驚かされました。掲示されているプロフィール表によると走行距離100万キロ超のベテランだとか。メーカーも今は亡き日産ディーゼル(現UDトラックス)。ボディはこちらもバス事業から撤退した富士重工という組み合わせ。なにやらアニメキャラらしきものが。

◆尼崎市バス

RIMG0295 (500x333).jpg
▲LED表示にご注目!

尼崎市バスはバスまつりの隠れた名物イベントLED祭りを今回も挙行。LED表示器を駆使し、アイデアたっぷりの表示を見せてくれます。今年も五山の送り火をイラストで表示するなど驚きの連続。さらには人払いをしてのミニ撮影会も。私も何コマか撮りましたが、判読可能なのはこの「おはようございます!!尼崎市交通局です」のみ・・・・。

◆下津井電鉄

RIMG0296 (500x333).jpg
▲自転車ラック付き「とこはい号」

ダイジェストでもお伝えしたとおり、江若交通とともに自転車ラック付きバスで岡山から参加。ダイジェストに“あおたけさん”からコメントをいただいたとおり江若とはナンバープレートの位置が異なります。各県警のご指導が違うんでしょうかね。
ちなみに「とこはい」とは町興しソングとして誕生した「とこはい下津井節」に由来しているようです。

RIMG0297 (300x200).jpg
▲詳細な説明付き

説明書によると自転車の積み下ろしはセルフサービス。乗務員が扱う江若とは異なります。積載料金も無料キャンペーン中とありますが、期間は既に終了しており、同社HPを見ても要領を得ません。下津井地区循環線で運転中とのこと。

◆南海りんかんバス

RIMG0298 (500x333).jpg
▲懐かしの南海カラー

このデザイン懐かしいです! 南海バスの旧塗装の復刻です。古い車体には重過ぎるカラーでしたが、最近のモデルには意外とフィットしております。

◆水間鉄道

RIMG0299 (500x333).jpg
▲貝塚市コミバス仕様

ピンクの日野ポンチョは貝塚市のコミュニテイーバス「はーもにーばす」。例年数台が参加するポンチョですが、今年はこの1台だけ。そのせいかなかなかの人気者に。

◆神姫バス

RIMG0280 (500x333).jpg
▲今年一番の注目です!!

一般路線車のトリはこの神姫バス。高速車か貸切車のような顔付きですが、後部にもドアを設けた2扉車です! このゲテモノを送り込んで来た神姫バスには頭が下がります。営業所表記は「田」なので三田営業所の所属。バス業界のビッグネームらしく中距離路線を多く持つ神姫バスらしい車両ですね。掲示によると間もなく引退するこの車に対するはなむけの意味もあるんだとか。神姫バス、泣かせるじゃありませんか! 毎年同じ車ばかりの社局にも見習って欲しいところです。

次回は「高速路線車」をご紹介します。お楽しみに!


nice!(15)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

バス祭りのお土産 [バスの旅]

スマホ投稿練習中につき…

初めてスマホから投稿した前回の記事ですが、画像がひどく荒いことに気付きました。原因はというと撮影時の画像サイズが小さいためだったようです。初歩的なミスでお見苦しいものをお目にかけてしまいました。そこで今日はもう一度だけスマホ投稿にお付き合い願います。不手際、わがままの段、重ねてお詫び申し上げます。バス祭り本編はもう少しお時間を下さい!

ということで今回は先日のバス祭りで衝動買いしてしまったグッズをご紹介しましょう!



小物ばかりですが、私にしては珍しくごちゃごちゃと買い込んでおります。
久しぶりのバスコレクションは京都バス。イベント限定品に釣られての購入。その他は主にカンバッジです。



これも京都バス。このシックな色合いが気に入っております。会場となった国際会館前と難読のカタビラノツジをチョイス。



神姫バスです。渋~い実車の展示に敬意を表して。



奈良交通。最長路線バス新宮特急バスの終点ですな。4年前にお世話になりました。



最後は遠方から参戦、しずてつジャストライン。スルッとKANSAI最東端の事業者であります。

以上、練習投稿にお付き合いいただきありがとうございました。画質も多少は向上したと思っておりますが…。


★現在、一部のブログに対するコメントが反映されない状態が続いております。ご了承下さい。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。